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2006-03-10 etech 感想(前編)

etech 感想(前編)

etech全日程終了したので、取り急ぎ印象に残ったセッションのレポートをアップしてみます。(大量すぎて全部はとても書ききれないです・・)

後編で総評とかAttention Economyについて書ければな、と思います。

Live Clipboard

http://conferences.oreillynet.com/cs/et2006/view/e_sess/8535

いとうなおやさんの記事にもありますが、これはかなり面白かった。

  • ブログ記事をカレンダーサービスにコピー&ペースト
  • カレンダーサービスのフィードをOutlookにコピー&ペースト
  • Flickrのフィードをローカルにペーストして画像を一括取得(!)

のようなデモを行ってました。

データの受け渡しをRSSで行って、メタデータをマイクロフォーマットで付与する感じの模様。

Unixでいうパイプライン/リダイレクトがプロセス同士をつなぐように、Windows/Macでいうコピー/カット/ペーストがアプリケーション同士をつなぐように、RSSはWeb同士をつなぐのだ!なんて言ってました(多分)。

ただ、技術詳細はまだ詳しく見てないんですが、外見から推測するにこれってサーバサイドとクライアントサイドの両方で鶏と卵問題を抱えていて、

  • 各サイトのフィードにある程度標準化されたマイクロフォーマットを仕込んでもらう
  • クライアントサイドに対応するスクリプトやプログラムを配布する

という二重苦をクリアしないと使ってもらえないように見えます。

後者をIEに標準添付することでコントロールできて、さらにそういうサービスをIEに組み入れてしまうことで前者を力技で解決ことができるマイクロソフトにしかできないサービスだなぁと思いました。

Secure Syndication

http://conferences.oreillynet.com/cs/et2006/view/e_sess/7741

個人情報とかのセンシティブな情報をRSSフィードして、しかもそれをBloglinesのようなアプリケーションで読みたいとしたらどうするか?というテーマ。

これはサービスというよりはHackなのだけど、なかなか興味深かったです。

やり方は、「あらかじめ暗号化したフィードを吐いておいて、Bloglinesなどで表示するときにGreasemonkeyスクリプトで復号化する」でした。コロンブスの卵的ハック。

あらかじめ暗号化したフィードを作る、とかいう時点で、サーバに自前のプログラム置けないと厳しいという俺様専用Hack。

どこかで見たことある話だなと思ったら、

http://d.hatena.ne.jp/naoya/20050714/1121349770

ネタ自体は半年以上前に読んだことあった模様。

共通鍵暗号だとサーバに鍵を登録しなきゃならんので、公開鍵暗号使ってしかもLive Clipboardなんかと組み合わせたら結構面白いことができるかなーとか思いました。カード番号と公開鍵をどこかに登録&暗号フィードさせておいて、ショッピングサイトにコピペできる、とか。(この例だと決済代行のほうが手っ取り早いけど)

After AJAX: Low-latency Data to (and from) the Browser

http://conferences.oreillynet.com/cs/et2006/view/e_sess/7995

Ajaxによって非同期なHTTPアクセスが一般的になりましたが、これはあくまでクライアントが任意のタイミングにデータをPULLできるにすぎません。

そうではなくて、サーバからデータをPUSHしたい場合があります。(例えばチャットとかで、全員に同じ内容を見せたいとき。具体的には はてなワンワンワールドとか)

HTTPのようなプロトコルでこういうことをする場合、素直にやろうとするとポーリング(更新がないかどうか定期的にリクエストを投げて監視すること)をするわけです。通常ポーリングは頻度(≒応答時間)と負荷/オーバーヘッドがトレードオフになります。(短い間隔でポーリングすると最新の状態に保ちやすいが、負荷が高くなりすぎる)

で、ポーリングしないでHTTP上でサーバからのPUSHを実現するためのHackとしてCometという手法を紹介してました。

要は、HTTPコネクションを終わらせずにつないでおいて、更新データを都度送り込む、というものです。

具体的には、iframeに延々とscriptタグを食わせるという手法を紹介してました。いくつか実装例もあるそうです。(GMailもそうらしい?)

