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【アルコール依存症者の子供たち】沈黙を抱きしめて。 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-03-30 アルコール依存症者の子供たちが「サバイバー」と呼ばれる理由

アルコール依存症者の子供たちが「サバイバー」と呼ばれる理由

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京都 金閣寺

アルコール依存症者の子供たちが「サバイバー」と呼ばれる理由


 見かけは同じでも、アルコール依存症者の子供たちが成人した意味は、そうでない子供たちが成人したこととは随分違います。彼らは幼い時から戸籍謄本によって兵役に召集されたようなものです。無事に「成人」に辿り着けたことは、アルコール依存症者の子供たちにとって生き残りに成功したことを意味する。しかも、そのほとんどは基本的に一人で生き延びていて、そのプロセスで、精神的に肉体的にも傷つけられ、見捨てられた孤立の記憶とともに不安と恐怖と痛みを体験しています。


 アルコール依存症の親を持つ子供たちは、弾丸の雨嵐から身をよけながら戦場を駆け抜ける子供のようです。しかもそのとんでもない体験を誰にも話すことないし、生活の情緒的な側面を切り離すと言う離れ業をやってのけています。


突き上げてくる感情を追いやるためには、否認、抑圧、遮断となんでもする。自分の感情を自分から遠ざけ孤立することで、感情は自分のものでないようにできることを学んで来た。情緒や感情は自分の味方にはなることのない敵なのだ。もし切り離さずにいたら、自分の感情に叩きのめされてしまう。


誰にも見つからずに生き抜くために、暮らしのあらゆる場所には、秘密が張り巡らされている。仮に誰かに話したとして誰も味方になってくれるとは思えなかった。むしろ危険が増えるだけだと直感的に判断した。


もし誰かに話すことで幸運にも状態が改善されるくらいなら、自分の周囲の大人の誰かが良くなるためのなにかを誰かがしたはずだと思えた。それがないのは状況を黙って受け入れるだけに思えた。


しかも彼らは数回にわたって状況を伝えた記憶となにも変わらなかった記憶を持っている。そして何も話すなと言われた記憶も持っている。助けを受けることはできず、受容と忍耐を促されていた記憶がもっとも強く残っていて、それは彼らを深く傷つけ絶望感となって心身に浸透している。


秘密と併せて、彼らは情緒的な側面を切り離してきたので、約束、愛情、信頼、親密、保護などに対して経験が乏しく。どのように向き合っていいのか分からない。その一方で自信喪失、抑うつ症状をきたしている。実際の戦場から帰還した兵士が病に苦しんでいるのに似て、傷ついている。それは残念なことだが、いつまでもそこに立ち止まることはない。いまいる場所は、戦場ではなく、別のやり方が通用する場所で、そうすることがもっと楽にやっていける方法だ。立ち上がり、歩み始めることだ。


依存症の症状は、ピンからキリで、その他の依存症と同じく定義も誤解されています。アルコールを消費する量が多いからという理由でアルコール依存症とは決めつけられません。少量であってもアルコール依存症に陥った人はたくさんいます。また明らかな影響を受けていても、自分の親をアルコール依存症者と考えていない人もたくさんいます。その背景には「否認」が働いていることも影響しています。


しかし、アルコール依存症者の子供たちには、程度の違いはあっても共通した特徴があります。そしてその人たちには、魅力的な人が多く、優秀な人がたくさんいます。また彼らは長い戦場体験によって緊張が普通になってしまっている場合があります。平穏に耐えられず自ら緊張を作り出す人がいます。平穏をよしとする人には耐えられないストレスになります。


その人と能力に惹きつけられはしても、理解できない行動に面食らい悩むことも少なくありません。どうしていいのか分からない想いは、実はアルコール依存症者の子供たちが傷ついて苦しんでいる証しなのです。だから彼らを本当に愛しているというなら、一緒になって傷の回復をめざす勇気が必要なのです。生半可な同情は結果敵にさらに傷つけることにもなりかねません。


