日本スポーツマスターズ2011石川大会レポート1:追記あり

今年のターゲットレースのひとつ日本スポーツマスターズが終わった。

3部リザルト


今朝は6:00起床。
40分ほど、ダイエット走的にローラーを回す。


昨日のレースの局面がフラッシュバックのように蘇える。
あのコーナーに落ちていた落ち葉、グレーチングをカバーしていたラバー、
路面の凹凸、集団の鼓動、Di2のレバーの曲線…もう刷り込みですね。


ほろ苦い結果となった昨日のレースを振り返るのも
なんとなく乗り気ではなかったのだが、こういうときこそ
きちんと書き残すのがaka-madoneたるワシの使命!と奮い立たせて
連休明けでタイトな状況の中、少しずつブログに記していくことにする。


★日本スポーツマスターズ2011 石川大会 ロードレース★


【試走】

金沢城横のホテルからレース会場までは約30分。空はどんよりと鉛色の雲が覆う。
もうその時点で雨は100%覚悟。ドライで走りたいなどという甘い考えを捨てる。
6時過ぎ、会場到着。塾長やマーシーさんをはじめ、岡山勢はすでに駐車場入り。
雨が降る前に試走をしたかったので、素早く用意してマーシーさんと周回コースへ繰り出す。


約5kmのコース。スタート直後に300mの登り、ピークから2kmほど下り、
下りきって大きくU字コーナーをまわって1kmの登り区間へ入る。
登り初めが10%くらいか。300mほど進み、その後サッカー場横の緩斜面が700m。
逆バンクとなるタイトなコーナーを左折し、クルマ1台分の遊歩道区間へ続く。
ここはブラインドカーブが続くスリッピーな路面のアップダウン。
イメージ的には由加山の練習コースに似ている。
遊歩道を抜けて、2車線道路に出ると残りはゴールまで500m。
300m、200mの表示を過ぎると直線の下り。
ゴールライン手前30mが登り返しとなってゴール。


1周回ってサッカー場横の緩斜面が勝負のポイントだと判断。
結果的には素晴らしいほど予想は当たった…


結局3周回ったが結論はひとつ。ワシ向きのコース。
調子もいい。冷静に走れば必ず先頭集団で展開できる…


その後、しっかり汗をふき取り、30分おきにおにぎりを摂取。
Rフジワラさんとマーシーさん、Zeidaさん、カイルさんの応援に注力(4人ともカッコよかったあ)


4名のリザルトは既報の通り。
アップの関係上、ゴールはローラー回しながら放送で聞いたのだが、
最終の登りで2人の逃げ。その一人がRフジワラさんと聞いて思わず脚に力が…。
そしてゴール!優勝者の名前を聞いて思わずじんわりと目がショボショボ…
RフジワラさんのゴールシーンとこれまでのM練のシルエットがオーバーラップして
一人しんみりと…ガッツポーズしたがな。


もうゼッタイ、続いてやる!と決意も新たにしたけどご存知の通り、人生は甘くはなかった。


その後、戻ってきたRフジワラさんと歓喜の抱擁。
雨の中、映画のワンシーンのような美しい光景(想像)。


優勝候補のN村さんともご挨拶。
熊野以降は調子を落とされていたとのことだがベースが違うからねえ…


「どんな展開になりますかねえ?」と率直に質問したら…
「ここの登りなら周回ごとに人数は絞られていくでしょう」とのこと。
要はそれなりの地力がないと先頭集団には残れないということだと理解。
はからずもその予想は当たるのだが…


それはそうとチーム岡山のアンドウさんとみむtさんはさすがに場慣れした雰囲気。
歴戦のツワモノといった面持ちでアップの仕方も時間の使い方もうまい。
そこらは、ホビーおじさんとは違うなあ、さすがだと感心。
そういえばアップの合間に、みむtさんが古そうな黒砂糖をせっせと食べていた…
座り込んで、黒砂糖を食べる姿が…動物園の○○みたいでなんとも可愛くて…
スタートまで思い出すたびに笑っていたよワシは…


【スタート】
雨の中、完全ウェットのスタートラインに並ぶ。
最前列にはMCに呼ばれた前年チャンピオンのN村さん、3位のみむtさん、
アンドウさん、シマノドリンキングのE1ライダーさんら実績のある方が優先的に並ぶ。


