Patterns and Practices Summit 2011 に登壇させて頂きます

Microsoft Patterns & Practices Summit 2011

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windowsazure/hh492115

日時:2011 年 10 月 18 日 (火) 13:30〜
場所:日本マイクロソフト株式会社品川本社 セミナールーム C + D

Patterns and Practices Summit 2011 は、現在 US の P&P チームに在籍している成本さんの来日に合わせて開催される、アーキテクト向けのイベントです。

  • 「PaaS を活用した SaaS 構築のためのアーキテクチャ設計のあり方〜単純な載せ替えを越えて」
    • 私は日本マイクロソフトの野村さんと一緒にセッションを行わせて頂きます。
    • このセッションでは、PaaS としての Windows Azure のメリット、Windows Azure 上で SaaS としてサービスを公開するために考慮すべきアーキテクチャ上のポイントを中心にデモを交えてお話する予定です。また現在、ISV の方と Azure上でサービスを公開する際のアーキテクチャ上の考慮点などをディスカッションする、CSV(Cloud Service Vendor)カウンシルを支援させて頂いていますので、こちらのご紹介もさせて頂く予定です。


Windows Azureクラウドアーキテクチャについてご興味のある方はぜひご参加ください。

上海雑感

久しぶりのBlog更新です。(^_^;)

現在、上海で仕事をしています。去年(2009年)の10月19日に上海のオフショアセンターに来て、もうすぐ3ヶ月になります。その間ビザの関係で、何回か短期間日本に帰国しましたが、合計すると70日間ぐらい上海に滞在しています。その中で感じたことをいくつか脈絡なく書いてみたいと思います。

並ばない人たち

上海というか中国の人は基本的に並ぶのが嫌いです。どうしても仕方ないときは並びますが、基本は割り込んでも先に行ったもの勝ちが行動原則のようです。従って、真面目に並んでいると横入りや割り込みされることがよくあります。店側もあまり注意などしません。これはマナーが悪いというより文化の違いで、割り込まれるほうが間抜けな訳で、頭の良い人間は常に人を出し抜くたくましさを持っているという考えが基本にあるようです。でもユニクロ(上海にも何店舗もあります)なんかでこれをやられると正直頭にきます。(笑)例外的に南京西路や豫園の人気の小龍包の店では、皆行儀よく並んで買っています。すごく人気がある店では並ぶのも仕方ないという割り切りもあるようですね。

国家Proxy

良く知られていると思いますが、中国では国がアクセス可能なインターネットのサイトを厳しく規制しています。例えば TwitterFacebookなどのSNS系はアクセスすることはできません。またYouTubeなどの動画系もだめな場合が多いようです。URLを短縮するサービス(http://bit.lyなど)も駄目ですね。また、Blog系も結構制限されているため中国のソフトウェアエンジニアにとっては、かなり致命的に感じます。入ってくる情報量がかなり制限されるため、欧米や日本に比べてタイムリーな情報を得ることが難しい状況です。それでも中国のエンジニアもあの手、この手で国家Proxyの網の目をかいくぐって情報を取得したり、発信したりしようとはしています。今はイタチごっこのようになっていますけど。

上海の物価

上海の物価は高騰を続けています。特に住宅の価格は異常です。上海の地価は毎月値上がりを続けていて完全にバブル状態です。地価の最も高いエリアのひとつである浦東地区は1m23万元(約40万円)を超えていて、あるマンションは1部屋700万元(約9,500万円)で販売されています。東京都内の中心部と変わらない価格ですが、上海の平均年収が4万元であることを考えると異常と言わざるを得ません。普通に考えると誰も買えないと思いますが、ニューリッチ層と呼ばれるごく一部のすごいお金持ちと、親がお金を出せる家庭は購入しているようです。また投機目的の売買も多く、まさにバブルです。かつて日本が経験したバブルがまさに今現実に行われているのを実感します。住宅といえば、中国では男性は結婚するためには家と車を持っている必要があるという文化があります。このため上海では家を買えない独身男性が多く、独身男性の年齢も上がっていると聞きました。IT業界は比較的賃金は高いほうですが、それでも上海で住宅を購入するのは並大抵ではないようです。

まだまだ書きたいことはたくさんありますが、今回はここまでにしておきます。
ではまた。

Bar VSUG Vol.2 「64 ビット開発についていろいろ語ってみよう」

VSUG主催のオフライン イベント、Bar VSUGの第二弾です!

★Bar VSUG とは?
ここは仕事帰りにふらりと立ち寄ることができる、Visual Studio を中心とした憩いの場。毎回マスターをお迎えし、不定期に開催いたします。リラックスして、飲みながらマスターを囲んで談義しましょう。ぜひお気軽にご参加ください!飲み物は、 各自持ち込み。お好きな飲み物をお持ちください。アルコール可!会費 の1,000 円は、集金完了後、ピザをオーダーします

★今回のマスターは「こだかかおる」さん!
Microsoft Most Valuable Professional Visual Developer - Visual C# .NETによるアプリケーション開発を中心に、IT全般について何でもやるソフトウェアエンジニア。更新をさぼりがちなWebサイトはこちら(http://www.antoine.st/)。

★こだかマスターから一言!
Exchange Server 2007、Windows Server 2008 R2 は 64 ビット版のみのリリースなど、そろそろ 64 ビット版での開発も盛り上がりつつあります。とはいえ、まだまだノウハウなどが少ないのも事実。その辺、みなさんはどうしてるのかとか、こんなところで悩んでるとか、これから始めようと思ってるんだけどとか、そんな話ができればいいなぁと思ってます。

開催概要
日時 2009年09月29日
受付開始 18:30 開店 19:00
開催場所 翔泳社1階会議室
(新宿区舟町5)

