スプラトゥーン2 振り返り。

250時間以上プレイした「スプラトゥーン2」を棄てたので一応振り返りをしておきます。


7月に購入、スプラトゥーンどころかTPSも初めてで、8月以降にガチマッチを始めてS帯を目標に取り組んでいたものの、結局ポケモンの新作が発売される11月までにA+から抜け出すことなく終わってしまいました。目標を達成できなかったことは残念であり非常に悔しいのですが、非常にストレスの溜まりやすいゲームであるため、他の生活に実害が出る前に棄てることにしました。


ストレスの溜まりやすい要因はルールの特性にあります。いくつか勝利条件の異なるルールはあるものの、基本は「同じウデマエのプレイヤーの中から8人がマッチング、4人のチームに振り分けて対戦する」というものです。即ち、勝つためには見知らぬプレイヤーと協力して戦う必要があり、コミュニケーションが取れずチーム連携が難しく、上手くいかないところにストレスが発生します。


自分が不向きと感じたのは大きく2点。
1つは、「連携が必要な勝負事の経験がなかったこと」です。これまで取り組んだ主な勝負事はポケモン対戦ですが。これは言うまでもなく個人戦です。団体戦(チーム間での個人勝利数を競う)大会もあったりしますが、基本的には個人のパフォーマンスを最適化すれば良いだけです。スプラトゥーンにもキル数という個人のパフォーマンスを表す指標はありますが、よほどキルを奪えない限りはそのパフォーマンスが勝利に直結するわけではありません。
そして、もう1つは「意図を理解できないものが苦手」。例えば、私は動物と触れ合うのが好きではないです。傍から眺めてる分には悪くないのですが、極端な話だとペットに物を壊されたとしてなぜ壊したのかを理解できないため、そういう理不尽を避けるためにペットは飼いたくないと考えています。スプラトゥーンをプレイするのは人間ですが、協力が必要なチーム戦の割にはコミュニケーションを図って解決策を考えることができないため、実質ペットとの触れ合いと似たような状況です。


とはいえ、チーム戦なのに連携できないのがこのゲームの性質であるなら、自分一人でどうにかすればいいだけの話です。なので、勝てない根本の問題はそれができる能力がない自分自身にあると言えます。その能力を身に着けられるほどの時間を割きたくないというのは身勝手なわがままでしかありません。
「勝てない悔しさは勝つことでしか解消されない」と思い続けていましたが、生活に支障が出そうだったのでプレイできなくするために棄てることを選びました。挫折した事実を背負って暮らしていくのも嫌なので、いつかリベンジしたいという思いもあります。
得られたものは「TPSの多少の経験」「自分の能力が上がってウデマエを上げていく喜び」の2つ。特に、後者はポケモンでレーティングバトルをやってももはや味わえない感覚だったので、初心のような気持ちを味わえたのは良かったです。


以下はプレイ期間の振り返りです。


○ナワバリ(発売〜8月中旬)
【期間】
発売〜8月中旬ごろ
【使用武器】
スプラシューターコラボ (勝利数:99 塗った面積:15万)
【雑感】
最初に選んだ武器はスプラシューターコラボ。そもそも最初に武器の選択肢があったか覚えていないのですが、なんとなくこれが初心者用のオールラウンド武器だろうと思ってしばらく使っていました。
とりあえず、誰でも潜れるレギュラーマッチで場数を踏むところからスタート。スプラトゥーンが武器で打ち合って相手を倒すゲームだとはこれまで知りませんでした。。
初心者ということもあり打ち合いには全く勝てなかったものの、更地をきれいに塗っていくところが楽しく、負けてもポイントがもらえてランクが上がることもあって、勝敗を気にせず初心者同士で仲良く遊んでました。


