四阿山登山下見



今日から2日間、7月24日から嬬恋村のホテルにお泊りになるw女子中学校114名様の林間学校下見で、ご担当の先生をお山にご案内します。


現在、四阿山本白根山のどちらかにするか検討中…ということで、まずは本日、四阿山にお連れさせていただきました。




  


下から見上げるとかなり雪解けが進んでいたように見えた四阿山ですが、登ってみるとなんとまあビックリ!がっつり雪があるではないですか!こんなはずでは…とT先生。それでも根性で進みます。







わずかに露出した登山道も、雪解け水が溜まっています。靴の中は水浸しです…







鬼岩の方から誰かが登ってきました。しかしよくまあ…と思ったら、なんとスタローン将太でした。


「物好きなやつが来たな〜と思ったら赤木さんでしたか!」


って、オメーだそりゃ!(ノ゚ρ゚)ノ




  


最も気になっていた場所は山頂手前数百メートルのこの岩場です。私は危ないとは思いませんが、両側が切り立った崖の稜線なため、中には恐れる生徒もいるでしょう。高所恐怖症の子供とか…
しかし、T先生も、問題はないと判断した模様です。







日本百名山四阿山山頂(2,354m)です。今日は残雪で苦戦しましたが、本来なら初心者でも楽々ピークを踏める百名山として人気の山です。こちらは信州祠…だと聞かされていましたが、どうも『信濃奇勝録』には「山頭は何方より見ても屋の棟の如し、故に四阿と名し、二祠あり、東は菊理媛命にて上州祠と云、西は伊弉冊尊を祀て信州祠と云」と記されているそうです。こちらは東側なので上州祠?!…困りました。




  


どちらが本当の上州祠なのかはさておいて、もう一つの祠へ。こちらの方が広々しているので、学生団体が昼食を取られるには最適です。ただし夏の登山シーズン真っただ中、まとまっては座れないでしょう。




  


Tシャツ姿で軽〜いハイキングのお格好のように見えますが、実際には残雪に泣かされっぱなし初心者には大変にキツイ山行でありました。T先生、ご苦労様です。




  


野地平まで降りてはきましたが、実際、生徒様をここまで歩いて降ろしてくるための理由付けが難しいです。亜高山帯の、林床が笹ばかりの樹林帯を延々と歩かせて疲れさせるだけでは、学校行事として目的が十分では無い…ということです。ただし、野地平は嬬恋村観光商工課によりずいぶん再整備が進んではいました。


私としては、四阿山登山をやるための理由づけとしては、水源の山としての四阿山をクローズアップさせるべきだと考えています。真田氏の禁伐令もあったようですし、昔からどんなに渇水であっても四阿山の湧水だけは枯れず、そのつど救われてきた、バラギ高原の地下には関東最大の地底湖がある…などと聞きます。
「干俣諏訪神社の湧水」と「干俣のしみず」を飲み比べていただきました。T先生は、「干俣のしみず」の方がまろやかで気に入られたようでした。






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