ブッダの実践心理学5


アビダンマ講義シリーズ〈第5巻〉業(カルマ)と輪廻の分析―ブッダの実践心理学

アビダンマ講義シリーズ〈第5巻〉業(カルマ)と輪廻の分析―ブッダの実践心理学

ブッダの実践心理学 アビダンマ講義シリーズ(5)業(カルマ)と輪廻の分析


出た。スマナサーラ長老のアビダンマ講義も佳境に。個人的には、無常・苦・無我・四諦なんかについて考えるとどんどん溌剌とした気持ちになるんだが、業と輪廻については、考えれば考えるほどノイローゼ気味になってくる(ブッダも考えるなやと言っています)。しかし本にするためには、一般の読者の思考を試行しながら読んで、引っかかりながらツッコミを入れないといけないので、本書の編集を手伝うのも、けっこうしんどかった。どちらにしても、業については修行して誰でも確認できるような話ではないので、とりあえず信じとく、という態度が苦手な人は*1テーラワーダという宗派では、業と輪廻のメカニズムをこのように説明している」というクールな気持ちで読んで勉強していただくと、それなりにいろいろ発見があって面白いんじゃないかと思います。


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〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜

*1:アビダンマ&その注釈類はお釈迦様の直接の教えではない。ゆえに「法の六徳(普遍性、実践性etc)」も備えていない。悟ったお坊さん方(三宝のひとつとしてのアリヤ・サンガ)がまとめた教えでもなさそうである。ただ有為法=現象の説明としては、学ぶべきところは多いと思う。