一人ゴト



そろそろ体を作らなきゃと思うのだが、如何せん太らない。体重は変わらず、体脂肪率は前より上がり12%〜となってしまった。少しづつ運動しているけれど、もっと毎日色々やろうと思う。そして、食う。もっと食う。いつもよりもっともっと食おうと思う。


明日BOSEのヘッドホン見てくる、二万のポータブル用のより四万のノイズキャンセリングのやつが欲しいんだが如何せん金なくて前者にしてしまいそうだ。自分の耳のためにも後者の方がいい気がするんだがねえ。

ダニエル・キイス「タッチ」




1968年に発表された作品だが、最近改訂版が出版されたので購入して読むこととなった。


平和な夫婦がある日突然「放射能」に汚染されてしまう。実質的な被害者はその夫婦ともう一人だけ。見えない「放射能」は人々に恐怖を与え、彼ら夫婦は「怯える人々」によって差別を段々と受けることとなる。同時に妻の妊娠が発覚し、夫は突然考えもできなかった不幸の訪れから人間自身へ疑いを持ちおかしくなってしまう。そんな重いお話。


心理学者が描く、登場人物の苦悩はあまりにも明確に伝わってきて心が痛い。猛烈に心が痛くなるのだ。夫ダーニーの彫刻はあまりにむリアルに描かれていて、読んでいるだけで気がおかしくなりそうだ。それでも、最後の妻カレンが一生懸命作り出した'彫刻’によってのバーニーの’目覚め’とでも言うべきシーンに感動を覚えた。また彼にやられてしまった。

Mew「Frengers」




2003年にデンマークから表れた超新生Mewのデビューアルバム。とげとげしくこれまでかと突き刺さる生生しいドラム音に、激しく切り刻むギター音、スマパンを彷彿とさせるメロディ、そこにボーカルであるヨーナスの甲高い声が絶妙にフィット。シューゲイザー系の影響も感じられる。


①「Am I Wry? No」はメロディー展開、音、リズム隊すべて申し分ない超名曲。これだけでも聞く価値は絶対ある。④「Symmerty」のようなバラード調もよく聞かせてくれる素晴らしい曲だ。⑥「Her Voice Is Beyoned Her Years」は少しマイブラっぽい。⑨「She Spider」もサビとの強弱をつけることでハンパなくかっこいいアクセントを生み出し、後半部へとつなげる壮大な名曲だ。すべてもちろん聞いてほしいのだが、なにより①・⑨は彼らの才能が最大限に発揮された曲だ。


美しい世界を生み出した彼ら。とても新人とは思えない、ものすごく名盤。ただ、音圧が高めなので(普通の人は「さらに美を際立たせている」と思うのだが、)自分のように少し耳が弱い人は、耳が少し痛くなるので長時間聞けないことが悩みな困った名盤だ。今売ってるのかは知らないけど、DVD付き初回版を買った自分は勝ち組。