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November 26(Fri), 2010

ロンブー田村淳の恋愛偏差値講義@早大がハンパじゃない

ロンドンブーツ1号2号の田村淳が2010年11月15日に、早稲田大学大隈講堂で恋愛講座を行いました。同大学政治部恋愛学教授の森川友義教授と共に、恋愛についての講座を行い、さらに学生との質疑応答が行われました。

私が非常に驚かされたのは、彼の恋愛理論もさることながら、学生との質疑応答場面です。学生からの質問の意図を的確に読み取り、質問に完璧に合致した回答が成されていきます。その過程で、笑いもとり、注意も引き、実例をしっかり挙げる、彼の底力に圧倒されます。恋愛偏差値74は伊達じゃないということが分かります。

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元動画

その実際の映像は、以下のUstreamへのリンクをクリックしてください。恋愛についての話は、48分くらいから始まります。

ライブストリーミング配信、オンラインビデオ、ホスティングサービス | Ustream

今回は、恋愛に関する彼のトークを引用します。


講座 「モテる人とモテないひとは何が違うのか?」

 モテる人とモテない人は、俺は結局行動力なんだなと思います。

 男子がモテるのは、いろんな人に「キャー淳さん好きです」って言われようがラブレターもらおうがプレゼントもらおうが、自分が興味がない人にいくらいわれても、それはモテるって言わない。自分が好きな人に振り向いてもらえるって言うのがモテるってこと。これが男子のモテるってことね。女子は、自分が良いなって思ってる人に好きだって言ってもらえる。

 だから男子と女子ではモテるの考え方が違う。

教授

 男性は意中の人と相思相愛になれる確率が高い人。女性は色々なひとから声をかけてもらって一番良い人を選ぶとか、良いなと思った人から告白してもらうようにさせるってことがモテるってことですね。

 なんでそんな風に違うんでしたっけ?

教授

 恋愛において失う物が多いか少ないかで行動パターンが違ってくるんです。女性の方が恋愛によって失うものが多いから、需要と供給のバランスが崩れているために、男の人は追いかける、女の人は受身になるという風になっているんです。

 そこで、モテる人とモテないひとの違いは何か?

 モテる人って年がら年中、モテることを考えてるんですよね。僕が、自分でいうのもなんなんですけど、(会場の)男子よりモテると思います。すいません。なんでかというと、常に女子を追い求めてるんです。小学校の頃から(会場笑い)。自然とモテたいと思ってる。

 何をしたかって言ったら、小学校の時ってモテるのって頭がいいか足速いかでしょう?目立つから。女子の目を引けて、(そこまで考えてなくても)目立っている人を女子は強そうだって惹かれるでしょ。だから小学校のときにすぐやったのが、毎朝6時に起きてかけっこの練習をしてたの。コレ気持ちわるいでしょ?でも、それは原動力何かって考えたら、モテたいから。

 大人になって分かるけど、朝早く起きたくないのに、暑い日も寒い日も朝六時に起きて「母ちゃんチョット走りに行ってくる」っていって、坂道ダッシュを30本くらいやって、実際足速くなったし、足速くなると女子から言い寄られたり。で、「自分がときめいたあの子も振り向いてくれないかな?」と思って毎朝毎朝一生懸命走った。それがズーット続いてんの。

 中学校はいったら応援団長になったら目立てる。だから、応援団長に自分から立候補したり、そのときそのときのトレンドにあわせて動いてんの


 「今、女子が何を求めてんだ?」


 「今チョット頭いいのがモテてるんだな」とおもったら、風紀委員に立候補して「風紀乱すやついたらゆるさない」みたいに言う。中2、中3くらいになると面白い奴がモテる。クラスで学級会みたいなのがあっても学級員をさしおいて、「僕に進行させてください。学級委員の固い進行より、僕のくだけた進行のほうが良いでしょ」って。そのときからやってた。

教授

 淳さんがどのくらいもてるか、恋愛診断のアプリをやってもらいました。

 恋愛偏差値を App Store で

 僕は偏差値74でした。(会場「すごーい」拍手)偏差値74なら早稲田大学いけるんでしょ?ハーバードもいけるんでしたっけ?恋愛ハーバードにいけるんだぞ!


質疑応答

なにより、この質疑応答が素晴らしかったです。ここまで、きちんと質問と答えがかみ合うというのも珍しいのではないでしょうか?それは単に、字面としてだけではなく、会場が求めている答えを的確に提示してくるのです。


学生 「淳さんがメールを打つときに大切にしてることって何ですか?」

 メールで大事なこと。一番大切にしてるのは、実際の本人とのギャップ。

 すごい俺ってチャラそうな人でしょ?TVで打ってるメールってチャラいメールでしょう?でも、俺のプライベートのメールはほとんど絵文字使わないから。

 それは、自分がすごいチャラく見えてるから。メールまでチャラくしちゃうと、メールは文章だから相手の取り方しだいでいくらも変わっていってしまうじゃない?(面と向かって)言葉で喋るわけじゃないから、だから一番ギャップが大事だと思う。

 チャラいなって人は絵文字を使わない方がいいなって思うし、逆に固そうな人は絵文字をいいかんじに使うと、ギャップにつながって「あれ?この人ドッチが本当の人なんだろ?」ってところでミステリアス感がまして、「もうッ!結局会わないとわかんないじゃない!」って所になる。