生き延びるために否認を使って来たこと、緊張を好む傾向がひとつになるので、回復の必要を感じることが難易度の高い問題になることも少なくありません。なにより自分を守ることが最優先であったために、欲しいものが欲しいと知られると、自分がコントロールされる危険を反射的に考えます。孤立の記憶といまとこの先の孤立を嫌い、それゆえ無意識に現在の孤立を選択しています。孤立していれば孤立はないからです。無力な子供が生き延びるために、幼児期からのもっとも重要な課題であったことを理解してあげてください、


しかし、すでに気がついていてどこかで自分のやり方を手放したいと考えている人もいます。急がずに、ゆっくり少しずつやり方を変えて行くようにしましょう。急がないことが古いやり方を手放すうえで、成功させる条件なのです。


成人したいま、戦いは終わっています。戦場から帰還すること、帰還したら傷の手当をして回復をめざす。サバイバーに幸多いことを願います。


併せて、「不安」がどれほど人を傷つけているかについて真摯に考えるべきです。そして私たちがコミュニケーションスキルを磨くことで、ムダな不安をどれだけ軽減できるのかを認識したいものです。


 余談ですが、ほとんどの人に身近なテレビ箱のなかでは、報道、娯楽を問わず、攻撃的な言い回し、感情的な態度がエスカレートする一方です。こんなものに親しみながら子供が健全に育つとは考えにくい時代です。大切にされている実感が子育ての基本です。


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京都 金閣寺

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2010-03-26 アルコール依存症者の家族はナニがどう違う

アルコール依存症者の家族はナニがどう違う

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京都 大河内山荘


アルコール依存症者の家族はナニがどう違う


 アルコール依存症者のいる家族とそうでない家族ではなにがどう違うのか。子供には、どんな影響があるのか。成人したアルコール依存症者の子供たちの苦しみの原因を追います。


アルコール依存症者を持った家族は、依存症者と同じように起こっている現実を見ようとしない特徴があります。依存症者も家族も同じように否認するので、子供も成長過程で現実を否認する習慣を身につけていきます。


否認するメリットは家族が不安の防衛です。破綻する恐怖を認識しなくて済むことです。家庭内で起こったことは公言しないことに始まって、一貫性がないこと、予測不可能であること、混乱していることが暗黙のルールとして家族に浸透します。家庭は理解や成長する場ではなくなります。否認するメリットは大きなデメリットに反転します。


前日の会話の内容が、今日になれば一転しているのは日常的になります。これはアルコールの影響であると共に人格が変化する2つの側面の結果です。


子供は約束をしてくれた親を慕い信頼しますが、翌日にはそのかけらすら味わうことができなくなり失望し落胆します。繰り返しやってくる失望を乗り越えるために、学んでいた「否認」を使って乗り越えます。期待しなければ、望まなければ傷つくことはないと考えるようになります。自分の願望を自ら認識しないように自分を躾けていきます。


その一方で、彼らは、隣あるいはどこかに完全な家庭があると信じます。不合理な比較をするようになり、「恥」を終始妄想することになります。何に対しても自信がなく、安全と認識した世界においてのみ、自己表現を試みます。「白か黒か」「すべてか無か」の極端な発想は、家族間のルールで培われています。


たとえばある物事について、父親がノーと言い、母親はイエスと言う。両者の間では、コミュニケーションが希薄な上、逆転は日常的なので、アルコール依存症者の家族では一貫した決め事ができない仕組みになっています。


子供は二つの相反するルールを持つので、混乱します。したいことができない、言いたいことが言えない。引き裂かれてしまいます。自分の願望とそれを否定した者の願望を受け入れてしまします。混乱が起こりますが、否認が習慣化しているので、本来の欲求を自分なりに無理な理由づけをして抑圧します。自分の欲求に気がつかなければ自分は傷つかないし、失望しないと考えるのです。こうしてますます自分の欲求がはっきりしなくなります。


他者とのコミュニケーションでは、壊れた堤防を越えて相手の欲求が入ってくるようになり、自分の欲求と相手の欲求が混在するようになってきます。この状況には親和性があり、自ら堤防を壊すことに抵抗を持たなくなります。


彼らは「白か黒か」「すべてか無か」の選択に安心し好みます。「中間」が苦手です。その理由は、これまでの説明で分かっていただけると思いますが、残念なことに現実的では機能的ではありません。


アルコール依存症者のいる家族の行動を正常、異常で判断することは正しくありません。そのような判断方法が改善のプロセスになることもありません。そのやり方は機能的かそうでないかで判断することが、回復のプロセスに欠かせません。

