ミルク

写真、ちょっと見づらいかもしれませんがパックされたミルクです。
500ml入り。お店でも買えるようですが、私はお隣さんに言ってもらって、
おとといから毎朝配達してもらってます。
朝6時くらいに、具志堅用高みたいな配達のおっさんが来て
玄関扉をノックして手渡ししてくれます。
工場でパックされた冷たいミルクですが、私のように冷蔵庫を持たない家では
1日に、朝、昼、残っていれば夕、火を通す必要があります。
言われていたのに、先日、私は昼の加熱をうっかり忘れていて、
昼下がりに思い出して慌てて火にかけたけど、もうダメになっていたらしく、
加熱したら凝固してモロモロになり始めました。
天然のカテッジチーズかなーと思い、すこし食べてみたけど、
おいしくも何ともなかったので捨てました。


ミルク自体は、脂肪分が高いのか味が濃いです。パックに何か記されて
いますが、ヒンディー語ではないので読めません。
チャイ屋さんや一般の家庭では水で割ってチャイを作ってるみたい。
でも割らずにそのまま用いたほうがもちろん美味しいです。

インドのコスメ

先日、お隣のお母さんが、私が使っている化粧水を見て
「それ、日本から持ってきたものなの?」と聞くので
ワルダーに来て買ったものです、と答えると
お母さん「それを使うと、目の下のクマが取れるかしら?」
私「マッサージするといいですよ」
お母さん「それいくらするの?」
私「33ルピーです」
お母さん「それ、今度町に行ったときに買ってきてちょうだい」
…というやり取りがあり、昨日町に出たときに入手したので
今朝お母さんにさっそく持って行きました。
いつもご飯食べさせてもらったり、お世話になっているから
プレゼントです、と言ったけど
あなたはうちの娘みたいなものだから、あれはいいのよと言われ
結局私はお代を受け取ってしまいました。
お母さんは化粧品を使う習慣がないらしく、顔を洗った後に
使うのかとか、1日何回使うのかとか聞いて、そして
ありがとう、と言って何だか嬉しそうに家の中に入って行きました。


その後、授業に出て、先週末、町でずっと探していた
インドメーカーの石鹸がやっと見つかった話を先生に話していて、
その石鹸はそんなにいいの?と聞かれたので、とても美しいにおいがします
と言ったら、それ今度買ってきてちょうだいという話に。
ちょうど3個まとめ買いしていたので、そのうちの1個を明日渡す予定。


2人ともおそらく、ある程度経済的に余裕のある女性(前者は旦那さんが
学校の管理職、後者は教師の中でもベテランの女性)なので
それなりに贅沢ができるんだけど、田舎暮らしで情報がなく、
外国人が選んで使っているものに興味津々といった印象で、
私にとって刺激的な体験でした。
実際、インド、特にこの町の店頭で見かける化粧品の種類は極めて少なく、
消費者層が限られていると受け取ることができます。
選択肢がとても狭いです。日本のドラッグストアと思わず比較してしまう。


写真が、その石鹸と化粧水。