Hatena::ブログ(Diary)

アセトアミノフェンの気ままな日常

2015-09-29

El Capitan がもうすぐ

TeX Live に多大な影響を及ぼすことが問題になっている OS X 10.11 El Capitan がいよいよ今週リリースとなる。TeX Wiki にも詳しく載っている(というかさっき目立つところに出したばかり)が、フォント周りと texbin のリンクが鬼門。というわけで、これから Wiki の改訂が必要になる。簡単にここにもまとめておこう:

  • El Capitan では sudo でも /usr に書き込めなくなったので、MacTeX-2014 以前・BasicTeX-2014 以前の /usr/texbin 以下で作成されていたシンボリックリンク類は強制的に El Capitan アップデート中に /Previous System/usr/texbin に移動されてしまうそうだ。ということは、該当するユーザ(かつそのままの TeX 環境を使い続けたいユーザ)は MacTeX-2015 および BasicTeX-2015 以降を見習って、改めて /Library/TeX/texbin などの書き込み可能な場所にシンボリックリンクを貼り直さなければならない
  • ヒラギノフォントや游フォントが一部 otf から ttc へと変更された。これらの ttc の実体は、よく見かける TrueType Collection ではなく、OpenType Collection (otc) というべきものである。さらに、游フォントは ROS (Registry/Ordering/Supplement) が Adobe-Identity-0 に変更されてしまっている。そのため、ヒラギノフォントを pTeX / upTeX で使うには、シンボリックリンクを適切に貼り直せば問題ない。しかし、LuaTeX-ja では LuaTeX のシステムフォント読み込みを担う luaotfload などのユーティリティの対応を待たなければならず、もう少し時間がかかりそうである*1

ヤバいのは当然ながら後者。前者はシンボリックリンクの張り替えで済む程度の問題だ*2が、和文フォントの型式変更は相当深刻で、TeX 関連プログラムからの日本語 PDF 出力が何もしないとほぼ全て封じられてしまう。これは相当大変な予感。
追記 (2015-10-01):初日の状況について

*1:なお、XeTeX / LuaTeX は fontspec を使ってフォントを読み込むのだが、XeTeX のほうはこの otc を正常に読み込めるという報告がある。実際に試してみると、確かに Source Han Code JP の ttc は実際に otc になっていて、これを XeLaTeX で使うと正常にフォントを埋め込むことができ、LuaLaTeX で使うと sfnt: table not found… というエラーが出る。

*2:全世界の MacTeX/BasicTeX ユーザに加え、関心のあるHomebrew ユーザも話題にするので大きく見えるが…

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