akamac book review このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-01-23

[]1276鴻上尚史著『不死身の特攻兵――軍神はなぜ上官に反抗したか――』

書誌情報:講談社現代新書(2451),292頁,本体価格880円,2017年11月20日発売

--

「不死身の特攻兵」佐々木友次は本書が初出ではない。『特攻隊振武寮 証言・帰還兵は地獄を見た』(→isbn:9784769826279)や『陸軍特別攻撃隊』(→(1)isbn:9784167151041,(2)isbn:9784167151058,(3)isbn:9784167151065),さらにはテレビ「スーパーJチャンネルSP 終戦70年特別企画 還ってきた”軍神”」(2015年8月14日)でも知られていた。著者によるフィクション『青空に飛ぶ』(→isbn:9784062207096)にも佐々木が出てくる。

1944年11月の第1回から9回の特攻作戦に「死ななくてもいいと思います。死ぬまで何度でも行って,爆弾を命中させます」と陸軍の命令に背いて「特攻作戦」を敢行した佐々木への4回のインタビューと著者の特攻論「特攻の実像」は特攻に表徴される戦争の欺瞞を告発していた。「職場の上司も,学校の先生も,スポーツのコーチも,演劇の演出家も,ダメな人ほど,「心構え」しか語」(261ページ)らないのだ。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/akamac/20180123/1516714836