ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

The Pigeon Detectives @ 渋谷クラブクアトロ とか

この日の朝、KARENTHE NOVEMBERS、LITEという素敵な3枚の新譜アルバムが届いておりました。そして夕方、LITTLE TEMPOとKITSUNEのMIX CDという素敵な新譜アルバムを頂き。…前回の日記で「決心がついたなあ」とか書いていつつも結局まだすぐ引継げるわけじゃないんで暫くこういうことはまだ続くなあっていうのと…また新たに「あー、是非このタイミングで(インタビュー)したいですよね」なんて話をしてしまうので、全然切替わってないじゃん、っていう(笑)いやだって素敵な音楽は本当に世の中に一杯あるから。挙げた全て素晴らしく、どれも好きだからどれも推したくもなるわけで(そうもいかんけど)。

KARENは"Lorraine"って曲が多分ライヴで聴いてすごくグッと来た曲だと思う。ART-SCHOOLを聴いていない僕としては別にこの男性コーラス要らなくないか、とか普通に思っちゃうんだけれど(笑)、それはそれとして非常に良いです。THE NOVEMBERSは相変わらず僕好みのエモーショナルで切ない音を鳴らしている、けど歌詞にグロい言葉を使い過ぎじゃないかね。あんましレイプレイプ言わないでおくれと…。LITEって今更ながら年下なのね。驚き。リトテンは相変わらず気持ちいいっす。KITSUNEはいつものMaisonではなくMIX CDだけど、絶対皆好きそう。

とまあ、割とジャンルばらつきがあるけど僕は全部聴いちゃう人間だからなあ…そうそう、でも僕の年上に“あの頃のRO、ROJ、BUZZ(あとSNOOZER)”のバランスの話をしていたんだけれど、やっぱしなんか分かってくれるところがあって。絶対その世代の方が面白い音楽の聴き方をしていると思うんだよなあ…。そそ、前述の5組のバンドを素敵だなあと思えて、且つ今月見てるライヴってこの日含めて(SSTVのイベント除くと)全部外タレのライヴだったりするわけです。なんかそういう、“雑食性”だって、ある程度まで達すれば“色”になると思うんだよ。そう、僕がコンバースのオールスターでいっつもマルチカラーを買っているように!(?)

あ、邦楽勢ではバイン見たか。で、そんなバインが浜松でライヴをやるそう!まあ昨年のピロウズと違って初じゃないけど、でもやっぱり地元で青春時代のバンドがやるってのは嬉しいよなあ…。青春時代のバンドと言えばトライセラもですが、avexへレーベル移籍!(ピロウズと同じレーベル)。で、この記事アー写を見て。以前「TSUTAYA DISCUSのCMの場所がどこか分かる」みたいなこと書いたけど、このアー写の道、歩道橋もどこにある歩道橋なのか一発で分かった。この景色、何度も見ているもの(笑)それがわかるだけに手抜きぶりを感じちゃうんだけど(笑)

なんか、“景色”ってものは、ものっすごく記憶にはっきりと残っているんだよね。全然忘れない。「誰とどこへ行った時の情景」みたいなシーンって、ものっすごい無駄に記憶によく残っている(大体高校生の頃以降は)。そう思いながら聴くTHE NOVEMBERSは首しめられるような音楽なのに、つい聴いちゃう。中毒性高い。なんか、追いかけていたいんだろうな、本質的には。追いつけないものを追いかけたい。報われないじゃんって?いいんだよ、Mだから(笑)景色をよく覚えているから、なっかなっか忘れないみたいな、そういう心象ってのはすごいあるんじゃないかと思うんだよなー。だからすぐ切替わる人の気持ちが今も全然分からない…。

てなわけで、ピジョン・ディテクティヴズのライヴへ行って来ました。イギリス本国ではスタジアムをも完売にするという彼らだけれど、この日の会場は若干余裕があったかなと…。でもそういう時は大体外国人の方が多く来ていて(多分近くのBritish Pubとかにたむろしている人たちか)、この日はは日本人と同じぐらい外国人(イギリス人?)の方が居たと思う。ビール運ばれまくり。そして本国の人気が少しでも伝わってくる、人数は多くはなかったけれど、かなり盛り上がっていた。こういうライヴでこそ海外での人気と日本での人気のギャップを感じたりする。

