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2006-04-19

@mibun = reverse @mibun;

かつて、日本の身分制度は士農工商だった。そう歴史の時間で習った。江戸時代で制度化されたと。もちろんこれは幕府体制の崩壊と同時に改められ、形式上は皆平等ということになって久しい。

しかし尊敬を得たり人気があったり、ポジティブな意味で注目を得たりする点からすると、職業格差は歴然と存在するわけで、現在、これは逆転している。商工農士。 日々、日本企業の商売関連のニュースは絶え間なく見かけるし、好まれて読まれてる。反面、「士」をパブリックな機関の働き手とするなら、本来普遍的に尊敬を得られようはずの官庁や公務員の名声は地に落ちていて、何か不祥事のニュースがあったものならほとんど「またか」とか「ワロス」とか苦笑失笑を買うばかり、日常的な物笑いのタネでしかなくなってしまってる。

日本はモノヅクリの国であり、職人の街であり、細部にこだわらせたら他には負けない力を発揮するとはよく言われることで、多少衰えた感はあるものの現在もなお様々な分野ではリードしているといえる。「工」に光る人材が多いというわけだ。もしくはそれが育ちやすい土壌があると。実際、ボクがどれだけアメリカ側をひいき目に見たところで、かなり多くのアメリカ産工業製品はいまだに雑と思わせる出来だし、特に改善していく様子もないものさえある。エアコンとか。XBOX360なんかもいい例か。 その製品がまず一番必要とされる性能に関しては互角に渡り合うも、静粛性とコンパクト化に関しては二の次。それはともかく、日本で職種に対する世間の印象に変化があったにもかかわらず、そして世界に誇るクオリティであるにもかかわらず、いまだに「工」の人々、いわゆる職人に対する世間的な評価は折り合ってないようにみえる。

アメリカには職人に対する尊敬の念がある。専門性が高ければ高いほど一目おかれるし、給料がいい。様々な価値観の交錯する国であるが故に、評価の絶対的な物差しとして報酬、つまりカネを払う。

On Off and Beyond: シリコンバレーの給与水準再び


が、本当の本当に、シリコンバレーソフトウェア従業者の平均給与は141,972ドル、1600万円超なのであります。


ソフトエンジニア職は満足度ナンバー1――米調査 - ITmedia ニュース



 この調査では2万6000人の労働者を対象に、自身の仕事への満足度を聞き、ストレスレベル、融通の利きやすさ、創造性、その職業への就きやすさ、昇進などに基づいて評価を行って「50 Best Jobs in America」リストを作成した。

 その結果1位になったのはソフトエンジニアで、平均年収は8万500ドル。さらに成長の可能性と創造性の項目での評価が高かった。


日本でも、中には負けないぐらいの金額を得ているエンジニアさんも居るだろう。しかし平均となると、どうか。

「いや、金額の問題じゃない。拝金主義ではない。」という人もたくさん居るだろう。ゲーム業界なんかは概ねそうだといえる。ならその分、快適な労働環境を提供されているのか、休暇は満足に取れているのかということとなるとやはりとても「日本もアメリカもどっこいどっこい」とまではいかない。

技術力の面だけで比較しても、この給料ほどは差があるということはあり得ないだろう。たしかに、今のところ世界的にみたらIT関連においてはイノベーションもマッシュアップアメリカ発のモノが多い。しかし、IT企業の仕事は革新的なモノやサービスを作るだけではなく、保守的な仕事や地味に性能向上を計る事も重要だ。

何でもアメリカを見習う必要はないし、日本には日本にあったやり方があるとボクは信じてるが、それにしてもせめてもう少し、職人対する評価が上がっても良いのではないだろうか。プログラマ(エンジニア)は今や実に洗練された高度な専門知識が必要な職だし、そうでない人は続けていくのは困難だろう(実際は、その「そうでない人」が多く、雇っている側からすると「人によって当たりはずれが大きい」というリスクがあるらしい)。 そういう意味ではプログラマも免許制にしようという動きがあるのは理解できる。そうすれば、同じように高い専門性を有した職、医者や弁護士等と同じ扱いにはなっていくかもしれない。必ずしも賛成ではないけど。