ワシはN村さんとみむtさんの後ろ。
スタート5分前には先日メールで送っておいたワシの自己PR文(必ず先頭集団にいるから
ワシの名前を連呼しろと要求していた)がカットなしで読まれて一同爆笑。


★以下原文

日本スポーツマスターズ2011自転車競技事務局 御中

お世話になります。
19日(月)ロードレースに参加させていただく
●●●●(岡山 3部 362)です。
マスターズ参加は今回が初めて。昨年もエントリーしましたが
家庭の事情でDNSとなりました。ロードレース自体は昨年から
参加し始めましたが、今年はマスターズに絞って仲間と練習を重ねてきました。
岡山勢のほとんどはヘンタイテキな練習仲間です。
今回のレース、めざすは頂点!誇れるようなキャリアはありませんが
その気持ちを抱いて、最後まで走り続けます。

必ず先頭集団に位置していますので362●●!と絶叫するようMCにお伝えください。
ちなみにブログではaka-madone(赤マドン)と呼ばれております。
マイナーですが岡山ではそこそこ人気のブログ。
あ、本職は広告関係のコピーライターです。血液型はAB。
偏屈なおっさんですが、権威あるマスターズで100%、
全力でゴールしたいと思っています。
よろしくお願いします。


あんなときに読まれるんだったらもっとおもろしく書いとけばよかったと後悔したが
皆さんに拍手されて手を上げて応えるお調子者ぶり…
その時点で、完全に集団のコントロールに成功するの図…(アホ)


つづく


【1周目】

自己PR文で集団コントロールに成功した(してないって)ワシは
「スタート!」の合図とともに無事クリート一発キャッチで前へ。


ただしスタートラインは登り基調でふらつく人も多く、結構気を使う。
前を行く、N村さんらはいかにも軽そうにピークへ向かっている。
少し慌ててその後を追うも左右に囲まれていたのでピークで一度ラインから
外れて、5番手くらいで下りへ。


もう雨は最高潮。前車からの跳ね返りと上からの雨で視界は最悪。
まったく見えないのでサングラスを下にずらして裸眼で下る。


慎重にブレーキを当て効きさせながら前車との距離を測りつつ、
なおかつ各所のラバーや白線に注意をはらいながらのデリケートなダウンヒル
ドライだったらなんでもない区間なのだが…後ろに下がったらリスキーと
結局、最終周まで5番手以下には下がらないようにした(これは正解だった)。


あとで聞くに落車の多かった下りきったところのU字カーブ。
みんなえらい慎重に減速するためかえって危険。思わず追突しそうになる。
(1周目以降は微妙にラインをずらして降りるようにした)


そこから始まる登り区間。視界には絶えずN村さんの姿。
それは最終周の登りまで見逃すことはなかったのだが…。


先頭のペースはまだまだ様子見。シティングのまま淡々と進む。
位置的には4〜6番手あたりをキープ。心拍も問題ない。
落ち葉やラバーなど、スリッピーな箇所をかわしながら
大きく左折して遊歩道区間へ。


そこはまったく由加山だった。いや由加山は落ち葉や枯れ木まみれだったので
それを考えるとなんともストレスフリーで気が楽。一箇所、コーナーのライン上に
大き目のラバーがあって危険ですよとマーシーさんから聞いていたので
そこを確認するまでは少しだけ前車との間隔をあけて走った。
案の定、ラバー上を走った前車の後輪が流れる。
マージンを取っていたので慌てずスルー。
2周目からはラバーを外したライン取りで対処する。


アップダウンとカーブをやり過ごすと2車線道路の合流手前でみんなの応援の声が聞こえた。
それも何人もの声。五感が研ぎ澄まされていたので耳がよく聞こえる。ありがたい。
「集中できている」。雨でコンディションは最悪だが恐怖心はまったくなかった。


↑たぶん4周目か5周目の遊歩道区間ラスト。2番手通過。後ろはN村さんじゃが!


大きな動きもなく、無事に1周目を走り終える。


つづく


↑2部がアップできた。塾長、カイルさん、Zeidaさんの勇姿を。おそらく2周目?


あ、もう今日は更新できません。おしまい〜