2010-08-12
失踪宣告
行方不明になった人に対して、家族が失踪宣告の請求をしなければならないという決まりはないようだ。これは家族はいつまでも生きていると信じる権利があるという考え方ではないか。
ある意味、殺人事件の時効がなくなったこととも関連しているように思える。家族は永遠に生存を信じて愛し続けることが出来るし、家族を殺した相手に対しては永遠に憎み続ける権利があるということだ。
こういう情念を重視するのが日本の社会だと想う。行方不明になってから何年、何百年経とうとも家族の気持ちとしては生存を信じたい、その気持ちを大切にするのが日本社会なのだ。死亡したという明確な証拠がなく、家族が生存を信じているのに記録の上で死亡を記載することは、日本的な社会風土にそぐわない。
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