「神の雫」作者のワイン日記

2006-04-17

久しぶりというにはあまりにも……。 00:03 久しぶりというにはあまりにも……。を含むブックマーク

ほとんど閉鎖状態に追い込まれていた当ブログ、ほとんどもはや訪れる人も

いないって感じになりつつあるかもしれませんねー。

毎日、日替わりメニューが出されるのが当たり前の食堂で、ここは

へたすると月替わりになっちゃってますから、そりゃ無理もない話で……。

どうも、最近コマゴマと忙しく、なかなかじっくりとコレを書けない

んですねぇ。

正月には週一回更新宣言をしましたが、それもどーも難しい……。

ま、いちばんの原因は、亜樹が生来の「ナマケ者」であるという

ことがおっきいんでありんすが……。

今後も気まぐれに更新するようなブログになりそうですが、

気が向いたらのぞいていってくださいね。ハハハ……。



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ところで、先週は、ちょっとすごいワインをのみましたよ。

聞いてびっくり……なななんと、ドメーヌ・ジャック・プリュール

クロ・ドゥ・ヴージョ2002年です!!

もう、世界中をさがしても1本もないであろうこのワイン、

世界的権威を誇るワイン情報誌「ワインアドヴォケイト」

153号が96〜99点というほとんど満点に近い

高得点を与えた「夢のワイン」なんです。

どうしてこんなすげえワインを、まだとんでもなく若い時期に

開けてしまったのか……答は「魔が差した」。

神楽坂にある、『神の雫』にいつも協力してもらっている

美味な飯とワインの店「ポワソン」でちょいと打ち合わせ、

ということになり、「さあて、じゃあなにを持ち込もうかなぁ」

とワイン蔵の棚をじいーっとみつめているうちに、

なんか、このワインのエチケット(ラベル)が目に飛び込んできた

んですね。ワインに呼ばれた、という感じでしょうか。

気がついたら、ケータリング・バッグのなかにこのワインを

押し込んでいました……。

f:id:agitadashi:20060412215400j:image

まあ、しいていいわけをするなら、「96〜99」の開きって

いったいなんなのよ、とも思ったわけです。1点なら

まだわかりますが、経年変化によって3ポイントも伸びる

……それ、ふしぎなことですよね。また、そういう飛躍が先読みできる

ワインって、いったいどんな味わいなんでしょうか。

このクロブジョのなかに、どれほど凄い可能性が秘められて

いるんでしょうか。

ま、それを知る意味でも開けてみたくなっちゃったわけですね。

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最高評価を受けたクロブジョ、

まず、グラスにそそがれた最初の一口を飲んでみます。

が、「こりゃ〜硬い!」思わず叫んでしまいました。

ポワソンのイケメンオーナー・Tさんはまよわず、

「うーん。デキャンタですね、これは」

たしかに固く閉じたつぼみのようで、開くのをまっていたら、

マジで夜明けになりそうです

Tさんは、ワインのテイスティングにおいては相当な御方なので、

亜樹も素直にそのお言葉に従うことにしました。

そして、ソムリエ氏が蝋燭を灯しつつ丁寧にデキャンタージュをしてくれました。

f:id:agitadashi:20060412200723j:image

さて、デキャンタ後しばしまって、さっそく飲んでみます。

おー、なんていう濃い味!

いっしょに飲んでいた編集者T氏は「まるでボルドーの濃いやつ

みたいっすね」とのたまう。

たしかに……。

濃い紫色で光を透さない液体は、黒く芳醇な土の香り、

ダークチェリー、赤身の上等なもったりとした肉、薔薇

そしてナツメグなど複数の香辛料の味わいが溶け込んでいて

なんともいえず複雑な味わい。その複雑さは、時間を経るごとに

増していき、抜栓+デキャンタ後2時間で、大輪の真紅の薔薇

ように見事に花開きました。そうか、この蕾が花開くような

美しい変化が、3点のポイントアップなのだな〜、なるほどなるほど。


いやー、まさに2時間経過後のこのワインの見事さは

ハンパじゃないもんがありました。

じつは亜樹、これをもう1本隠し持っていますので、あと10年

したら、満を持して飲んでみることにします。

きっと今回よりも見事な「大輪の薔薇」が見られることでしょう。


神の雫(6) (モーニングKC (1510))

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