○ガチマッチ:C帯→B帯(8月下旬〜9月上旬)
【期間】
8月下旬〜9月上旬
【使用武器】
ヒッセン (勝利数:273 塗った面積:37万)
【雑感】
一緒にレギュラーマッチを楽しんでいたつくもさんがキル数を稼ぐようになっていて、自分もキルを稼ぎたいと思ったことから武器を変更。横への範囲が広ければ細かいエイム能力が必要ないのではと思ったことからヒッセンを選択しました。当時ヒッセンが最強とも言われていたことも理由にはありましたが、クイックボムの使い方を分かってなかったので、最強たる使い方はできていません()
また、つくもさんが「ガチマッチ潜ったら鍛えられる」と言っていたので、自分もガチマッチを始めることに。ウデマエの飛び級もあってB帯まではサクサク上がりましたが、B帯からは上がれず苦戦していました。


○ガチマッチ:B帯→A帯(9月中旬〜10月上旬)
【期間】
9月中旬〜10月上旬
【使用武器】
プロモデラーRG (勝利数:307 塗った面積:60万)
【雑感】
エイム能力不足をヒッセンで誤魔化してきましたが、アップデートでヒッセンが弱体化。ウデマエが伸び悩んでいたこともあり、ちゃんとエイムが必要な武器の中を選び練習するところから始めました。
最初に選んだのはスパッタリー。理由は同じく2から始めた知人がスパッタリーを使い続けて既にS帯まで上っていて、色々教わることができそうだと思ったこと。使って感触は悪くなかったものの、なんとなく上手い人が使う武器だと感じたので見送りました。
そして、手にしたのがプロモデラーRG。いわゆる「金モデ」と呼ばれる武器で、Googleで検索するまで何のことか全く分かりませんでした() 金モデが強いと話題になっており、伸び悩みに対して「どのルールでも塗りが大事」であることを教わったので、この武器に決定しました。
戦い方としてはスプリンクラーと合わせて塗りで足場を固めつつ、素早くスペシャルを貯めてイカスフィアで相手に嫌がらせをする…というのをひたすら繰り返す。これをやっているだけで、あっという間にA帯に上がることができました。気になった点は、不利状況でホコやヤグラを止める手段が薄いところでしょうか。
また、「ギアはポケモンで言う努力値」というのだけ知っていましたが、最適化はしなかったものの「シナリオで貯めた努力値」から「ガブリアスにはタウリンを使っておく」くらいには少しまともなものを選びました。


○ガチマッチ:A帯→A帯(10月中旬〜11月中旬)
【期間】
10月中旬〜11月中旬
【使用武器】
N-ZAP85 (勝利数:510 塗った面積:87万)
【雑感】
アップデートでプロモデラーRGとイカスフィアが弱体化。再び武器を持ち替えることになります(アップデートで絶対的な性能がコロコロ変わるところもあまり好きじゃなかった)。
試したのはスプラシューター・96ガロン・N-ZAPの3種。前2つはキル性能が高いものの、プロモデラーのように塗りで有利を取って戦うことしかできなかったので、N-ZAPを手にすることにしました。
それまでがプロモデラーだったので、キル数は明らかに増えました。ボムを投げれるようになったおかげで相手の牽制もできるようになったのは大きいです。ただ、N-ZAPの良さはおそらく攻守ともに万能なところであり、スペシャルのインクアーマーも含めて味方に期待しないで勝ちたいなら不向きな武器だとは感じました。しかし、「ポケモンの新作が出るまでにS帯」という時間制約を設けていたので、それこそスプラシューターやガロンの練習をしている時間はありませんでした。
この期間はA-からA+をずっと行き来していただけなのですが、意図の分からない行動に出会うことは結構多かったです。プレイが下手なのは自分もそうなので仕方ないことだと思うのですが、開幕いきなりホコを奪って正面にいる敵にそのまま倒されるような少し頭を使えば悪手と分かるような立ち回りには悩まされました。逆に言うと、そういう人もいる程度のウデマエ帯を抜け出すことができなかった自分が情けないですね。