不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界西尾維新 TAGRO - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む

まぁ正直つまらん作品でしたね。串中弔士が歳をとったあとのエピソードなんですけど、ここがおもしろい！っていうのを指摘できません。

作者は串中弔士を”自分では何もせず、探偵を自分どおりに動かすことで事件を解決するメタ探偵”として描きたいんだと思うのですが、こういう”へへ〜俺はなんでもわかってるんだぜー”っていうキャラは具体的に描けば描くほど成立しなくなってしまうような。

やりたいことは分かったんですけど、トリック的なものはあまりにミエミエで興ざめでしたし、描ききれてない感が漂いますね。