どこぞの文士のように



また雪だ

どうも工房へ下りる勇気が出ない
寒さは苦手だ

今朝もちょっと表に出ただけで具合が悪くなり猫のように炬燵にまるまった

わが懶惰を嗤ひたまへ

だが、今日は「お昼は自分で作る!」と宣言したのでちょっとだけものぐさから抜け出さねば

こうやってぼんやりと過ごしているうちに何かいい考えが浮かぶかといえば、そんなうまい話はないわけで
いい考えというものはせっせと仕事をしているときにしか浮かばせないように神様が操作しているらしい


○○○○○○○○○○○○


平凡の奥へもぐり込みたい
つねづねそう念じている

どうも私は意匠というモノが苦手だ
そういう才がない
だからある種の八つ当たりなのだが意匠をこらした器はいいなあとは思うが、手に取る気になれない
平々凡々がいい
そういうものについ手が出るし、そういうものを作りたいと思う
とはいうものの、ただ平凡でありさえすればいいのかというとそうではない
そこが平凡のむずかしいところだ
平凡な器を作りつづけて8年目になるが
平凡中の非凡はまだ見つからない

∴気になる家がある
〇どんな?
∴岡というか小山というか、とにかく山のてっぺんに建っている家だ
〇見てみたいね



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