ナガールジュナサーガル 3日目

朝、軽くトレッキングをしましょうと
昨日、アーンドラ・プラデーシュ州観光開発公団の
現地マネージャー氏に誘われていたので
8時頃待ち合わせ、昨日行ったエティポタラの滝へ。


ガイド2人を伴って出発。
ガイドといっても山道に詳しい現地人でサンダル履き、
1人は未成年。
そしてコースもほとんど天然自然のままで
とてもワイルド。
マネージャー氏いわく、ナガールジュナサーガルは
とても自然が美しい上に、地形が起伏に富んでいて
野生の生き物も種類と数が豊富なので
本格的にトレッキングコース作りに取り組もうかと
いうところらしい。


コース中には様々な植物が見られ、将来的には樹木には
名前のカードを付けて説明を加えたいとマネージャー氏。
岩の上を歩いたり下りたり上がったりしていると
やがて切り立った場所に出た。
はるか下にインドの主要な川の1つ、クリシュナ川が流れている。


崖にミツバチの大きな巣を発見。


そこへガイドの1人が、ワニが見えますよ!と教えてくれた。
川底を見ると、ワニが流れに逆らって進もうとしていたけど
すぐに見失ってしまった。
すると今度はまた別の場所でもワニが。
川の中に出ている岩に上がって、川上を望んでいた。
と、いきなり方向転換し川にざぶんと入って行った。
どうやら獲物を得たよう。
どちらもかなり大きな立派なワニだった。
野性味溢れ、造形美なワニを目の当たりにし、ワニが大好きになった。


行きと異なるルートを辿って、もとの滝付近に戻り
滝の展望台のある敷地内のきれいなロッジで朝食。
このロッジも州観光開発公団が運営していて、
ロッジだけどホテル並みにきれいで、まだ新しい。
お部屋もちらりと見せてもらった。


その後、仏教関連のメディテーション・コロニーと、
現在建築中の巨大なストゥーパを見せてもらった。


夕刻前、次の目的地、ハンピ(カルナータカ州)に
移動するため、長距離バス発着ターミナルまで
マネージャー氏に送ってもらった。
私を案内している最中も常に携帯電話が鳴り続けて
立場上とても多忙なはずなのにもかかわらず
何から何まで大変良くして頂いて感謝。
親切で、情熱的で、大自然を愛する、
頭の回転が速くて記憶力のいいマネージャー氏でした。

ナガールジュナサーガル〜ハンピ(ホスペット)移動

ナガールジュナサーガルからちょっと離れたところにある
マチャラというバススタンドまで、マネージャー氏に連れて行って頂き、
お礼を言って再会の約束をして別れ、そこからマルカプルという
鉄道の駅がある町へ向かった。


ローカルバスなので小さな町をいくつか通り抜け、途中一時停車した町で
美味しそうなドーサを焼いている露店を見かけた。
しばらく焼くのを眺めていたら、ちょっと食べてみようという気になり、
バスを降りて注文。
しかし待っているうちにバスのエンジンがかかってしまった。
ここでバスに置いて行かれるとかなり痛手が大きいので
慌ててバスに乗り込んで元の席に落ち着くと
諦めていたドーサをきれいにテイクアウト用にくるんで
お店のおっさんだかがバスのほうへ急ぎ足で持ってきてくれた。
車窓に私を見つけるや急いでドーサを手渡してくれた。
値段を知らなかったので、10ルピー札を渡すと、
露店のほうにまた急いで戻り、釣りの5ルピーを持ってきて渡してくれた。
注文のタイミングの悪い外国人客であったが間に合ってよかったとばかりに
おっさんの顔に笑みがこぼれていた。


マチャラを出てから3時間程度でマルカプルに到着。
バススタンドからすこし歩くと、真っ暗な中にぽつんと
マルカプル・ロードという小さな小さな駅があった。
20時くらいに着いたのだけど
私が乗りたいホスペット行きの列車が来るのは23時半、
そこでしばらく時間を潰した。
マルカプル・ロード〜ホスペット、寝台車のチケットはそこで
買うことができず、やむなく初めてのセカンドクラス、94ルピー。