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あいうえおかき 言葉の展覧会   RSSフィード

2018-11-05 『ざくろ』 * No.3393

暑い熱い夏の想い出

あざやかな紅 優美なひと

忘れられない細い指の感触 

棘のあるやさしかった言葉

あなたが好きでした

・・・


今はもう秋

堅く厚い黄紅色のかわにつつまれて

ねむる恋の秘密

詩人王安石の 女神ジュノーの 釈迦の ペルセポネーの

哀しく麗しい物語

おお、優雅な石榴よ 

とうとう開かれた!

なまなましい裂け目から露出する

円熟した鮮紅色の煌めく玉、玉、玉

こんなに恋焦がれていたとは・・

若榴夢の中



(2010.11)

※こんなことを書いていたんだなあ、あの年にも。

詩を書き続けているとなぜだか、「恋」詩〜!がポッポッと出てきます。








2018-11-03 『どんよりした新しい風』 * No.3392

閉じられた窓がギリギリと開いて

ほんの少し新しい風が入ってきた

しかし内は未だどんよりとよどんだまま

荒々しい流れがあれば流されてしまいそう

逆流や渦巻があれば呑み込まれてしまう


ぼろぼろな体はもう歴史的な限界がきている

小さな物語同士のせめぎ合いと

物語そのものの消滅への道

いさぎよく決断して排他性を持ったってどうにもならないのに

相容れないものの隠蔽 低下するくに

誰にも知られず隅っこにころがっている絶望感

の共有 ・・・伝染するんですよね

やがて無くなっていきますけど・・・


あれかこれか

これかあれか

あれでもないこれでもない

けっきょくかれがなってもたいして変わりはしなかった

バカなあたしは気づき始めたんだよ

かれを変えるだけでは何もよくならないことを

新しい風が入っても全くさわやかにならないことを

うすうす気づき始めたんだよ

それだけで儲けものさ


だったら

負わなければならないんだよあたしやあんたが

自己責任でない責任を

孤独さがしってひでぇものよ 

こうを引き受けて實存は語れるものなの

欲を抑えて豊かさは得られるものなの 

豊かさって いま誰もが潤いがあって幸せであることなんだよ


無縁の世の中で単身ばかりがうようよ増えて

消された気配の中で

所在不明の孤独死が続いている

あたしの体にも原因不明のけいれんが起こる

少しずつ良くなってきたか悪くなってきたか

まだ新しい風はどんよりしている


ひとは生きて死んで 死んで生きて

予測されない危機のなかで

じんを忘却する

足引っ張りを止め強者回帰に抗い

ちょっと相容れないものに近づいてみませんか

生き恥をさらしながら

地という球の上で太陽フレアを想って

不格好に語り続けることですね



(2010.8)少しの文だけ改変










2018-10-31 『パラダイム』 * No.3390

変わった

 と かれは自信たっぷりに語る

ほんとに変わったの

 と かのじょは不安げに問う

変わったよ 

 見てほしい このリアルを

ちっとも変わってないわ

 と かのじょは疲れ果てて言う

でもここは変わったじゃないか

 かれは声を荒げて説き伏せる

うーん ほんとにほんとうに変わったの

 かのじょは溜め息をつく

そのうちもっと変わるよ

時代そのものが変わるのだから ガラリとね

ん? あなた、時代によって変わる性格?

そうじゃないけど ホモサピエンスの時代はもう終わっていくんだ

ん、ん? 何言ってるか ちっともわからない!

自分たちを物語る意味が無くなるんだよ

・・・・・


     わたしは二人の声色を伺いながら

              出口をさがす

 が                  

                見えない

小さな箱の中で

夫々薄闇を見つめるばかり

背中を合わせて


  わたしは物語を閉じて

 あっ

  と唸る



かれとかのじょなんていないのに










2018-10-17 『ススキ』 * No.3386

ゆらり

ゆらゆら

ここちよさそうに風になびく

ゆらり

ゆらゆら

コスモスとゆれあい

心が通じあう

いい風ですね

いい風です


ツンと真っ直ぐ立っていた穂も

しなやかに

ゆらり

ゆらゆら

いのちって ゆらゆら

いきいき


秋晴れの下で

ゆらり

ゆらゆら










2018-09-23 『独り愉しむ秋の夜』 * No.3368

ちろちろと

しずかなリズム

かすかに

わずかなひととき


てのひらにつつみこんだお月さん


夜の草いきれのなか

ワンカップ片手に 虫の(音ね)を

独りたのしむ秋の夜












2018-09-22

『玉瀬お茶サロン』 * No.3367

  

