過去の成功談や武勇伝をいつまでも自慢する人

・唐突に思い出したのだけど、次のような事を星新一氏か施川ユウキ氏のどちらかが言っていた。



おとぎ話の 「こうして王子様とお姫様は末永く幸せに暮らしました」 という結末は常々胡散臭いと思っていたが、

ある時 「あの2人は何万人に一人だろうというドラマティックな冒険の末にハッピーエンドを迎えているのだから、

その劇的な体験が心の支えにあれば、老化も倦怠期も変わり映えしない生活も乗り越えていけるのだ」 と気付いた。


先日その話を唐突に思い出して唐突に思ったのだけれども、

「過去の成功談や武勇伝をいつまでも自慢する人」 というのは、

この 「末永く幸せに暮らしました」 の状態にあるのではないだろうか。

昔の成功を語りたがる人と言うのは、「いつまでも過去の話にこだわっていてうざいなあ」 と思われるのだろうけれども、

当の本人にとっては、その成功が何よりも素晴らしい体験にして人生のピークだったのだろうから、

そりゃあどれだけ過去の話であろうとも、過去の成功にこだわるのも当然だよな。

そしておとぎ話の王子様達も、「いつまでも過去の話にこだわっていてうざいなあ」 と思われているのかもしれないけれど。

ていうか王子様なら将来は治安を維持したり外交したり国を統治したりしなきゃならないし、一層そう思われがちだろうな。


まあ他人にどんな成功談や武勇伝があるにしても、うざくなければ何でも良いのだが。前段落超スルーだけどもさ。

ちなみに俺の周りには、幸いにしてその手の人はいないようです。