詳しい内容と申し込みは以下から。
http://kokucheese.com/event/index/466/

XP祭り2009無事終了

今回のテーマは、「XP10周年 ソフトウェア開発から日本が変わる」ということで10年という区切りに、改めてアジャイルの歩みについてふりかえることが出来たと思う。
参加して頂いた皆さん、講演をして頂いたスピーカーの方々、そしてスタッフの皆さん、ありがとうございます。

  • 小井土さんのXP入門はXP祭りではもはや殿堂入りですね。
  • くっしーの講演は熱い思いを淡々と述べていたのが印象的でした。
  • 鷲崎さんのPLoP入門のススメを聞いて、パターンワーキンググループでの活動を思い出しました。
  • 野口さんの講演では、ペアで編集ワークショップが良かったです。
  • 牛尾さんの講演とても楽しめました。野口さんの演技も素晴らしかった。
  • すくすくスクラムの川口さんのAgile 2009 Conference参加報告は素晴らしかった。LTでもセンスが光ってましたね。
  • 倉貫代表の講演は、この10年をふりかえった、とても印象的な講演でした。2001年からのXP祭りもすべて思い出し感慨深かったです。
  • LTは皆さん相変わらず素晴らしいです。「鉄人28号と私」はしゃれなので怒らないでください。w


そして倉貫さん、長い間XPJUG代表ご苦労様でした。今まで本当にありがとうございます。

第24回 XPユーザー会

久しぶりに参加することができた。とても楽しかった。

■内容
(1)講演『アジャイルな見積りと計画づくり』
陽の巻, 安井力さん<http://yattom.jp/>
陰の巻, 角谷信太郎さん<http://kakutani.com/>

(2)プランニングポーカー体験ワークショップ


やっとむさんの講演では、「計画は宝の地図」というテーマで、経験を重ねながら計画が常に改善されていくというとても示唆に富む話だった。

かくたにさんの講演では、アジャイルな見積と計画の根底に流れる「フィードバックは学び」であり、人が中心というメッセージが印象的だった。またアジャイルは程度(degree)を表すという話で懇親会で盛り上がった。

後半は参加者が5〜6名のチームに分かれてプランニング ポーカーを行った。チーム内で個々に予想する数を出し合い、最小値と最大値を出した者がその理由を説明し、チームで合意していくというゲーム。繰り返すことで徐々にチームに知識が広まり、要件を明確化していく過程が面白かった。


今回もとても楽しく学ぶことができ、また懇親会も大いに盛り上がった。papanda、XPJUG スタッフの皆さん、お疲れ様でした。どうもありがとう!


id:beakmarkさんがお二人の講演をニコ動にアップしてくれました。
アジャイルな見積りと計画づくり 陽の巻-安井力
アジャイルな見積りと計画づくり 陽の巻-角谷信太郎

プロとしてのOracleアーキテクチャ入門 Oracle現場主義

実は私が仕事でOracleを使っていたのはOracle 9i ぐらいまでで、それからはSQL Server中心でOracleからは遠ざかっていた。そんな私にとってこの本は、自分の知識が今でもどの程度使えるのか、またそれ以降に追加された機能がどのようなものかを知る上でとても良い本だった。

  • SECTION I Oracleアーキテクチャ概要
    • SECTION 1では、Oracleアーキテクチャ概要を図解と実証で丁寧に説明しており、自分の理解を確認する上でとても役に立つ。CHAPTERごとにうまく整理されていて読みやすい。
      • CHAPTER 01 データベースとインスタンス
      • CHAPTER 02 クライアント アプリケーションとサーバ プロセス
      • CHAPTER 03 データファイルと関連する構成要素
      • CHAPTER 04 REDOログファイルとREDOデータ
      • CHAPTER 05 サーバーパラメータファイルと制御ファイル
      • CHAPTER 06 Oracleのメモリ管理
      • CHAPTER 07 その他の構成要素
  • SECTION II スキーマオブジェクトとデータの格納方式
    • Oracleのユーザ、ロールや権限の考え方、テーブルやデータ型、インデックスについて分かりやすく解説されている。データベースを使った開発を行うエンジニアにとって必須の知識。
      • CHAPTER 08 ユーザーと権限
      • CHAPTER 09 テーブルとデータ型
      • CHAPTER 10 索引の仕組み
      • CHAPTER 11 その他のオブジェクト
      • CHAPTER 12 オブジェクトの格納方式と記憶域
  • SECTION III SQL処理の仕組み
    • このセクションでは基本的な読み取りと更新の仕組みを解説しており、次のセクションのトランザクション処理へと繋がっていく。この2つのセクションも開発者にとっては必須の知識。
      • CHAPTER 13 問い合わせ処理の仕組み
      • CHAPTER 14 更新処理の仕組み
  • SECTION V 起動・停止とリカバリの仕組み
    • 管理運用系のセクション。どのように動作しているのかを理解することも開発者にとっては重要。
  • SECTION VI Oracle Net Servicesとクライアント/サーバー
    • データベースへの接続を中心に解説。紙面の都合上基本的な解説に留まっているが、概要は十分に理解できる。
      • CHAPTER 20 基本的な接続形態とNet Servicesの構成
      • CHAPTER 21 動的サービス登録/共有サーバー構成/データベースリンク


この本を読んでOracleアーキテクチャは基本的には変わらないことを確認できた。これだけの内容を一冊に纏めるのは大変な労力だったと思うが、それだけの価値がある本でOracleを利用してソフトウェア開発を行っているエンジニアには、ぜひともお勧めしたい。

著者の渡部さんによると続編も執筆中ということなので、そちらも期待したい。


プロとしてのOracleアーキテクチャ入門 Oracle現場主義

プロとしてのOracleアーキテクチャ入門 Oracle現場主義