On the Run (Shadowrun 4th) Robyn King-Nitschke

On the Run (Shadowrun)

On the Run (Shadowrun)

シャドウラン4thのシナリオの作り方があまりにわからないので買ってみました。PDF販売しているので、クレジットカードさえあれば、数分で手に入ります。これは初心者用のシナリオなのですが1シナリオなのに58ページもありますwすごく親切に書かれたシナリオですよ。

このまえ自作シナリオで遊んだですが、レッグワーク(情報収集)の部分がだいぶぐたぐだになってしまいました。原因としては、GMもどう遊んでいいのかわからなかったことが大きいです。シナリオって最初と最後はけっこう簡単ですよね。特に依頼型のシナリオの場合は。でもその真ん中をどうするのかってけっこう難しくて何度か悩んでます。僕も一応いろんな方法を知ってまして、例えばトーキョーNOVA風のキーワードリンクだとか、ガンドッグ流のTRS(ターゲットレンジシステム)だとか思い浮かびましたが、判定方法が違うのが問題です。NOVAはカードだしTRSはクリティカルの判定とかが特殊ですし素直に輸入はできません。それにシャドウランならシャドウランらしく遊びたいじゃないですか*1

このシナリオは非常に親切に書いてあり、シャドウランの遊び方、シナリオの作り方がようやくわかってきたような気がしました。すこしこのシナリオについてレビューしてみようと思います。さすがに英語で58ページもあるものをすぐには読めませんw概略やTIPSしか読んでない状態でのレビューだということを最初に断っておきます。

親切な構成

このシナリオは1つ1つのシーンについて以下の項目について解説してあります。

Scan This シーンの要約。これを読んでいけばどんなシナリオだか分かる。
Tell It To Them Straight 情景描写。
Hooks PL達の関心を引くためのTIPS。シーンのうまい描写の仕方など
Behind the Scenes 実際にどういう判定をすればいいのか。NPCのとるべき態度とかも詳しく説明してある。
Pushing the Envelope ちょっとシーンが易しすぎた場合などに、PCをちょっと困らせる方法など
Debugging PCの行動がシナリオとずれてしまったときに元に戻す方法
Gamemaster Notes 初心者マスター用のTIPS。シャドウランの遊び方。
References ルルブの参照ページ。

正直、僕はここまで親切なシナリオ見たことないですよ。素晴らしいですね。

そんで学んだこと

では、いわゆるミドルフェイズの作り方について学んだことをまとめてみます。

①次のシーンにいくための情報を用意しそれはPC達(全員)が実際に足を運んでいろいろ判定させないと手に入らないようにする

一番大事な次のシーンに行くための情報は次で解説するようなマトリックスやコンタクトを使った方法では手に入らないようにします。

シャドウランでは情報を隠している人から情報を引き出すのでもけっこう一冒険となります。説得でうまく吐けばいいですが、そうでなければハッキングや拉致をする方法もあるでしょう。ルールに則って処理できるはずです。

武装をもって検問を潜り抜けるとかそういうのも一冒険ですね。

②先ほど①で設定したことを達成するための情報を設定する

このとき考える点は3点あります。

  1. 誰からだと手に入りやすそうな情報か?
  2. コンタクトを使ったときの難易度。簡単なものは1難しいものは3ぐらいに設定します。必ず手に入れないといけないと情報はそんなに難しくしないほうがよさそうです。難易度1は常識的な情報。難易度2は表向きな情報。難易度3は裏側の顔。難易度4は本名など本人が隠してそうな情報まで。こんな設定にするとよさそうです。
  3. マトリックスをつかったときの難易度。さっき決めたやつの3倍から4倍にするとよさそう。たとえ4倍にしても継続テストなのでけっこう簡単に突破される。突破されること自体はそう悪いことではなく、むしろあまり停滞させてはいけないのだが、一応失敗する可能性も残すため振っているサイコロの数だけのターンをリミットにそれ以上かかったら失敗とさせるのが良いらしいです。

まとめ

シャドウラン4thの初心者用シナリオをPDFで購入しました。英語なので読むのが面倒ですがかなり親切な出来でシャドウランの遊び方がよく分かったと思います。特に中盤のシーンの作り方についてまとめてみました。

追記

英語を読んでられないという方は、2版用だがこちらの本も参考になる。ただし、中盤の展開の仕方はだいぶ違うので、そのあたりの参考にはならない。

もちろんリプレイもそれなりに参考になるのだけど、この本はよく分かる本のかわりを目指して作られていて、PL視点。GMサイドから情報を整理してくれないとシナリオ作成という意味では使いにくい。

*1:http://www.venus.dti.ne.jp/jmuto/sr-old/j_vs_e.html←ちょっと過激な言い方ですけど、言わんとしていることは共感できます。まぁ今となっては日本語版について - Janusfaced's Hideoutのような態度のほうが良さそうですけど。