本編が終わった後、結局アンコールは無かったんだけれども、会場に流れる曲、曲で合唱のようになってたのはやっぱイギリス人が多かったからなのだろう。でも僕も"Wonderwall"は歌えるんだなあ、と一緒に口ずさんでて思った。流石にその辺りはちゃーんと通ってんだな、っていう(笑)さてはて、知っている方が何人かこの日の会場内に居るという状況に、時々怖さのようなものを感じるのは…僕がチキンだからだ。話しかけた人もいれば話しかけられなかった人もいるというところ。

明日も明後日もライヴのインビがあるけれど、行けるかなあ…。いずれにせよU-23アンゴラ戦は行かない予定。バーレーン戦は遅くてもテレビ見るつもり。そういや、この日は給料日だった。ので、今週末は服とか靴でも見に行こうかと。あとcutman-boocheのインストア行きたい。あとは…30日に味スタ行くのなら、29日に髪切りに行った方がいいなあと。だとしたら29日にインストア行って、その後髪切りにいくのがいいかなあとか。あとは迷ってるライヴとか飲みとか…毎年のお花見は4/5、6になるのかな?でも6日はPUNKSPRINGだってことを思い出した。

とはいえ、5日は5日でJの試合がある(テレビで磐田-浦和?それともスタ?→武蔵野、味スタ、等々力)のでどっちも捨てがたいのだけれど。武蔵野が気になるのはスタへの道の五日市街道のところが桜満開だと思うので。この日の帰りは部屋までに5匹ぐらい猫が居た。暖かかったからかあ。23日に東京に帰ってきた時、井の頭公園はぽつぽつと桜が咲いていたけれど(思ったよりも早くて…)、この2日で一気にもうほぼ桜が咲いたと実感する木も幾つかあって。徐々に、22時、23時過ぎてもお酒飲んでいる人の姿も多く見られるようになりました。まだ寒いのに…。

そういえば帰省時に浜松の街中で…話している隣でマジの喧嘩が始まってかなりびびりました。煽り食らわなくてよかった…(小心者)。帰京する時の電車の中で、静岡から熱海まで思い出したかのように「どうしてくれんだよ、帰れねえじゃねえいかよ」と急に叫び出すおじさんがいて、(先月のこともあったから)ちょいびびり。音聴いて無視してたけど…。春なのか…?で、その街中での話を友人としていて。「浜松はギャルやヤンキーぽい人が多い」なんて話をしてたんだけど、「でも東京でギャルやヤンキーが居ないわけじゃないでしょ、○○くんの住んでる街は違うかもしれないけど。渋谷とかはやっぱ多いんじゃない?」なんて会話してて。

で、この日渋谷歩いたわけなんだけど。でも、やっぱ全然居ないよねえ。全体の人口の母数を考えると、そういう人の率って相っ当低いと思う。やっぱそれよか、女性の場合は「前髪があってふわっとした髪型」みたいな感じ?の女性の方が圧倒的に多いよね。MEGみたいな…渋谷に限らなくとも、でもやっぱ渋谷でも全然多い。僕は元々ああいう髪型の女性が好きなんですが、なんでこんな急に増えたんだろう?と思う程。なんでそれが急に良いと思ったの?っていう。僕個人としてあんまり見た目で人の真似したいって感覚がわからないので、女性のそういう流行への感性ってやっぱわかんないなーと。来年にはまたきっと変わっているんだろうし…。

さて、この日のライヴは良かったんだけど、ライヴ見ながら思ったこととして。ディテクティヴズも割かしストロークスっぽいところはあると思うんだけれど(本人たちも影響を受けたと語っている通り)、僕の(UK寄りの)ベーシックな洋楽ロックってリアルタイムで聴いたのは(ストロークス自身はUSだけど)「ストロークスまで」なんだよね。その後の「ストロークス以降」は全然聴いてこなかった(フランツやマンドゥ・ディアオは、主要っぽいから一応…ぐらいなもんで)。2003年頃の日記を探せば、きっと「ストロークスみたいなバンドが多過ぎて全然面白くない」ってことを書いていると思う(笑)今はまだ好きで聴くようになったけれど。

