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2013-10-29

「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!」 感想日記

「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!」を見てきました。

すごい映画だったのでまだ気持ちが新鮮なウチに簡単に感想を書いておきます。

タイトルを聞いて映画を見る前の印象が、ウエディングドレスへのあこがれ…みたいな、もっとふわふわしてキラキラした感じだったんですが、実際見たら重くって、苦しくって、見てて辛くなりました。


命が失われることを、ふとした瞬間に、なにもカタルシスもなしに描いてくるなんて…これ、人生の経験値に応じてダメージが多く加算される映画だなって思います。

具体的に描かれていたのは飼っていたペットとの突然の別れ、そして最近怪我が多くなっている祖母、そのくらいなんですけど、ペットを亡くした事がある人には本当に辛い表現ですし、マナたちが実際に生きている時間軸では祖母は居なくなっている関係上、否が応でも祖母との別れも想像させます。


こういうテーマを扱っている関係上、これまでのプリキュアと違うっていうか…

基本的にプリキュア映画はタメと開放っていうか、重いプレッシャーがのしかかってきてそれを一気に押し返すっていう姿に清々しさを得られるんだけど、今回はそういうのはなく、じわっじわって締め付けてくる責めをなんとか持ちこたえる…みたいな、せめぎあいの映画って感じがしました。

スカッとするカタルシスを得られるような映画じゃないなって思います。


基本的にマナって未来を見ている子で、どんな困難も、いつかできる、きっと達成できるって思って前進する子だと思うんですね。


そして、そんなマナが唯一(かどうかは分からないけど)弱いのはきっともう取り戻せない、将来頑張れば取り戻せるものではない、失われた命なんじゃないかって思います。

祖母や愛犬と過ごした楽しい日々を見せられて、そしてそれが失われるビジョンを見せられたら「こんなのってずるいよ」って言いたくもなります。


そんなマナが抜け出すキッカケはなんだったのか。

それが未来につなぐ希望のドレスであり、マナが使っていたハートのおまじないであり、モチのロンでもあるんじゃないかって思いました。

※TVシリーズ7話で、ベール相手に「モチのロン!」って言い放ったマナでしたが、あれって元々はいすずお祖母ちゃんの口癖だったんですね。


一緒に過ごした相手から受け継いだ形見や仕草、言葉や記憶、そういったものがあれば、例え身体は失われても、心はずっと一緒にいられる。

「もう居ないんだな」じゃなくて「ここに居たんだな」って思えるのだと思います。


映像的には死んだ後も妖精となってずっと見守っているという描かれ方をしてましたが、これは象徴的なものでしょうね。


なお、今回、プリキュアの敵として立ちふさがるのが、捨てられ忘れ去られたモノたちの集うオモイデの国の住民たち。

人に長く使われたモノには命が宿るってやつですね。そして命が宿るが故に、捨てられ、忘れ去られては恨みを持つモノもあります。このテーマだとおもちゃの国を思い出します。


そしてこのテーマって難しいテーマだと思うんですよね。おもちゃの国のラストも、フリマで別の女の子に譲られるって解決策も一時しのぎでしかないですし、どこを救いにするか悩むところです。

いすずお祖母ちゃんは受け継がれていく限りずっと一緒に居られるって事がわかってますし、マシュマロも大好きなマナの気持ちが届いて救われましたけども、持ち主不在のオモイデの国の住民たちは救われる先がなさそうです。


その辺りについて明確なアンサーがなく、少々モヤっとしましたが、そもそも黒幕のクラリネット氏の出処も、人を恨む理由も何も描かれてない時点で、そこはあまり深く考えない方がいいのかもしれません。


さて、細かい部分で映画で楽しかった点をちょこちょこ書き記して置きます。

もっといっぱいあるのですが、


・結婚観についての話し合い

 序盤のガールズトーク、ここが良かったですねぇ

 ドキドキチームは力関係が本当にいい感じで、最初は恋愛とか気にしてなかったのが、ありすのお見合い話を聞いて焦りだしたり、ニヤニヤしながら見ちゃってました。

 また、ちょっと戻りますけど、少なからず気がありそうな二階堂くんの手をとってハートのおまじないをしちゃったり、マナの無意識のたらしっぷりが出てましたね。彼、しばらく手を洗えなかったりしたんじゃなかろうか?w


・カーアクション

 ピンクのリムジンを駆って、マシューが操るカメラを破壊したり、煙幕を撒いたり、セバスチャンの派手な活躍や、高速道路で浮遊物を華麗にかわすDBさんのテクニックなど、ヘタするとプリキュアの闘いより見応えあったかもしれません。


・妖精大活躍

 DBさんの(たぶん四葉製の)ムササビスーツみたいなヤツで空を飛んだり、マリオネットをけちらして「これくらいはね!」って言い放ったり、妖精形態に変わって縄脱けしたり、大活躍でしたね。また、DBさんの胸元に入るときのシャルルがちょっと照れくさそうに「お邪魔しますシャル」って言ってたのがかわいかったです。

そしてシャルルといえば、クジラに潜り込んでからマナのフィルムを探すときの真剣な声!オモイデの中に囚われたマナを説得する言葉!「亡くなった人の分まで一生懸命に生きようと思わないシャルかー!!」、マナの為に全力なんですよ。

普段からシャルルはいい子だなぁって思ってましたけど、映画でもいい子具合が存分に発揮されててよかったです。


・ありすの子供時代

 楽しいオモイデに閉じ込めてるとおもったのですが、ありすはあのクマのぬいぐるみが友達代わりの様で寂しく思いました。クマってことでランスの身代わりなのかもしれませんが、あれなら簡単に抜け出せるんじゃ?

マナみたいに記憶がないから無理なんかな?うーん…


あぐりの呼びかけ

 ミラクルライトのシーン、あぐりが映画を見ている観客に向かって話しかけているのが新鮮でした。これなら「どのシーンでライト振ればいいかわからない!」ってなりませんね。役どころ的にあぐり以外には出来ない役だなって思います。


他にもポリゴンモデルでのバトルシーンが長かったなとか、序盤の夢の中の結婚式と、本当の結婚式では六花たちの髪型が違う(つまり妄想ではなく本当の結婚式)ってととか、岡田どこいきやがった!とか、いろいろ書きたいことありますけど、取り留めがなくなるのでこのへんにしておきます。

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