2章 長子の重圧《4人の手記》

■「お姉ちゃんは何でも押しつける」という言葉が、頭の中でぐるぐる回った【マキ子】
■就職の面接で洗いざらい話して、私は「長男」の仮面をはずした【克一】
■親代わりで守ってやるはずの姉弟から勘当された【ユキオ】
■妻の手記:「原家族」での長男役割から抜けられない夫【M・O】

3章 パワーゲーム《5人の手記》

■「お姉ちゃんには似合わない。私のほうが似合う」妹は母の口写しで言った【万里】
■僕は弟の存在自体に怖れを抱いていた【S・I】
■長姉は「問題児」、次姉は「忘れられた子」、末っ子の私は「なだめ役」だった【直美】
■姉と同等になりたいと限界までやっていた自分が、母の一言で壊れた【尚子】
■ハコちゃんと妹のお話【N・Y】

6章 一人っ子《3人の手記》

■いったん戻ったら、二度とあの家から出られないと思った【匿名】
■妻と実家の密着ぶりに、疎外感を感じている私【J・S】
■育ててくれた祖父母が亡くなり、私は両親の調整役になったけれど……【匿名】

7章 依存症の回復とともに《5人の手記》

■かけつけた弟は、開口一番「アンタ」と言った【けいすけ】
■四人姉妹の大部屋、ついに獲得した個室だったけど【FUMIE】
■肉親ゆえの尻ぬぐい 今、私が変わらなければ【美恵子】
■「あんたは死んだ父ちゃんそっくりだ」姉はそう言って心配していた【T・Y】
■別扱いで育てられたわたしには、縁の薄いきょうだいであったが……【祐三】