彼らは自分のやり方が正しいと信じています。事実自分や家族の身を守るための工夫に満ちています。ライオンの追いかけられた者が逃げ場を選ぶ余裕がなく、たまたま選んだ場所が危険な洞窟だったとして、それを異常と決め付けることはできないのです。


機能的な仕組みに変えていくとは、そこは危険だから安全な場所に移動しなさいということでしかないのです。


機能的な家族とは、なによりもまず役割が機能していることです。役割が機能することでふさわしい能力が求められます。父親は一家のリーダーとしての能力、母親には裏方としての能力、子供には子供にふさわしい能力がそれぞれ求められます。子供は食料の買い物や料理、家の雑用、車の移動などを期待されることはありません。親が負うべき責任を負うことはありません。子供は親でなく。親は子供ではありません。


それぞれが自分にふさわしい能力を身につけるように努力します。そのプロセスは一貫していて、子供は自分が愛されていると信じています。今日がそうであるように明日も同じと信じています。物事にどう対処しどのように責任を取るのかを教えられます。家族の一員として安心して努力できます。


家族それぞれの努力が問題を乗り越える能力の基礎になります、こうして家族は問題があっても乗り越える機能を持つように育っていきます。最初からすべてが機能しているわけでなく、機能するようにしていくのです。


機能的な家庭ではルールは明快単純で、問題があったときには柔軟に変更して、家族全員に浸透させます。ルールは自分勝手に気まぐれに毎日変わることも、時間毎に変わることもありません。子供たちは何を期待されているか分かっています。当たり前といえばそうですが、驚くべきことにこの仕組みは優秀な会社と全く同じです。


機能していない家族では、今日と明日は同じではなく、いつ暴力を受け捨てられるかも知れない恐怖があります。愛されていない恐怖が支配します。物事がコントロールできない不安に脅かされています。自分以上にうまくやれる人を発見できない孤立感が可能性を蝕みます、失敗は見捨てられる機会に思えます。繰り返し見捨てられ感を体験します。この体験が人生への勇気を食いつぶします。恐怖心を持ったまま社会に出て行きます。


彼らに必要なのは、機能回復です。安全な場所でチャレンジできる体験をすることで勇気を取り戻すことです。他者の願望のために生きるのではなく、自分の願望のために人生を使うために失った機能を取り戻すことです。誤った思い込みを知って、なにが必要でなにが不必要なのか、自分の人生のある場所に引っ越しするために能力の取捨選択する。回復は目標に取り組むと最初はゆっくり、やがて本当の自分にめざめます。



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京都 大河内山荘


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2010-03-19 【アルコール依存症】乗り越え続けた強さを克服に使う

乗り越え続けた強さを克服に使う

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京都 清水寺


乗り越え続けた強さを克服に使う


 アルコール依存症の親を持った子供には気苦労が耐えない。休日は平日以上に危険でストレスの強い日になる。アルコール依存症者にとって朝から公にアルコール漬けになっても許されると決めている日だ。前日には遊園地に出かける約束をしてあっても、彼らの家庭では一貫性がなく変更は日常的だ。子供たちは機能不全に陥った家族のシステムを生涯使い続ける自分のルールとして継承してしまう。


その特異なルールが目立たないのは、彼、彼女たちが、決して家族のことを外に出さないように学習してきたらからだ。彼、彼女らは外面を気にする。家中、物が散乱していてもこぎれいに自分をこぎれいに見せることに長けている。


それは心身がボロボロに傷ついていても、幸福そうな表情ができてしまうことを意味している。治療が必要な状態でも平然と元気そうに装う。



 こどもから大人へ・・・・世界が変わっても、仮面を持ち込んで使い続ける。唯一彼、彼女らに明るい希望を見いだすとしたら、その才能だ。どんなに過酷な状況も、ほとんどひとりで乗り越えて来た力に希望を見いだせる。その強さをアルコール依存症の闇を克服する力に使えるからだ。


