addsomemusic2010-08-16



 リトル・フィートのドラマーであるリッチー・ヘイワードが8月12日に亡くなられたそうです。享年64歳。まだまだ若いですよね。ご冥福をお祈りいたします。


 私が高校生の時リトル・フィートは私にとって最も大好きなロック・バンドでした。もちろん後追い世代ですけどね。高校生の時にさんざん聴いたせいか、もう刷り込み状態。今でもリトル・フィートを聴くと自然に反応しちゃいますね。もちろん今でも大好きで、米国ロック・バンドの最高峰のひとつだと信じて疑いません。


 ただいまのBGMは1976年にリリースされた『THE LAST RECORD ALBUM』なり。大好きなリトル・フィートですが、よく取り出して聴くのは最初の4枚までかなぁ。この5枚目のアルバムなんですが、久々に聴いてみましたが、やっぱりカッコイイよね。ボーカルにスライドとローウェル・ジョージ色が薄くなっています。曲も共作を含めて半数の4曲しか書いていないですからね。その代りビル・ペインやポール・バレルが前面に出てきていて、これはこれで良いんですよ。いままでのちょっと泥臭いサウンドがやや洗練された感じになってますけどね。でも相変わらずのファンキー・サウンドは健在です。このファンキー・サウンドを支えてるのが強力なリズム・セクションに負うところが大きいのは当然ですよね。ニューオリンズ色を漂わせるリッチー・ヘワードのドラミングはこのアルバムでも最強です。


 『ディキシー・チキン』というあまりにも強力なアルバムがあるせいで、あまり取り上げられることの少ないアルバムですが、曲のレベルも高く、これも名盤と呼べるような内容ですね。「ALL THAT YOU DREAM」「ONE LOVE STAND」とかバレル色が濃くカッコイイです。ローウェルの面目躍如ともいえるスロー・ナンバー「LONG DISTANCE LOVE」は名曲ですね。リトル・フィートの他のアルバム同様、このアルバムも捨て曲ナシ。70年代アメリカン・ロック好きはみんな聴きましょう。


Little Feat 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET

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