『熱風』の特集

『ゴシックの本質』校正作業(事実上訳稿の大幅改稿)は8割がた出来た。最近になくOEDを引きまくる(この段階でやることではないのだが)。解説文にまだ着手できていない。


 『熱風』(スタジオジブリ発行の月刊誌)最新号を読む(日本の雑誌で唯一定期購読しているもの)。
特集「スタジオジブリ原発ぬきの電気で映画をつくりたい」特別座談会(宮崎駿河野太郎・大西健丞・鈴木敏夫川上量生)。
表紙の右下にキャプションで「6月11日、宮崎監督は東小金井で小さなデモをした。」とある。
特集のタイトルはジブリの社屋に掲げられた横断幕の文言で、このいきさつについて座談会の冒頭に説明されている。

ちょっと引用させていただくと……

河野 そもそもはどういう経緯であの横断幕を掲げることになったんですか?
宮崎 6月11日にデモがあって、あの字を書いたスタッフが自分の住んでいる町の小さなデモに参加して、そのまま自分で作ったプラカード持って出社してきたんです。それでせっかくだから、そのプラカードを持って近所を一緒に歩こうと。
河野 歩いたんですか。
宮崎 ええ、犬を連れてきた奴がいたから4人と犬1匹でこの周辺を歩きました(表紙の写真参照)。目撃者がわずか6人という情けなさで(笑)。それをずっと続けようかという話もあったんだけど、横断幕を掲げる話を鈴木さんに話して、(スタジオジブリの)星野社長のオーケーがとれればいいということで。そしたらすぐにオーケーが出ましたから。そこから文面を決めて、その日のうちに完成しました。