財政が不健全な地方自治体

aglassofwater2006-07-29

自治体財政の健全度の実態を計る物差しとなる経常収支比率。
固定費を歳入で割ったものに100を掛けたもので、
これが100を越えると破綻の危険性が高いそうだ。
この図は25日ごろのクローズアップ現代で使われてたマップ。
赤い点は経常収支比率が100を超えている市町村の位置を示している。


ぱっと見た感じ、意外と北海道に危険な自治体が少ないみたい。
あと、中部以東も少ないね。
よく見てみると、東北6県のうち、3県も危険な自治体が無い。
また、山陰の島根、鳥取にも無い。
山陰や東北には豊かだという印象は無いですが、
その分、無駄遣いもしてないということなのでしょう。
堅実な暮らしをしているということか。
赤い点が多いほうに目を移すと、
すでに財政再建団体となっている、
赤池町がある福岡県あたりは密集している。
加えて大阪とか奈良あたりも密集ぶりも目を引きます。


夕張とか赤池とかは炭坑が廃鉱になって、
新しい産業を起こすことが出来ず、
構造の変化に対応できなかったっぽいって言うのはわかる。
しかし、大阪とか奈良あたりの理由ってなんだろう?
大阪では工場の海外移転法人税が1/3になったって言うところがあったけど、
炭坑みたいに税収が0になったわけじゃないからやりようがあっただろうに。
大阪とか奈良あたりって、工場の移転以外になにか大きな変化があったのだろうか?