普通にApacheハンドラを書くと、ハンドラからreturnするまで実際にはHTTPレスポンスヘッダを返しません。なのでApacheでこれをやろうとすると、今のところApacheそのものをHackしないと無理だと思います。現在unstableなApache2.2ではこれを実現するmoduleが実装されているそうですが。

もちろんこの場合ページを見ている間HTTPコネクションがつなぎっぱなしになるので、同時に何万人もアクセスするようなページではたぶん簡単にリソースを食いつぶせますw てことで使いどころが難しそうなのと、どうやってスケーラビリティを確保するかが課題になりそうです。(Yahoo!とかみたいにWebサーバを横に並べるだけで大丈夫な環境を作ってれば、バックエンドが許す限りスケールさせられそうですが)

Blue Chip Products: 2006 Report Card

http://conferences.oreillynet.com/cs/et2006/view/e_sess/8323

Joel Spolskyの採点による、クールなサービスの紹介。

  • Make people happy (control) :使う人が幸せになれること
  • Think about emotions :感情にも気を使おう
  • Obsess over aesthetics :執念のような美学

という採点基準が非常にMr.Joelらしい感じ。

Web系のサービスではredditというソーシャルブックマークサービス系を紹介してましたが、僕は存在すら知りませんでした。

自分も含めてtechyな人が作るサービスって、技術やら美学やらが先行してしまって、それがどういう役に立つのか/役に立つとしていかにそれを分かってもらうかっていう辺りが弱かったり、エモーションに全く配慮しないことが多いです。自戒を込めて参考にしたいと思いました。

2006-03-09

etech日記

チラシの裏

有名な人にいっぱい会った。

小林雅さん、ケンコーコムの後藤さん、はてなの人たち、江島さんなどなど。

hatena

チラシの裏

Mr. Joelユーザビリティテストに関するセッションに参加した。ミーハーなので一緒に写真とか撮ってもらったwwwwwww

joel

Attention Economy

etechでいろんな人のプレゼンで出てきたキーワード「Attention」。

ものすごい注目度が高いぽい。日本でも流行るかも?

2006-03-08

etech日記

3/6午前チュートリアル

Designing the Next Generation of Web Apps

Adaptive Pathの人による、次世代WebAP設計についての話題。

次世代というよりは、いわゆるWeb2.0的な、いまどき流行りのWebアプリケーション設計に関する概観的な内容。

WebAPデザインを、↓な感じのスタックに分類して解説してた。5Sとかって流行させる気でしょうか。

  • Strategy(戦略)
  • Scope(対象、差別化フィーチャー、どんな問題を解決するのか)
  • Structure(構造、タグクラウドみたいな「仕組み」)
  • Skeleton(構成、ナビゲーション、ユーザビリティ)
  • Surface(見栄え)

Skeleton:Ajaxを使った、その場で入力値の妥当性チェックとかサジェストとかの例を挙げて解説。ユーザビリティが大事だねという観点ではディフェンシブ・ウェブデザインの技術みたいな内容だった。

Structure:Flickrdel.icio.usみたいな、集合知的モデルを紹介。

SkeletonとかStructureにブレークスルー

ただ、この各スタックを設計するのに必要な能力を全部備えてる人ってのはなかなかいないはずで、どうしても分業せざるを得ないと思うのだけど、英語力があったらそういう協業のベストプラクティスを聞いてみたかった。


3/6午後チュートリアル

From Coder to Co-Founder: How to Move from Engineering to Entrepreneuring

技術者のための起業講座?

アイディア、製品、人、資金に関する心構えなど。製品だったら"give people what they need, not what they say they need."(「必要だ」と言っているものじゃなくて、必要なものを作れ)とか。起業に限らず、サービスを作る人には必要な心構えだと思いました。

2006-03-06

O'Reilly Emerging Technology Conference

オライリーEtechカンファレンスのためにサンディエゴに来ています。

カンファレンスは明日からなので、なるべく毎日チラシの裏ブログに備忘録を書くつもりです。


チラシの裏

同行している人の一人が入国と税関でちょっと来い( ´_ゝ`)∂゛としょっぴかれて、飛行機の乗り継ぎに遅れそうになるなど、波乱含みのスタートでした。そんなに怪しい風体なのでしょうか。


チラシの裏

スーパーマーケットでビール買おうとしたらパスポート見せろって言われますた。(必ず言ってるのかもしれないけど)そんなに若く見えたんでしょうか。まあ彼らからしたらアジア人の年は分からなかったりするのかもね。僕も白人黒人インド人は年わかんないし。


チラシの裏

スピリッツワインシガーとか書いてあるホテル内のバーなら落ち着いてタバコ吸えるかと思って、ビールとシガー(葉巻)頼んでみたら、「カリフォルニア州では室内でタバコ吸っちゃ駄目なんだよlol」とか言われて外で葉巻吸った。damn CA。