みんなでワイワイ‼

 「この玉瀬のお茶サロンは、ホントに楽しいんです」と、本当に嬉しそうに話される。みんなでワーッとやります。美味しい本格的コーヒーを飲んで、お喋りをするんです。話題はいくらでもあります。社会的なこと、政治的なこと、世界の出来事、それに身近なこと等々。身近なことでは、あそこの嫁がどうのこうのとか、人の悪いことではなく良いことばかりを話します。 ときどき来られる方もおられます。その方は、ただここへ来て座っておられるだけでもいいんです。みんなの話を聞いておられるだけでも。玉瀬の女性はみんな心やすい人たちばかりで結びつきが強いですから。

いろんな世代との交流が楽しい

若さと老いのダブルパワー!!

 玉瀬のいいところは、結びつきが強いところです。女性の、です。若いママたちと年寄りの結びつきがとてもいい、と自慢げに話される。この玉瀬お茶会サロン(この名前がいいですが、正式名は、「玉瀬福祉部ふれあいサロン」。)は、月2回の催しをしておられます。本格的なコーヒーを飲み、ケーキを食べたり、カレー等おいしい料理を食べたり。時に、外へ花見に行ったり、メープルや明月記等へ行ったりして食べて楽しみます。年に何回かの催し(新春初笑い大岩谷地区との交流会、お鍋パーティ、健康講座、希望の家とひな祭り交流会〜二〇年続いています〜等)もします(この日は、約40数名の参加で「ミニベルコンサート」でした)。もう止めようかな、と言っていた子育てサロンも5年目に再開して、玉瀬お茶サロンに集まっています。いろんな世代との交流、共につくって食べて話し合うことがたいへん楽しいのです。ママさんたちや子どもたち、そして年配の方々が集まれば、ダブルパワーです、と誇らしく話されます。

最初は、4,5人ぐらいから

 「こういう方がおられるから、今こうして続いているのです。」

 一番最初立ち上げられたのは20年少し前です。今西先生(当事、民生委員)や中井喜美代さんら4,5人です。その後(二代目)、今中ひでの(民生委員)さん、今下恵子(民生児童委員)さん、小東房子さん。 三代目が、辰巳いくよ(民生委員)さん、下西伸子さん、小東房子さん、中間美佐子さん、。そして四代目が現在引き続いての小東房子(民生委員)さん、辰巳いくよさん、下西伸子さん、中間美佐子さんです。小東さんはこう熱く語られます。「参加してくれる人がいて、サポートしてくれる仲間がいるから続けられるのです。一人では出来ません、絶対に!」

未来へつなげていきたい

 老いから若きへ そして子ども

この夏、サロンに来られた方々が自慢げに話されました。「昨年度は西谷で赤ちゃんが五人うまれたんですけど、そのうち玉瀬が三人ですよ」 。なるほど、こんな若いママさんたちが気楽に参加できるような楽しいサロンや地域であれば、若い方たちも住み着いてくれるだろうな、と実感しました。実際、このサロンで若いママさんたちは活き活きしておられたからです。

 また長い間続いている秘訣は、「月二回(二日と一五日)のお茶会サロンを楽しみにしていただいている参加者があってこそ、又後押しされてボランティアスタッフ自身も『好奇心・共に楽しむ・まず、やってみよう!』をモットーとしていて、各々パワーあってこそのサロン活動」だからだそうです。

 ただ、ちょっとだけ課題があるそうです。それは、「男性の参加者が少ない」というよりも「ない」ことです。「女性が強すぎるのかなぁ〜」。小東さんのひとり言です。「何か、良いアイディアを待ってまぁ〜す!!」

地域社会「玉瀬」へこの女性パワーを広げ、深め、未来へ繋いでいってほしいものです。「つなげていくのはたいへんだけど・・・」 と小東さんは語られますが、玉瀬の未来にはあたたかくステキな明かりが感じられました。

(「にしたによいしょ」10月号 特集)

2018-09-21 『プライバシー』 * No.3366

ぼく自身はプライバシーなんてそんなに困ったことじゃないし、プライバシー云々はどうでもいいんですが、世の中には「プライバシープライバシー」等と口走る人が増えてきたように思います。最近ここ、とみに顕著になったような・・・。


じぶんがのぞいているから

のぞかれるのがイヤ!