だから、ここ2つのライヴを見ておいてなんなんだけれど、こういう音は決して嫌いじゃなく見てる以上は好きだから見ているんだけど…(すっごい、こういう意識をコントロールする人)…僕個人として…こういうものが本当に面白いと思えているかと言うと…本質的には違うかもなあ、ってのはね、ものすごくある。なんかねえ。「なにそれ」って話かもしれないけど、でもやっぱ僕には年上が聞く様な音楽を聴きたい願望みたいなのがあると思って…それは高校時代に、5個上、10個上ってそういう人に教えてもらって音楽を聴いていたのもあると思うんだけれど。

とはいえ当時で言えば、15、6の僕からしたら、そういう人たちってハタチの大学生や25歳の社会人の方なわけだよ。全然若くて、きっとびっちりアンテナを張っていた頃。そういう人から、バンプの"リトルブレイバー"やビークルの"E.C.D.T"だって最初は教えてもらったんだし、マイブラやプライマルだってそうだったはず。レイジもか。それらとは関係ないところで出会ったDCPRGが大好きだったのも、結局のところ“メンバーが大人で、頭が良い感じ”だったからだと思うんだよね。

初めて朝霧JAMへ行った時に受けた感覚は、僕のつまらないと言った、その「ストロークス以降」にロックに飽きた人は、何を聴いているか?「そうか、こういう音楽だったのか!」っていうのがすごくあった。だから、ボノボもそうだけど…あの頃大好きだったのって、デートコース、ソイル、ユアソン、スペアザ、マイスとか全然ロックじゃなかった時期があった。周りと比べればハマってなかったけどやっぱROVOとかも通ったし、遅れたけど結局LITTLE TEMPOだって好きになったし。

でもそれと同時に周りも自分もRoyksoppとかは好きだったりして――Mogwaiだってやっぱ周りの人が早い段階で好きだったから僕も早い段階で聴いていたのってすごいあったと思うし。うん、だからやっぱ頭のどこかに僕は、5歳上、10歳上のリスナーにとって等身大であり、その人たちの世代の音楽を推したいよなって願望がどっかにきっとあって。それが自分の中の自社メディアの目指すべきところみたいな話に置き換わってるんだけど(笑)勿論、僕の中でそういう人たちに媚びていたいとか、恩返ししたいみたいなところがどっかにあるかもしれないんだけど(笑)

でもその世代の人たちって「ネット世代」ではないので(今は当然使いこなしているにせよ)、僕以降の世代と比べて絶対情報に対して貪欲で、得た情報の取捨選択に対しても貪欲で、今も昔もきっと(タダに慣れてる)ネット世代と比べて音楽に対する消費欲がある人たちじゃないかなって気もしていて(あ、でも正直若い世代の人たちよりも、ネット上に関しても情報に対して貪欲だなぁ、という感覚は受けます。「便利になった実感がある」世代でもあると思う)。それこそ、僕が高校生の頃からあれこれCD買ってあれこれライヴ行ってた行動力ある人たちなのだから。で、正直そういう人たちにとってベストなメディアはまだないと思っていて…。

そういう人たちが“あの頃のRO、ROJ、BUZZ、SNOOZER”を読んで形成されたとしたら、その今のROは全然違う方を向いちゃっている気がするし(BUZZはフェス増刊だからなー。でも出て読むと、大好きなのですが)。若い方ばっかり向いちゃっいて。今更そういう人たちが、今までも定期的に出てきていたような若いバンドに魅力を感じられるだろうか?ってすっごい思ったりしてしまうのだ。それよりは、やっぱり(フェスを軸にしちゃうんだけど)フジや朝霧みたくやっぱりもう色んな世代、色んな音楽をごちゃ混ぜされているものの方が、面白いんじゃないかって…。

あとは実際仕事でお話するレーベルの方も、中には若い人、年下の人もいるけど、ちょっと年上って人の方が多いかなあ、と思うから。そういう人が喜んでもらえるようなこともしたいし。絶対その世代の推したい曲と、その世代のリスナーってのは感覚がリンクするはずだと思うんだよね…。そんなことを思いながら、FACTORY見てて、スカパラの時に登場した伊藤ふみおのダンス見て泣きそうになる。良い笑顔だなあ。でもこの2組を見て喜ぶのも上の世代なのかなあと思いつつ、こういうナイスミドルなものをもっと推してもいいんでないかとね(笑)僕は思う。僕は年を取りながら、その年齢に見合う音楽聴いていたいと昔から思っているから、なのかも。