2011-05-15
『The Runaways』
敏腕プロデューサーキム・フォーリーに
「女の子だけのバンドを作りたい」
と話しかけ、その場でドラムのサンディを紹介される。
心を許せる友人も見つけられず
双子の姉マリーと
5人の少女はリハーサルを繰り返し
ショッキングなオープニングから始まり
〜作品のキモになるのは
実はここなのかも知れないと思うので
あえて控えさせて頂きます〜
バンドが勝手に独り歩きしていく様子を背景に
女性だからこそ起こりえるトラブルに対して
大声で反論する事も、受け流す事も出来ない
少女と女性のはざまにいる年代の女の子の苛立ちとか
悔しさとかがきちんと描けているのは
監督が女性だからなのかもしれないですね。
映画の中では名前を使う事を拒否したBassのジャッキーは
ハーバード大に進学し
芸能契約専門の弁護士になりましたが
バンドが空中分解したあと
キム・フォーリーが
「みんな数年後にはトレーラーハウス暮らしになって
太って妊娠しておしまい」
というシーンがあるんだけど
逆に本当にそうなっていれば
幸せだったのかもしれないと思うほど
この時にこのバンドに参加していたからこその人生を
メンバー全員送っていく事を考えると
運命というものはどこに転がっているのかわからないものです。
キャスティングですが
ま〜驚くほどみんな似ていて驚いた!
弱気で恥ずかしそうな笑い方が
ジョーンにまさに生き映しの
クリスティン・スチュアートには感心しましたが
実は私はリタ・フォード役の
スカウト・テイラー=コンプトンもかなり好演していたと思うのですよ。
脱退後、ニッキーシックスやらと交際されていた時期の
妖艶な美女に生まれ変わる前の
あの太ももムチムチの、
か〜な〜り〜似ていたし、
リタも元々音楽志向が強い人だったから
シュリーの自己主張の弱さとか本気さが見えないところに
イライラして嫌みの一つも言いたくなる所なんかは
リアリティがありました。
見る人によって結構印象が変わる作品だと思います。
単純な女の子の青春模様と見るもよし
当時の混沌としたいい加減なショービジネスを感じるのもよし。
私は単純にジョーンジェットが好きなので
どんなもんかな〜と観に行ったタイプなんだけど
いい意味であくまでもジョーンの主観でストーリーが進むので
ブレがなくてきちんとしたストーリー展開になっていたと思います。
…で、劇中に
「韓国にさっそくランナウェイズのパクリバンドが出たけど下手糞なんだよ」
と言うシーンがあったので
すごく気になって調べたんだけど
1977年頃というのは
夜間外出禁止令があったり(廃止になったのは82年)
検閲とかも実は95年ころまであって
結構厳しかったとか聞くし
流行していたのはサヌリムとかのサイケフォークバンドだったりするし
パワフルな女性歌手とか考えると
キム・チュジャ(これも結構好き)とかが当たるけど
とか色々考えて
「これって日本の‘ガールズ’の事を言ってんじゃないの?」
と思ったりして。
77年にレコードデビューだし
‘チェリー・ボム’もカバーしてるし
なんと言っても
「ランナウェイズをモデルにして結成」
と公言しているし
衣装もモロ真似っこだしね。
アメリカから見れば
日本も韓国も中国も
あんま区別ついてないだろうから
間違えたんじゃないか?
というか、
一応好意的に評価してくれた日本に気を使って
ああいう表現をしたのかも?とか思ったりして。
私は94年に初CD化された当時購入したんだけど
無理やり学生服着せられた猫の時代の匂いに
「たはは〜」と脱力したものです。
今さっき改めて聞いてみても
B面のカバー曲の選曲を見れば
何がやりたいのかはわかるのに
A面のやらされてる感が残念なバンドだな〜という印象が残りますね。
実はアメリカでは
当時からあんまり評価されていなかったバンドと言う事もあってか
興行成績がナニというかアレな感じのようなので
せめて日本では少しはお客さんが入っていてほしいものだな〜
とか思っていたんだけど
レイトとはいえ客が4人ってちょっと寂しくないかい?!
<追記>
You Tubeで発見した映像。
いわゆる‘あの人は今’的番組で紹介された
91年現在のシュリー。
更に驚きなのは
後半でサンディが登場!
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akaさんの記事を読ませていただいて
各メンバーのことがよくわかりました。
この映画、実は以外にレベル高いと思います。
ぜひ多くの人に観てもらいたいですよねー。
ブログ読ませていただきます!
コメントありがとうございました。
(なんかバタバタしてて遅くなってすみませんでした)
メンバーの皆さんも色んな人生を歩んでいる事を考えると
なんか複雑な思いがしたりしてます。
またおじゃまさせて頂きますね〜☆