健康であるということ
「天才ドクター」のDVDが回ってきた。
これは、研究生の間で回しているもの。
何人かのまさに「天才ドクター」が活躍する様子をドキュメンタリーにしたものだ。
これで、ドクターの仕事に対する真剣な姿勢、ひとつ間違えれば命に関わる仕事の厳しさ、等をみんなで見て学ぼうというものだが・・・
しかし、私はどうしても患者さんの方が気になった。
中に、脳の手術を受ける患者さんの話が出てくる。
なんと原語野などを確認するため、覚醒したまま脳の手術を受けるという。
目を覚ましたまま頭が切り開かれるなどなんと恐ろしいことだろうか。
そして、手術の途中に絵本を見せられ簡単な質問に答えなければならない。
そんな手術を受ける決心は並大抵のものではないだろう。
もちろん麻酔はしているので痛みは感じない。
しかし、手術の途中何かの神経に触り「痛い、痛い」と患者さんが言うシーンなどがある。
正直、見ていて恐ろしくて仕方がなかった。
目覚めた患者さんは手術の間の記憶はほとんどないと言う。
当たり前だが、医者の治療を受け、良くなった患者さんの顔は一様に晴れやかだ。
実に数多くの人々が、健康を手に入れるため病院を何軒も回ったり、数年待ちで名医の治療を受ける予約を入れたりと奔走している。
あらためて健康であることの意味を考えさせられた。
もちろん、スーパードクターは皆素晴らしい。
ほぼ不眠不休で働き、さらに、後進を育てたり自分の技術を海外にも広める努力を怠らない。
「これが私の天職です」
と誇らしげに言う医師の姿が輝かしかった