「神の雫」作者のワイン日記

2005-08-28

アンリ・ルブルソーを利く 00:23 アンリ・ルブルソーを利くを含むブックマーク


先週飲んだこのワインについて、描くのを忘れていました。

このドメーヌ、日本では、あまりメジャーではありません。

検索かけても、売っているショップは、2、3件のようです。


このドメーヌを知ったのは、かなり以前になりますが、

とあるワイン・ジャーナリストの著作。

「誠実なワイン造りをするジュヴレイ・シャンベルタン村の

小さいドメーヌ」といった感じで詳しく紹介されていました。

でも、そもそも生産量が少ない上に、地元フランスでほとんどが

消費されてしまうとかで、日本ではあまり売られていないようです。

亜樹の好きなドメーヌのひとつ、ジャッキー・トルッショ・マルタンと同様に。


そうそう、ネット上で見つけたのですが、福岡のとある

マニアックなワインショップでは、このジャーナリスト

の著作に紹介されているワインをけっこう

扱っていましたね。しかしウエブから直接には買えない

(ファクスや電話でなら買えます)ので、あまり気楽にはオーダーできなかったんです。

これまで味わったのは、唯一、シャンベルタンのみ。ビンテージは失念しました。

そんななか、ある日ふと立ち寄った自宅近くのワインショップ「E」で

たまたま見つけたのがこれです。

アンリ・ルブルソー「マジ・シャンベルタン」97年。


97年ブルゴーニュは、あまり出来がよくないと言う

人もいますが、亜樹はわりと好きなんです。もちろん、99年のような

理想的な年ではないとはおもいます。でも98年などよりしっかりした骨格の

ワインができているような気がします。みなさん、どうですか?


さて、セラーから立てておいたワインを出してきました。

いささか高めの温度で保存していたんで、熟成がいい感じで進んでいる

ような気がしますが、どうかな……?



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うーん、いいですねえ。グラスに揺らめくワインの色合いは透明な

ルビーです。香りは、いささか控えめですが気品がある。

木苺のなかにハーブの香り(セージでしょうか?)、苔むした森、そして茸もあるようです。

ただし華やかさ、ハデさは、あまりない。印象は地味で化粧っけのない

ワインですが、顔だちはすっきりと美しく、しっかりとした骨格

もっています。


このドメーヌ、おそらくは本格的な「昔造り」のブルゴーニュ・ワインを

つくっているんですね。小さい農家だとは知っていましたが、そこに

大地があり、人間がいて、ごつごつとした手でひとつひとつの葡萄を剪定

している光景が見えてくるようです。

“昔はこうだったのさ。みんなこうやってワインを造っていたんだ”

──そんな生産者の独り言が聞こえてきそうなワイン。



ああ、いいブルゴーニュを飲んだなぁ。

なにやらほっとするひとときでした。

神の雫(2) (モーニングKC (1435))

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