苦しいだろうが、もう少し頑張り抜こう。今度は自分を自分自身から解放するために使うのだ。


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京都 清水寺界隈


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2010-03-18 こどもの時代がなかった人

こどもの時代がなかった人

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京都 清水寺


こどもの時代がなかった人


人間には3つの心、「親の心」「大人の心」「子供の心」があります。

「親の心」には厳格な心と保護的な心、つまり父親的なもの、母親的なものがあります。「子供の心」にも従順な心と無邪気な心があります。これらの心は主に家庭で育まれていきます。


 健全な家族では5つの心が、一貫性のあるルールと仕組みのなかで育まれます。

一貫性のあるルールと仕組みがあるのは健全な家族の特長ですが、欠落している家族があります。アルコール依存症の人が存在する家族です。この種の家族に育てられた子供には、無邪気さの不足が目立ちます。


 彼女らは幼いときから、”子供”として過ごした時間が少ないので、無邪気な経験が失ってしまったのです。

同級生が学校から帰ったら遊びに行こうと誘います。しかし彼女にはもっと重要なことがあります。家に帰って点検して今夜の予定と気の持ち方を決めなければならないのです。


アルコールの瓶がどこにどんな状態で置いてあるのか、注目の人はしらふか、誰がいて、誰がいないのか、妹の世話をするのは誰か、夕飯の支度をするのは誰か。彼女は点検した上で、自分の行動と気持ちを決める必要があります。無邪気さを体験する代わりに親あるいは大人を体験します。自分に対して自ら厳格を要求し、対外的には嘘をつくことで自分を保護することを憶えます。


 彼女は混乱した部屋の扉を閉めて、こういいます。

  「万事順調、なにごとも起こっていない」


彼女は責任を全うしたことに安心します。いまなにが起こっているのか、すべてを把握することに忙しく、なにが起こっても上手に切り抜けるスキルを身に付けていきます。一緒に暮らす大人よりも、はるかに大人らしくふるまい、親よりも上右に保護します。


自分さえしっかりしていたら、アルコールの瓶は増えない。親は近づいても安心な存在でいてくれる。他者の責任まで自分の責任として受け止めて責任の領域は広範囲に及びます。


親が自分と本当のゲームをして遊んで、親が最後まで続けて親が勝ってくれるようなら最高に楽しい時間だ。もし、親が負ける、最後まで続けない時は、楽しくないだけでなく、すでに危険な渦に巻き込まれたことを意味する。


 こうして「こども」を体験しないまま成長した彼女は、成人しても、自分の責任範囲を超えて自分の責任だと考える習慣を手放しません。ほとんどの場合、手放す理由も、手放し方も分からないままだからです。

同僚が黙っていると自分の責任だと感じ、上司がしかめ面をしていると自分の責任だと感じ、赤ん坊が泣いていると自分の責任だと感じ、パートナーが会話を好まないと自分は見捨てられたと絶望します。


結婚する前に仲睦まじく交際した期間、それは彼女が少しばかりの無邪気が許された期間。パートナーがテレビに見入っている姿は自分をかまわずに酔いつぶれていた親とだぶります。絶望の足音を感じながらも、「たいしたことはない、私さえ黙っていたらきっとうまくいく」と自分の願望を抑えます。

泣きじゃくるこどもとふたりきりになったとき、冷やかな空気が部屋中に漂います。「私にはこどもであった記憶が一度もない」

いや、そう言える人はまだマシなのかも知れない。考えることもない人もいるのだから。

孤立感のなかでさらに自分にムチを打ちます。親として責任を果たさないと・・・・もっと頑張らないと・・・・この子が泣いているのは、私の責任だ。焦りと責任感に追いかけられる。まるで責任に指名手配されているように感じます。

 彼女がすることは、うまくいっているように見せることではなく、サポートを求めることです。助けてほしいとサインを分からないように出すのではなく、分かるように出すことです。


「万事順調、なにごとも起こっていない」ではなく、

「私は完璧じゃない、大丈夫じゃない、私には助けがいる」と伝えることです。

それが「自立」なのです。「なれる最高の自分になる」方法なのです。

 家庭ではもちろん、どんな職業をしていても、子供の心を持っていることは必要です。子供の心がないとさわやかなコミュニケーションができないので、相手に負担を与えてしまいます。