 メールで愛を伝えるのは基本的に間違ってる


twitterから質問 「好きな人ができると相手の思うように動いてしまい、いつも都合のいい女になってしまいます。どうしたらいいですか?」

 多いよね、こういう女の子。コレ、結果不安だから相手の思うように動いちゃうんだよね。自分の持ってるスキルでは相手を落とせないから、相手の思うままになっちゃってる。恋愛の立場から言うともものすごく低い立場になっちゃってる。

 ギャップがないですね。自分から好きになっちゃって、自分から相手の色に染まって、相手からしてみれば全く面白みのない人間に自分からなっちゃってて、だから、捨てられちゃうんです。(苦笑)。言葉はきついかもしれないけど実際そうだからね。

 だから女子にはいかに待つ力をもてるか、自分から好きになっちゃってても、自分から動いた段階で女子は負けだと思うんですよ。

 中には、女子力がめちゃくちゃあって自分から異性を落とすことのできる人もいると思いますよ。けれど、基本的には女子は待つ力を身につけて、いつもよりもキラキラ見える格好をしたり、告白してもらえる要素を身につけたほうが幸せになれるかなあと。

 自分から告白する女子がなぜ恋愛的に弱くなってしまうかというと、例えばクラスで人気者の男子がいるでしょ?そうすると人気者だから、皆が注目をする。その中で、みんなが狙ってる人を狙っても、人気者が付き合う相手は一人しかいないわけでしょ?そんな競争率が高いところに行くよりは、自分しか見つけられない男子、例えば、見掛けは悪いけど凄いハートを持っているって見抜く力があれば、競争率が低い男子にアプローチがかけられるわけですよ。

 その男子は告白されることになれてないからチョット餌まけば、ふわふわーって「なんか、あれ?あいつ俺のこと見てる気がする」、「もしかしたら俺のこと好きなのかも?」、「告白してみよう」って動いちゃう。

 でも、人気者にアプローチしちゃうとそんなの慣れた事だから、それくらいで振り向かない。で、結果、人気の高いところにいっちゃうと、「この人に追いつくように、この人好みの女になろう」、「髪短いほうが良いって言ってたな髪きろう」って、どんどんどんどん魅力のない女になっていく。


学生 「ナンパで知り合った人と、違和感なくいい友達になる方法はありますか?」

 えー でも初めてあったものどうしがいきなり友達になる方がもう違和感じゃない?だから、違和感を増す作業をしたほうがいいと思うよ。だって、自然に近づいて、さりげなくご飯・お茶行きませんかっていう方がキモチワルイと思うよ。だから、違和感丸出しにした方がいいと思うよ。

 若い頃良くやってた技術としては、待ち合わせをしてる女の子がいて、歩いててかわいい子に気付いたら、後ろから近づくんです。近づくときに、うしろから靴を脱いどくんです。で、「アレ?って靴ねえやっ」て、「アレー、スイマセン、靴かたっぽなくなっちゃったんですけど」<あ、こちらです>「あ そうです。ありがとうございます!お礼に何かご飯でも?」そっから。

 若いときに良くやってたのは、靴の中敷に連絡先をすでに書いておいて、<ここにありますよ>って女の子が言うじゃない。でも、それでも1回帰宅すんの。「靴が見つかったら連絡ください」って番号渡して、靴の中にも連絡先が書いてあるの家にそんまま帰る。靴は1回捨てるの。そのくらいのリスクをかかえないと。そうすると自然と(電話が)かかってくるの。ていう違和感を増す方がいいかも?


その他

 声のトーンが自信に満ち溢れてる声とおびえてる声の2種類があって、ふわふわふわふわってゆれながら声を出す人って、どうしても不安な感じが伝わって「あれ?なんかおびえてんのかな?」って思われちゃって、女子と話ししてても、おびえ声だと中々相手の胸に突き刺さらない。

 声の出し方ひとつでも変わる。

 彼女ができない人が、彼女のできないグループのところにズットいちゃダメなのよ。

 彼女ができない人は、彼女を作る技術を持っている人のところにいけば、出会いの質がかわって、回数も増えてくる。

まとめと感想

この動画は、時間がけっこう長めなのですが、全く飽きさせません。彼が番組の中で長く司会業をしていたことも影響しているのでしょう。田村淳は賛否両論ある人物だと思います。けれど、(以前、有吉の著書にも感じた、)異常なまでのリアリティが彼にはあるのです。

有吉の最大の武器は、リアリティである - 凹レンズ(旧館)

一般的に、理論を日常に適用しようとするトップダウン的な説明は「お話しとしてはわかるけど、実際はそんなに簡単じゃないよね」と評されたり、日常の出来事を理論として構築しようとするボトムアップ的な説明は「まぁ、そういうこともあるけど、広く一般化はできないよね」と判断されることが多いです。

けれど、田村淳の恋愛理論は、カップラーメン4個分の女性体験(400人斬り以上?)を通して、日常応用テストを完全にクリアして相当な日常サンプルを得た状態からスタートしています。

しかも彼は単なる実践家ではないのです。あまり考えずに上手くいった方法に固執したり、闇雲に一般的なセオリーを実践するだけではない。自分で「こうすればモテるんではないか?」という仮説を立て、それを実験的に実践し、結果をうけて考え方を修正する。この繰り返しを小さい頃からずうっとやってきたんだと思います。

田村淳という人物は、理論と実践の理想的な橋渡しができる人間といえるでしょう。