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ひじる日々(東京寺男日記) 脱原発! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-09-06 龍樹(ナーガールジュナ)を祀る神社

[]龍樹(ナーガールジュナ)を祀る神社 龍樹(ナーガールジュナ)を祀る神社を含むブックマーク 龍樹(ナーガールジュナ)を祀る神社のブックマークコメント


週末は紀州におりました。


和歌山県田辺市には、大乗仏教八宗の祖と言われるインドの大哲人・龍樹(ナーガルジュナ)菩薩*1をお祀りする神社が実在します。


なんで神社ナーガールジュナ???と驚いたのは筆者のみではないでしょう。


でも、実際にあるんだから仕方ありません。


その神社の名は……


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はい、闘鶏神社(闘雞神社、新熊野権現)です。


源平合戦にまつわる故事で知られ、南方熊楠とも縁が深い、要するに田辺市でいちばん有名な神社ですね。


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龍樹が祀ってあるのは、このへん。中御殿。


f:id:ajita:20090907020644j:image


つまり、中御殿の聖宮にお祀りされている瓊々杵尊命(ににぎのみこと)の本地仏が龍樹菩薩なのでした。*2


青森にある「キリストの墓」の類を期待していた人がいたとしたら、残念でした。


中世から江戸時代までの日本宗教は、神仏習合本地垂迹の教えがデフォルト


神様を拝んでも仏様を拝んでも、同じことだと信じられていました。


もっとも、自分は瓊々杵尊命(ににぎのみこと)にお参りしているけど、その本地は龍樹菩薩で……なんてことを自覚してる人はほとんどいなかったでしょうけどね。


熊野古道紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産になったり、神仏霊場 巡拝の道(闘雞神社も入ってます)が立ちあがったりした流れで、近畿ではすっかり神仏習合でいいじゃん」とゆー雰囲気になっているようです。


闘雞神社には、もうひとつ面白い祭神がおられます。


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八百萬殿

八百萬神(やおよろずのかみ) 多くの神々

 この御社を通し

 多くの神々や遠くの神々を

 又皆様の御先祖の神々を

 遥に拝んでください。……

神道八百万の神々を祀るとよく言われますが、ほんとうに「八百万の神々」を祀ってる神社というのは管見ながら初めてでした。


熊野信仰ユニバーサルです。


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*1:Nāgārjunaのカタカナ表記はナーガルジュナではなく、ナーガールジュナでした。失礼しました。

*2はてなハイクの方に写真を載せた大威徳明王の御正体(懸け仏)新宮市・阿須賀神社の本地仏です。

polynitypolynity 2009/09/07 13:02 「八百万の神々」あるいは「天神地祇」を祀っているお社が末社として鎮座している神社というのは、ときどき見かけますね。筆頭格は吉田神社でしょうか。末社の一つ、斎場所大元宮には、「天神地祇八百萬神」(あまつかみくにつかみやおよろづのかみ)が祀られています。また、方違神社は、本社の祭神の中に「八十天万魂神」(やそあまよろずみたまのかみ)と「天神地祇」が含まれています。

ついでに言うと、解脱会という新宗教の信仰対象も、「天神地祇」だそうです。

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