人は死ぬまで、「親の心」「大人の心」「子供の心」を持ち続けるものなのです。

いまからでも、無所気なことを、童心に返ることを、アサーティブに、積極的にするようにしましょう。


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京都 清水寺


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2009-08-10 碧いうさぎは、生きる構えを作り直せるか。

碧いうさぎは、生きる構えを作り直せるか。


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酒井法子 Best Selection



華やかな経歴を持った女優がひとり、去って行った。

大原麗子孤独死「のステレオタイプな見出しに、テリー伊藤氏は怒りをぶつけた。さらに一般の方々が「孤独死」に萎縮してしまうと訴えた。拍手喝采とはこのことだ。

大原麗子自身が選んだ終わり方に反して、「こんなものでいいでしょう」とやっつけ仕事が巷にあふれている。知る限り、テリー伊藤氏と同じ意見を聞いたことがない。


その一方で、同じ日、のりピーこと酒井法子逮捕というとんでもない事件が起こった。善良な心を持った人々にショックを与えた。ナニを信じたらいいのか、信じる事の危うさを植え付けたといっても過言ではない。

自ら出頭した酒井法子の対して、同じテリー伊藤氏が、今度は甘やかしすぎだと怒った。ひとりで解決しようとせずに、終始誰かのサポートを受けながら収束に向かうのりピーへの苦言だ。「犯罪者」の烙印を捺されてもなお、優しい視線を投げ続けるのりピー所属のサンミュージックプロダクション社長にも「その愛情が彼女をダメににする」と切って捨てた。厳しい言葉のなかにテリー伊藤氏の強い愛情が感じ取れた。


しかし、14歳に芸能界入り、デビューから挫折に至るニュース映像を観た瞬間、酒井法子に同情を禁じえず、愛情ある叱責は間違いでないけれど、疑いを持った。


マリリン・モンローを思い出した。

酒井法子は4歳で母と死別し、実の父親とも別居。親戚を転々としたという。つまり物心ついた頃から両親がいない状況で転々としながら暮らしてきたという。実の父親はその間別の女性と交際、結婚して一子を儲けている。彼女はその弟を知らなかったという。その父親とも18才で死別。


オーディションに落ちた酒井法子サンミュージックプロダクション社長が引き受けてデビューにこぎつけスターに押し上げた。

15歳の酒井法子の明るく朗らかな態度とは裏腹な悲しい実生活とのギャップは異様としか言えない。


自分を守るために、いい子になって生きて来た女の子は仮面をかぶることに慣れていたように感じる。仮面をかぶり続けた少女が、太陽なようなアイドルの仮面をかぶることは歌うことより、簡単ではなかっただろうか。

サンミュージックプロダクション社長は、芸能界における彼女の気遣いのあり方に触れて、信じてやりたいというようなことを言った。

それが間違いだと言う人もいるが、彼女に関していうなら、それでもなお、信じてあげることが必要なのだと思う。彼女を救い更生させる方法は、信じてあげることだと思う。


人には自分にも分からない「ブラックボックス」がある。どれほど人気があっても、生きるために演技を身につけた碧いうさぎには、本当の自分を知ったら人はみな自分を捨てると謝った確信を持ち続けただろう。持ち上げるだけ持ち上げて、一旦なにかあるとよってたかって叩く村八分的な攻撃に、彼女もさらされるのだろう。のりピーが確信したかった思い込み通りの結果になるかも知れない。今回の事件は未解決な問題がもたらす災いの前兆に過ぎないのかも知れない。家庭のイメージもなく、子育てのイメージもない人が平凡に生きることは難しい。イメージができない、普通が分からないのだ。今回の事件で、自分のこどもに自分のこども時代と同じ境遇を再現したことに、のりピーの身についた生きる構えがある。これこそのりピーのイメージだ。


しかし、負けてはいけない。助けを求めて、サポートを受けながら、ライフスキルを身につけながら健全な暮らし方を身につけていくことだ。


今回の事件の背景にどんなことあるのか分からない。どんなことがあっても、よくないことはよくない。それでも信じてあげることが大切なのだと思う。「よく、がんばったね。」と認めてあげることから、のりピーの再生は始まる。支援するファンに応える唯一は罪の償いを果たして本当の幸福、つまり自立・・・なれる最高の自分になることだ。碧いうさぎの戦いはこれからだ。


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酒井法子



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