XAMPPとeclipseでローカルにPHP開発環境を構築する

この年末を利用してPHPに着手したいのと、wordpressの勉強をしたいのでローカルにPHPの開発環境を構築しました。
PHPは以前仕事でちょっとだけ触って本を一冊読んだ位。wordpressは中身がPHPMySQLって程度の知識です)
PHPの実行環境にはApacheMySQLをお手軽にインストールできるXAMPPを、開発環境は鉄板のeclipseにしました。

ちなみにローカルの環境はこんな感じです。

eclipseのインストール

■ダウンロード
公式のeclipseをインストールしてもいいのですが、なるべくなら楽をしたいので日本語化済み&各種プラグイン入りのPleiades - Eclipseを入れることにします。
Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン はてなブックマーク - Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン
アクセスしたら[Eclipse 3.6.1 Helios Pleiades All in One]ボタンを押します。
各種ディストリビューションのリンクが表示されるので、一番右のPHPのDownloadボタンを押します。
JREあり/なしはお好みで。
JREありだとパッケージにXAMPPが含まれているのでXAMPPを別途ダウンロードする手間が省けますが、自分は何となく開発環境と実行環境を別にしたかったのでJREなしにしました。


■解凍
ダウンロードしたZIPを解凍します。
[.metadata.default]と[eclipse]という二つのフォルダができますので、それをまとめて[C:\development]に移動します。
場所は別にCドライブ直下でも良いのですが、開発環境をまとめておきたいので専用のフォルダを作りました。
なおWindows Vista以降はUACのせいで[Program Files]下のファイルは更新できない*1ので、[Program Files]の下には置けません。

XAMPPのインストール

■ダウンロード
まずはここからXAMPPのWindows版をダウンロードします。上でJREありPleiadesをダウンロードした場合はこの作業は不要です。
apache friends - xampp for windows はてなブックマーク - apache friends - xampp for windows
フルバージョンとアップグレードパッケージがありますので、フルバージョンにします。
Lite版もありますが、メモリとかはあまり気にしないのでノーマルを。
またインストーラにする必要は特にないのでZIPにしました。


2010/12/29現在のXAMPPの最新バージョンは1.7.3です。
Latest Updateが2009/12/23のため、各パッケージのバージョンは一年ほど古いです。
例えば主なアプリケーションは

ですが、最新のバージョンは

となっています。
ですが、学習用なら気にするほどではないでしょう。
また更新が無いということは安定しているともいえます。


■解凍
ダウンロードしたZIPを解凍します。
[xampp]というフォルダができますので、それを[C:\development]に移動します。


■セットアップ
コピーしたら[C:\development\xampp]の中にある[setup_xampp.bat]を実行します。
コマンドプロンプトが開いてセットアップが行われます。
途中色々英語で訊かれますが、とりあえず全部デフォルトのままにしておいて問題ないでしょう。
完了したら[x]で終了します。


■起動
デスクトップに作成されたアイコンか[xampp-control.exe]を実行するとxamppのコントローラが起動します。
Startボタンを押すとそれぞれのサービスが起動しますので、まずはApacheを起動させます。
Runningが表示されれば起動完了です。
Windowsの警告が表示されるかもしれませんが、ローカルにアクセスする分には問題ないのでそのままOKを押します。
Apacheが起動したらコントローラは閉じてしまってかまいません。コントローラを閉じてもApacheは終了しません。


■確認
ブラウザを開いてhttp://localhost/に接続します。
http://localhost/xampp/にリダイレクトされ、XAMPPの画面が表示されればOKです。

おめでとうございます:
システム上にXAMPPが正しくインストールされました!

PHPを作ってみる

eclipseを実行
eclipseフォルダの[eclipse.exe]を実行します。
スプラッシュ画面の次にワークスペースを聞かれるので[C:\development\xampp\htdocs]を選択します。
このhtdocsフォルダがxamppのホームディレクトリです。
例えば[htdocs\test]ならhttp://localhost/test/でアクセスできるようになります。


■プロジェクトを作る
起動したらメニューバーからファイル→新規→PHPプロジェクトを選択、プロジェクト名[phpinfo]とします。
他はとりあえずそのままで完了ボタンを押します。


PHPファイルを作る
プロジェクトが作成されたら左上のエクスプローラビューのphpinfoで右クリック、新規→PHPファイルを選択、ファイル名[index.php]として完了ボタンを押します。
index.phpファイルが作られるので、開いたら以下のコードを書いてファイルを保存します。

<?php
phpinfo();


■動作を確認
ブラウザを開いてhttp://localhost/phpinfo/に接続します。
phpinfo();によって、PHPの情報が表示されます。

これで完了。

*1:正確には別の場所に勝手にコピーされる。どっちにしろ極めて不便。