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凹レンズ(旧館) RSSフィード Twitter

December 06(Mon), 2010

英語の語源を理解するための最初の1冊

英単語を勉強するときに、ただ単に暗記するのではなく、その単語を語源・成り立ちを学ぶことによって理解が深まっていきます。今回は、語源理解について非常に分かりやすく書かれている小池直己の「語源でふやそう英単語」を紹介します。


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私は、岩波ジュニア新書をよく読みます。岩波ジュニア新書は高校生向けに書かれており、大人にとってもあまり詳しくないジャンルを理解するための入門書として非常に優れています。本書は、岩波ジュニア新書から2010年7月に発行されております。



なぜ語源を学ぶのか?

本書のイントロダクションで、語源を学ぶ意味が丁寧に説明されているので引用します。

 英単語を覚えるのは、たいへんですね。1つ1つおぼえるしかないのですが、それだとわからない単語が出てきたら、前後の文章から類推するしかありませんね。単語そのものからも、あるていど意味が類推できれば、より正しい意味に近くなれます。

 語源を使うと、すでに知っている英単語を、きちんと頭の中の引き出しに整理することができます。


英単語の構造

英単語は「語尾などで品詞が変化する」と、なんとなくわかりますが、その点の説明もスマートです。

 introductionという単語はつぎのように構成されています。

intro(接頭辞;中へ) + duct(語根;導く) + ion(接尾辞;名詞を作る語尾)

(中略)このように


英単語 = 接頭辞 + 語根 + 接尾辞


という構造が成り立っているのです。つまり英単語は語根を中心にして、接頭辞が単語の意味の方向付けをする役割をはたし、接尾辞が品詞決定の役割をはたしているのです。


「言われてみれば、なるほどそういうことだったのか!」という内容ですが、子どもに説明するように丁寧に書かれているのが嬉しいところです。


英単語の多くがギリシャ語ラテン語を語源としているので、それらが良く出てきます。本エントリーでは、ウィキペディアで簡単に調べた引用を載せておきます。


ギリシア語 - Wikipedia

ギリシア共和国キプロス共和国イスタンブルのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。


ラテン語 - Wikipedia

ローマ帝国公用語として広く普及し、帝国滅亡後も西ヨーロッパを中心に広く使われた。現在、日常で使われることはほとんどなくなっているが、今なお専門用語・学術用語・祭祀宗教用語の分野では用いられ続けている。


まとめ

このように語根を中心として、心理・感情・思考、自然科学、社会などなど幅広いジャンルの多くの単語についての語源がまとめられています。価格も840円と、リーズナブルなのでぜひ手にとって読んでみてください。以下のブログのエントリーをあわせて読まれることをオススメします。


*本エントリーは、以前書いたエントリーに加筆修正を加えたものです。

Photo:http://www.flickr.com/photos/tgkw/3307852402/