なんの建物でしょう?
わかります?
実は、熊本市民病院の完成予想イラストです。
ヘリポートもあります。
市民病院は、市民の身近な病院にとどまらず、NICUやガン拠点病院、エボラ出血熱などの感染症の指定病院として、専門的な役割をになっています。
市議会では、市民病院の耐震性に問題ありと判断され、2014年に設計を終え、現地で建て替え着工の予定でした。
ところが昨年、新しい大西市長がお金がかかるなどの理由で建設の延期を表明。年末には建て替えの白紙撤回を表明する始末。
その理由は、莫大な税金を投入する大型マイス施設の建設を優先するため、と見られています。
そして今回の地震です。
被災者を受け入れるべき病院が、逆に患者さんを外に出してしまう始末です。ドクターほか医療スタッフは、さぞ悔しかったでしょう。
もっと早く建て替えが済んでいれば、患者さんを受け入れ、大きな役割を果たしたでしょうに。
政治の責任が問われます。
しかし、地元紙もテレビもこんな経過の報道がなく、検証もありません。
そして大西市長は突然、市民病院の移転を表明しました。市民にも議会にも諮らず。
場所も東町で自衛隊の真横です。市長はインターに近く、自衛隊と協力できる事を理由にあげています。
しかし、よーく市民や議会に相談するべきです。
現在の市民病院は、駐車場問題はありましたが、市電を利用できました。大きな病院のバランス上も現在の場所がいいと思います。自衛隊には弾薬庫があり、ちょっと心配な面もあります。(共産党市議団の市議会だより)