悪魔のミカタ666 5 うえお久光

やっぱり、うえお久光よいですね。
第一シリーズが終わって666シリーズが出るまではずいぶん待ち遠しい思いをしましたが、このぐらいの執筆ペースで書いてもらえると非常に嬉しいです。4ヶ月に1冊ぐらいのペースでしょうか。前の上下巻が出たのが9月と10月でその前は7月と2月ですから。

今回はどうも次の巻の伏線かなぁという感じです。あんまり話が見えないんですが、それでもおもしろいですね。著者はいい伏線をはりますね。この5巻になっていきなり、登場人物が全員めがねをかけています。理由の説明もなく!それ自体が異常事態が起こっていることの証拠なんですが、登場人物が何の疑問を抱かず進行し、どーいう展開になるのか非常に楽しみです。

大分登場人物が多いので、今まで目立たなかった人物にスポットライトが当たっても、唐突な感じがしないのがいいですね。「ああそういやこいついたなぁ、ちょい役かと思ってたら大役じゃんか!」と。

さて、やはりおもしろい悪魔のミカタシリーズですが、次の巻はさすがにもうちょっとかかるのかな。”シフト”の方を書いているとあとがきで述べられていましたからね。

ずいぶん長く続いているシリーズですが、買い続けてよかったなぁと今のところ思えていますよ。