昨夜は勝木さんと劇中に登場する人間のあれを川崎ファクトリーの台所で作りました。
 食べられる赤いあれを入れると結構あれっぽくなります。
 ちなみに、さっき偶然テレビをつけたら「人間の五感で味覚はわずか1パーセントしかない」と言っていました。
 だからキャンプで食べるカレーはおいしくて、それを持って帰って部屋で一人さびしく食べても味気ないものになるということです。
 ほとんど視覚や臭覚などで味は決まる、つまり、人間の味覚とは実にいいかげんなものだそうです。
 だとすれば、昨日作った「あれ」は・・・



 今日は、稽古が終わった後、徳丸さんと客演の飛田さんととある場面の稽古。
 大人が三人集まり、布一枚を前にして途方に暮れていました。
 こういう使い方がある、こういうのもある、といろいろと実りある意見が出たり出なかったり、出なかったり・・・
 芝居の稽古は本当に不思議です。
 作っている芝居の内容は実に残忍で大変なものですが、ひとつひとつの作業は案外地味だったりします。
 本当に布一枚のことで、わずか数秒間をどうするかを真剣に考えます。
 さあ、本番は一体どうなっているでしょうか・・・