もうしぬほどイヤ!!

だから口やかましい こんな口やかましくギスギスなった世の方がぼくはもっとイヤ


のぞかない人は

のぞかれても どうってことない

ぼくにとってはそんなのどうでもいいことだ



※まあ、世間に従ったほうがいいかも。プライバシー、大切です。










2018-09-20 『 く (9)』 * No.3364

くくくっと 我をのぞきて 笑うキセルナンバン










2018-09-19 『彼岸花』 * No.3363

ポツン ポツンと 

緑の中で炎が燃えているように

畔のあちらこちらに咲いてくれた曼殊沙華

9月、みるみる伸びて

このお彼岸に必ず再会する

ほのおの花 彼岸花

赤く あざやかに


たったひとりでも 美しく咲いている


あの日々の想い出

情熱の花のいぢらしい言葉

想うのはあなた一人



あなたとまた逢う日があれば・・・





※3年前に、裏の畑の柿の木の下に咲いていた彼岸花の球根を少しもらって、家前の畔に植えました。去年は二つほど。今年は5つほどみごとに咲いています。

2018-09-18 『 く (8)』 * No.3362

内と外の

    きびしい呼応

           長雨終わる








2018-09-17 『く (7)』 * No.3361

火花を散らし

    どしゃぶる

      きみの秋雨












2018-09-16 『く (6)』 * No.3360

秋の空

    ずるいふたりの

       だまし合い








2018-09-15 『く (5)』 * No.3359


乱れしこころ

      このじきだけの

    彼岸花








   

2018-09-14 『 く (4)』 * No.3358

自分の中

      風が吹き

また知らない自分が









2018-09-13 『ちょっとだけよ』 * No.3357

雨のはざま久しぶりに 

少しだけぼくに微笑みかけてくれる秋


こがねいろに染まったたんぼ

倒れた稲穂


午後はまた雨が降るらしい

ひとときの曇り空の下の なごみ










2018-09-12 『 く (3)』  * No.3356


つらい眠りより覚めて青空にコスモス










2018-09-11 『 く (2)』 * No.3355




秋のみず想い出たまり生き方へ















2018-09-10 『こがね色』 * No.3354

青や白の下に

濃淡さまざまな緑

その緑のしたに

黄色

まじる黄金色


里山

秋の色が少しずつ変わっていく

大地の色に近づきながら

これからがカラフルだ











2018-09-09 『ささやかな願い』 * No.3353

あばらやの 屋根のあたりに

朝がいる


もうすぐぼくは久々の朝陽をみるだろう

空がどんよりして こまかい雨がそぼついている

ぼくは手をかざして 朝の空にむかう

雨よ、雨 今日は降るのはやめておくれ

山は笑っている

こがねの田んぼもげらげらと声をあげる

どこかからカラスが、アホウ、アホウ と歌い出した

それでもぼくは

雨空へ手をかざす


この里はおだやかに落ち着いている

やがて不可能性が流されてゆく












2018-09-08 『営み』 * No.3352

あなたも ぼくも

だれもかれも

じぶんのことにせいいっぱい













2018-09-07 『孤軍奮闘』 * No.3351

この1年間半ぐらい ぼくの生きざまにとって

「孤軍奮闘」という言葉がぴったり合いそうなきがします

それは今なお続行中


いいのかわるいのか

とにかく闇雲にくぐり抜けなくてはならない

孤軍敗退、孤軍退散にならないように

注意、注意!


秋の日に 孤軍奮闘 また愉し











2018-09-06 『 く (1)』 * No.3350



秋雨の修正したき過去数多(あまた)













2018-09-05 『得体のしれない自然』 * No.3348

ただ何気なく

風景や気象や

起こってくる事態に

人々や猫の振る舞いに触発されながら

いややなあ、こまった、へえ、たいへんや

等とヒトは喋り合っている

自分の身に振りかかるまでは



「世の中、がらがらっとかき回してポンっとゼロにしてしまったらええんや」

遠い日の友の言葉がよみがえる

地震が来ないかな、大きい台風が来ないかな」

憂鬱で嫌な一日をガラガラポンしたい小学生のように



地異があり天変があり、また地異が



かたや

崩れて剥き出しの山肌、土砂に埋もれた家や車、人



手を伸ばして

 だれか助けて! 助けて!

