ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-03-22

[][]猫の手超人王、激闘! ソード・ワールドRPGリプレイ集xS 清松みゆき

[rakuten:book:12846125:image]

4月からはソードワールド2.0が発売されますので、基本的にはソードワールド最後のリプレイとなるそうです。しんみりしてしまいますね。今はあんまりSWで遊んでないとはいえ、僕のTRPGライフはソードワールドで花開きましたから。

ただし注意して欲しいのですが、このリプレイの内容は僕がやっていたソードワールドとはずいぶん違ったものです。このxSではVEコンバットというスクエア戦闘のルールが用いられていますが、僕はこのルールで遊んだことはないのですw。特にこの最終巻ではそのVEコンバットでの大規模な戦闘が売りとなっていますので、SW者としてこのリプレイを楽しめたのかというと少々疑問が残ります。

まぁVEコンバットでも、ドクターモリブのいやらしい”はめ”はたしかにSWっぽかったですw。これはあんまり褒められたところではないのですが、SWはルール解釈が曖昧なところがあってマンチキン的な戦術が存在するんですよね。SW者はライトやダークネスの取り扱いで揉めた経験があることでしょうw。SWではそういった工夫をすると苦戦しそうな相手でもけっこう一方的な展開になるのが、楽しいところです(こういうマンチキンな解決法を推奨する考えは間違ってるかもしれないけど、SWって他のシステムと比べた場合単にHPの削りあいの戦闘をするのが楽しいゲームではないと思う)。

そして清松みゆきが執筆する本リプレイはやっぱり”古き良きTRPG”を匂わせるところが個人的には好きですね。ギルドの陰謀に巻き込まれて各組織の思惑を読んだり…。最近あんまりそういう種類のセッションはしてないですね。というのもこういうセッションではその世界の常識に詳しくなくてはならないのでめんどくさいし、そういう面子を集めるのがさらに大変だからなわけです。今こういうセッションをしようとは思わないのですが、この雰囲気は懐かしくて好ましかったです。

さて、それはいいんですけど、本作のシナリオが参考になるかというとあまりなりませんw。特にいかんのはリドルを使ったセッションは最悪でばっちり失敗していますw。まったくもってわかりにくいリドルですよ。問題が難しいこともあるし、リプレイでの記述も足りないと思います。まぁ泣く泣く記述を削ったのかもしれませんけど。

また、どういう読者を想定しているのか知りませんが、ダイス目がレアなことを分散のσを使って説明するのもふつーわかりませんよw。困ったものです。ちょっと僕が補いますと今回30D6を振って平均より3シグマ下ぐらいの値がでるのですが、その値以下になる確率は0.15%程度で1000回に一回ぐらいの確率でしかありえないのです。

このようにプレゼンテーションとして、あまり行き届いたシナリオではないのですが、やはり最後の戦闘はかなり派手ですし、SWの最後のリプレイとしての華はあると思います。そもそも、清松氏のスタイルはシナリオに山ほど記述するタイプではないそうですが、山ほど書き込まれたシナリオが見たいならシナリオ集を読めばいいのです。あまりシナリオを書きこまないときに”何を気にするのか”がこのシリーズで十分伝わってきました。最後の巻がことさらその目的に叶ったものではありませんが、このシリーズは価値のある情報を発信したと評価して良いのではないかと思います。お疲れ様!

関連記事

ソードワールドリプレイxS 猫の手冒険隊シリーズ 清松みゆき, グループSNE - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む

ggincgginc 2008/03/23 13:48 やばい、清松さんの数学グセが見れるのか!(笑)
ちょっと読みたくなりました。一時期はSNE公式サイトでΣを連発していたこともあったしなあ……。

acceleratoraccelerator 2008/03/23 15:38 その説明の部分は短いのですが、いきなりそんなことを書かれても…と驚きました。せめて確率で言ってくれればまだわかるんですけどねぇ。
ちなみにリドルも多分どこかの数学パズルからとってきたものだと思いますが正直難しいですよ。答えを見てもまだ意味が分からなかったくらいですw(いろいろ失敗しているのですw)。あんまり薦めはしないのですけすけど、立ち読みぐらいはしてみてもいいかも。153ページとか113ページとかです。

そういえば清松氏のページのレーティング表関連の記述は面白かったですね。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証