・武蔵野電鉄作戦における、整備班がメインの話が久しぶりに来た。
最近 『COPPELION』 を読み始めた人には 「このマンガってバトルマンガじゃなかったの?」 と思った人もいるのかも。
そんな訳で、今週の 『COPPELION』 の感想。
これを書いている10月12日現在放送済みの、井上智徳先生が出演した 『マンガノゲンバ』 の話は後で書きます。
【遥人、走る】 のサブタイトル通り、今週は整備班と黒澤遥人が主役の回。
小津姉妹は勿論のこと、他の陽動班メンバーさえほとんど出番無し。
陽動班が三鷹駅に到着したその頃、
約1ヶ月半ぶりの登場となった整備班は、東小金井駅で "死の風" を突っ切るための電車改造を どうにか完了させていた。
……って、なんかツノついてるー!?
電車の真正面には、しっかり放射能マークまで描かれているし! 必要性が分からない。おっさんたち何やってんの?
肝心要の、対 "死の風" 仕様に力を注ごうよ。
とにもかくにも、黒べえや源内の趣味も反映されていそうな外観に仕上がって、電車改造パートは終了。
丁度そこへ、三鷹駅から東小金井駅までの約3.3kmを走り抜けた黒澤遥人が到着。
梶井息吹さんの出産の様子を尋ねるも、電車の外から出産の様子は分からない。
そして電車の中では、思いっきり難産で苦しんでいた!
妊婦の梶井息吹さんは当然、ベテラン助産師のあやめ婆さんとの無線だけを頼りに 出産を手伝う野村タエ子も大苦戦だ!
ひょっとしなくても、陽動班 & 整備班の中で一番ハードルの高い作戦じゃないか。
けれどあやめ婆さんとのやり取りで、野村タエ子はどうにか気力を取り戻したよ。
そして電車の外では、改造電車に電気を通そうとしたものの、全く通電する気配が無い!
トラブルを解決すべく変電所へ向かった梶井五次郎さん (第2部34話) も帰ってくる気配が無い。
変電所の様子を見るため走り出したのは、またしても黒澤遥人。
だがここで、梶井五次郎さんが元・電力会社の社員であった事を聞かされてしまう!
電力会社とは、コッペリオンが誕生するきっかけとなった台場原発メルトダウンを起こし、
会社へのダメージを恐れてその情報を明かさず 被害を拡大させた新都電力なのか!?
もしもコッペリオン達にとって復讐する相手がいるとすれば、それは間違いなく新都電力となるだろう!
様々な想いを抱えつつ、黒澤遥人は変電所へと走る。
そして到着した変電所にて、メルトダウンの責任を負う一人であるかもしれない梶井五次郎に対し、
黒澤遥人は手を差し伸べるのであった。
そして次回へ続く。
今回は 『マンガノゲンバ』 で初めて 『COPPELION』 を知った人が読むだろう回、
つまり 『COPPELION』 読者をぐっと増やせそうな回にあたるわけだけど、
特別それらしい見せ場は来なかったのでちょっとびっくり。
後日詳しく書くけど、『マンガノゲンバ』 を視聴した限りでは、
井上先生は自分の描きたい世界観をたんたんと描くタイプのようだし、
「読者を増やすチャンス!」 とか、そういうことは気にせずにマンガを描く漫画家さんなのかもだ。