 だれかー


自分なんて 自己なんて

主体なんて 

そんなに強く持とうとする必要なんてほとんどない




得体のしれない自然が列島を覆い出した












2018-09-04 『なにがあってもすべて、あの時のときめきからはじまっている』 *

うん、そうだ、そうだと

相槌を打ちながら、朝ドラを視ていました

少なくともぼくの場合、そうです

いつまでも、あの日あの時のドキドキが忘れられないのです

いまなお、それを引きずって「ときめき」を実現しようと・・・


消えそうになって

消えない

小さなほのお

ときに 燃えあがり

ときに ゆらめく

生まれて初めて 思いが通じるものに

とつぜんに出逢った

あのとき
















2018-09-03 『夢追い人』 * No.3346

群れから外れて

井戸の中に住みました

狭い狭い世界です

上に見えるきれいな青空だけが夢です



しばらくして井戸から出て

川へ飛び込み 流れに乗りました

速く遅く流れるだけの世界

ときに淀み ときに渦巻きます

夢はどこへ行ったのでしょうか

流れの中のどこかへ隠れてしまいました

ぼくは夢をさがし 追うことにしました



流れにのると 流れるままに

群れを流れの中からみることができ

夢が少し見え隠れしてきました








2018-09-02 『幸せって』 * No.3345

とても大事で、見過ごしていること

今というか、現在のなかの幸せ

ぼくの幸せ

それは、友だちでも 家族でも 恋人でも 同志でもいい

気の合う人、好きな人、大事な人といっしょに過ごすってこと 

おしゃべりをしたり、朝食や夕食を食べたり

買い物に行ったり 読書を共にしたり

家づくりやリフォームをしたり・・・・


ささやかながらぼくは、そういうことをやってきて

それが幸せなのかな、

と気づきました


だから今、ぼくはとても幸せです












2018-09-01 『流れの中の謎解き』 * No.3344

いきおいがあった

なぜ、そんなに


  ぼくはまだこんなところで

よどみ ぐるぐるうずまき もたもたぐずついている

だれか そのいきおいのいみをおしえてください


ながれていく

すべてながれていく

そんなながれのなかでの謎とき

どうして なぜ

ぼくはこのようなせかいに生まれてきて

いま、在るのか


そんな問いもすぐにながされていく

あっというながれのいきおいで

ぼくがいまだに うきしずみしているあいだに












2018-08-23 『いたくて もろい』 * No.3335

彼女に出逢った 

こんなときめきの出逢いって 縁? 運命? ・・

誰よりも純粋だった

彼女は夢を 理想を 熱く熱く熱情的に語った


そこでぼくら二人だけの秘密結社をつくった

あれから2年半

あの夢を熱く語り合った彼女はもういない


えっ、うそー

なぜ彼女は夢を裏切るようなことを言うんだ

(あのとき、彼女をぼくと同類だと勘違いした)

ぼくの心には彼女のついた嘘が

刺のように刺さっていた


「ただ痛いだけのおまえなんて、・・・ あのとき

受け入れなければよかった・・・」


いま、ぼくはあのとき彼女と語り合った理想を

彼女の残した嘘をほんとうに変え

夢を叶えたい


そしてもう一回やりなおせるんじゃないかな

過ぎた時間を巻き戻してみよう

もう一度2年半前に戻ればいいだけの話


しかし、

ぼくは何か誤ってしまった

彼女をいたく傷つけて・・・


「傷つきながら

傷つけながら

青春が終わる」




※「青くて痛くて脆い」(住野よる)読了









2018-08-21 『可愛い子猫ちゃん』 * No.3333

朝、戸を開けると ふたり待ちかねていたように

ぴよっと寄ってくる

すりすり すり寄る

しゃがんだぼくは「おはよう」となぜなぜだ


子猫ちゃんたちはまとわりつく

なにかにつけ

わざと じゃまをしにくる


こちらがこころを寄せていくと

ぷぃっと

逃げてしまう


日々何回かのえさやりや、うんちやおしっこの世話もたいへんだけど

たまらなく可愛い子猫ちゃんたち