追悼

寒中お見舞い申し上げます。青島です。


なんとも言葉に言い表せないのですが、とても悲しいことがありました。

元モーニング娘。三期メンバー、後藤真希さんのお母様が23日夜半、自宅三階から転落。救急車が駆け付けたが、搬送先の病院で死亡が確認。享年55歳。

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後藤さんはテレビやラジオなどのフリートークのコーナーでプライベートな質問を振られると、ペットの話題とともにこのお母様の天真爛漫なところを嬉しそうに語っておられました。覚えている限りでは……。
 
・後藤さんが部屋でくつろいでいると、後藤さんがライブ(ハロプロパーティー)で歌っていた、セクシーオトナジャン『オンナ、哀しい、オトナ』 のダンスをしながら登場。呆然とする後藤さんを尻目に退場。

参考。↓ Aメロのツーステップらしいです。


松浦亜弥が後藤さんに携帯で電話をかけると、ずっと後藤さんのふりをして後藤さんの電話で会話。ひとしきり会話が済んだ頃に「今。真希、お風呂に入ってるんだわ〜」とネタばらし。

・自宅では後藤さんを「ゴマキ」と呼ぶこともある。(むろん、愛情表現)


一番目はラジオで言ってましたね。「娘の部屋に、娘のルーズソックスを履いて登場する」矢口さんのお父さんもすごいけど、このお母さんも半端ないですね。(笑)ライブで相当セクシーに踊っていた後藤さんを観て、「娘には負けない!」と練習していたそうです。

二番目と三番目は、エイベックスに移籍する直前に出演した日本テレビメレンゲの気持ち』にて。後藤さんがホームビデオで撮った自宅内の様子のVTRにちゃっかりと声の出演。『ASAYAN』の原体験がほとんどないわたくしにとって、お母様の声を聴いたのがこの時が初めてだったのですが、本当に明るい人なんだろうなという印象でした。


後藤さんにとっては、弟御の不祥事の後、再起をかけてアルバムまでこじつけて、ようやくクラブ中心ながらでもライブ活動ができるという時期。二重にも三重にも重なる不幸、ご心中察して余りあります。

今回のことに際して、元モーニング娘。初期メンバーにして初代リーダー中澤裕子さん、カントリー娘。里田まいさん、そして後藤さんが妹のようにかわいがった後輩、元モーニング娘。三期メンバー、辻希美さんまでも、ブログの更新を控えましたね。

※中澤さんのブログ ※里田まいさんのブログ ※辻さんのブログ

モーニング娘。加入当時の直接の弟子(教育係)であり、「親友」であった加護亜依さんも、映画の記者会見中にコメントを求められて応答しておられます。(関連記事(2)を参照。記事中の「亜衣」は間違い)

大好きです。

離ればなれとなってしまった人への精いっぱいの応援メッセージなのでしょう。そう受け取りました。悲しいな……。


あと、印象に残ったのが、後藤さんとはライバル関係にあるとまで謳われた「モーニング娘。のマザーシップ」こと初期メンバー・安倍なつみさんの1月24日のブログの記事。

今日も思いっきり生きよぅね / 優しく優しく穏やかに

安倍さん的ポエジーあふれる後藤さんへの応援メッセージと受け取りました。


メンバーだけではありません。「元モーヲタ」であります、ビバ彦さん(宝島社刊。別冊宝島モーニング娘。バイブル』などでの批評文や、クラブイベント「爆音娘。」の企画など、「モーニング娘。文化」の旗手でした)も、そのブログの中に哀悼の意を書き著しておられます。(参照)


モーニング娘。バイブル知りたいこと、全部。 (別冊宝島 (608))

モーニング娘。バイブル知りたいこと、全部。 (別冊宝島 (608))


あらためて感じました。

モーニング娘。は生きている!!


後藤さんには、この繋がりがあります。お気落としのこととは存じますが、どうか弛まずに己の信じる道を突き進んでいただきたいものです。

その大切さは、ご自身が、その声を以て歌っておられます。



俳人ですから、本来なら弔句を詠まなければならないのですが、頭がこんがらがって句がまとまりません。

ただ、ファンのだれもがそう思っていると思います。後藤さんの手を取って励ましてやりたい!!

弔句のかわりに、その一心でこの句ができました。


雪原を一歩一歩が描くなり  青島玄武


お母様には、1人のファンとして、ただ経文を唱えて手向けとさせていただきます。



合掌……。