TVアニメ化決定な、COPPELION感想と単行本8巻の内容

TVアニメ化 ついに決定!!!!!!!!!!

って、エクスクラメーションマーク多すぎだろ、この帯。

そんな訳で 『COPPELION』 最新単行本8巻が発売なんよ。

よってその内容を書き記しておくのよ。


まずは表紙が、成瀬荊! この巻の悲劇を象徴する表紙で来たな。

この第8巻の表紙には、鉄グモ歌音が来てくれないかと期待してたのになあ。

まあ、単行本で追ってる人には表紙でネタバレ全開になっちゃうから、鉄グモ歌音でないのは仕方ないか。


単行本の収録内容は、第2部の47話 【散り行く者たち】 から、56話 【激闘! 高円寺】 まで。

武蔵野電鉄が発車した話から、成瀬荊が最後のバズーカ砲を撃った話までだね。

第2部の盛り上がりが最高潮に達したり、その逆に盛り下がりまくったりする巻だ。


そして気になる描きおろしは、今回も無い。表紙イラストだけ。


ヤングマガジン掲載分からの変更点は、深作葵のセリフが1つ変わっただけ。それもどうでもいい箇所で。

絵の修正とかは全く無いみたいだよ。

あと、連載中間違ってた話数が修正されたりしたくらい。ヤンマガ連載分と 基本おんなじ。


続くコミックス第9巻は、2011年1月発売予定とのこと。

第2部の完結編までが収録されるのは、この 『COPPELION』 第9巻になるとのこと。第3部まで入るのかは知らない。


読み返してみると、8巻収録分はやっぱ面白いな。

小津歌音と小津詩音が敵役のコッペリオンとして最高に活躍してくれるし、鴎外官房長官の暗躍は始まるし。

きみきみ第2部までの 『COPPELION』 はまだ普通に面白いので単行本を揃えるべし。

第3部は……ほら、まだ盛り上げる仕込みをしている段階? みたいな?


・まあそれはさておき、

今週の 『COPPELION』 、「PHASE.21 【Dr.コッペリウスの謎】」 の感想。



そんな訳でテレビアニメ化なんですよ、と。

「詳細は追ってヤングマガジン誌上でお伝えします!」 とのこと。

やったね井上智徳先生! 読者が増えるよ!

っていうかtwitterの井上智徳先生のアカウントを確認したら、

コッペリオンをアニメ化してほしい。講談社も乗り気。でもスポンサーが見付からない」 みたいなツイートが消えとる。

まあそれよりこのカラーページは 『COPPELION』 単行本10巻表紙とかに流用されるんだろうな。


本編感想。

前回、司馬博士の呼び掛けのおかげでシェルター109の生存者が救助を受け入れてくれたけど、

救助に来るはずの三島教頭たち第三師団が逮捕されてしまったよ。という話。

第2部ラストの救助ヘリ強行出動の件による逮捕だと。いやー、長かった。

作中では強行出動から逮捕まで1,2日しか経っていないけど、

リアルタイムの読者時間では 半年近く三島教頭たちはお咎め無しに行動してたから、

「やっとか!」 って思いが強い。


"鴎外官房長官の陰謀による逮捕" みたいな展開だけど、解決されるべき要素に答えが出たことには安堵。

つか 鴎外官房長官は、もう完全に夏目総理を籠絡しよった模様。現時点では完全にラスボスだな。


そして語られるドクターコッペリウスのこれまでの経歴。

京都科学大学再生医科学研究所の元所長にして、ES細胞プロジェクトやゲノム解析で世界的評価を受ける人物だった。

けれども一方、クローン医術の革新性ゆえに、人権団体から非難轟々。学会からも追放されて破産寸前に陥ったのだと。

そんなコッペリウス博士が表舞台に舞い戻れたきっかけが、例のお台場原子力発電所メルトダウン

放射線の中でも活動できる人形部隊 "コッペリオン" の開発を契機に、日本政府に取り入ったのだとさ。

やっぱお台場メルトダウンこそが、『COPPELION』 という物語の全ての始まりなんだねえ。


ちなみにドクターコッペリウスの名前は、なんと偽名。そして本名も国籍も未だ不明。なんだそりゃ!

この世界にはマスコミとか諜報機関とか存在しないのかもしれない……と思ったけれど、

"後々調べてみたら、経歴は全部真っ赤なウソでした" というのを三島教頭が省略しちゃっただけだろう。と思いたい。

そしてこんな有名人について何一つ知らなかった井伏中尉もどうかしてると思う。


そして鴎外官房長官より告げられる、第三師団の解散命令。

これを無線を通じて聞いていた生存者が 全員帰っていく様子がすごい。ほんとに情け容赦ないな!

今回の1ページ目との落差が激しすぎる。

そんな訳で、成瀬荊たちが最大のピンチに陥ったところで次号へ続く。

前回の話とかが微妙な出来だったのは、

TVアニメ化発表となる今回に、この急展開のエピソードをぶつけるべく話数調整がなされたからだと思いたい。