第151回 今日の花:椿/完璧な魅力・誇り・美徳

1日の終わりに、皆さんを花の世界へナビゲートします。「上原多香子のクロース トゥ ユー」。こんばんは、上原多香子です。
今日の花、「椿」。花言葉は「完璧な魅力・誇り・美徳」。
「椿」と言えば、フランスの小説家、デュマ*1の書いた「椿姫」を思い浮かべます。美貌の高級娼婦、マルグリットは、1月(ひとつき)の内、25日間は白い椿、5日間は赤い椿を胸に飾って、社交界に出ていたので、「椿姫」と呼ばれていました。マルグリットは、ある日、純真な青年アルマンと出会い、恋に落ちました。しかし、アルマンの将来と一家の名誉を案じた彼の父親から、「息子の事を思うなら、身を引いて欲しい」と言われ、マルグリットはアルマンを裏切ったフリをして、彼を遠ざけ、元の生活に戻っていきました。アルマンが、事の真相を知って戻ってきた時には、マルグリットは、すでにこの世を去っていました。
私が、このマルグリットだったら、父親に「身を引いて欲しい」と言われて、素直に身を引けるかなーって、考えてみたんですけどもー、う〜ん、なかなかそういう、勇気がないと出来ない事だと思うし、マルグリットはすごい辛い思いを、したんじゃないかなーと思って、つくづく切ないお話だなーと思いました。
上原多香子のクロース トゥ ユー」。お相手は、上原多香子でした。