まえばし赤城山ヒルクライムに行ってきた

PBPの2週間後でまだ手足にしびれが残っているような状態ではあったが、フレッシュも控えていることだし走っておかなければまずかろうということもあり、「第1回まえばし赤城山ヒルクライム」に行ってきた。最近はやりの町おこしヒルクライムのようだが、会社の同僚に群馬県出身者が多く、社内では以前から話題になっていたのだ。また、今回走る赤城山のコースは、宇都宮夏の山岳三連戦の最終日で頂上タイムアウトしたコースでもある。

前日昼過ぎに東京を出発。新幹線で高崎まで行き両毛線で前橋まで輪行。前日受付なのはこの手のヒルクライムイベントの定番で、宿泊費を落とさせるためだと思われる。(まあ、早朝スタートなので輪行組にとっては結局前泊必須なのだが)

駅前で早速会社の人間に遭遇。自走で受付会場の前橋グリーンドームへ移動。

ここでは、今年のMt富士ヒルクライムで話題になっていた初音ミク(のかぶりものをした[twitter:@kikumimimotors]さん)がいるらしいという事前情報を聞きつけていたのだが、どうも発見できず。自転車はどうもこれのようだ…

受付後も会場をウロウロして家に忘れてきた携帯ポンプや記念Tシャツを買っていたら、やはり会社の人間二人に遭遇。

ツイッターでつぶやいてみたら、ステージ前にいるというので行ってみたら、いた！

折角なのでツーショット写真を撮らせて頂いた。

その後ホテルに帰り近所のコンビニへ夕飯と朝飯の買い出し。


ブルベでもないのにおっさんが路上で寝ていたり、駅前の交差点にこんなビルがあったり、競輪がある町というのはどこもこうなのだろうか。

当日着る予定のPBPジャージ。これを背負うからにはランドヌールの代表として下手な走りは出来ない！？

さきほどキクミミモータースさんにわけていただいたステッカーをフレームに貼って準備完了。9時前には就寝。

当日は4時起床。朝飯を食って明るくなった5時半出発。

会場には既にかなりの人。天気は曇りで時折日も差すが、ゴール付近は雨も降っているようだ。



適当に並んだら第5グループの前の方になった。スタートを待つ。



スタート。最初の方は勾配が緩く脚もフレッシュなので20km/hで走る。抜く人と抜かれる人がほぼ同数なので、脚力としてはまあ平均的なところなんだろうなと想像。アップしてないので苦しくならないよう徐々にペースアップ。しかし、どうも心拍計のセンサー(フライトデッキのやつ)の電池が切れたかペアリングが外れてしまっていたらしく、数字がゼロのまま全然変わらない。これは誤算だった。(というか、フライトデッキがだめすぎる)

沿道に地元の人がいて応援してくれる。これは、草津や富士山のように人が住んでいない道をコースにする大会にはない。ありがたいことだ。PBPをちょっと思い出した。

最初の給水地点。暑いので、山岳三連戦の時の教訓を元に水をがぶ飲みするだけではなく、腕と頭にかける。ボトルにも補給。一応ダブルボトルで来たのだが、この調子だと二本目は不要だったか。


ここから先は宇都宮ブルベの時のコースと合流し、勾配がきつくなる。あのときは最初の1kmでだれてしまったが、今回は暑さがそれほどでもないのでまだ脚は回る。やっぱり、抜く人と抜かれる人は同じくらい。時速10km/hを下回らないように淡々と回す。

2回目の給水所。このあたりでは大分涼しくなってきていたにもかかわらず、同じように頭に水をかけてしまった。後でちょっと後悔した。脚は思いの外残っていたがさすがに10km/h維持は難しくなっている。あと、夏は路面に大量の毛虫芋虫(とその死骸がかわいたもの)があって閉口したのだが、今回は季節的に外れていたようでそれはなかった。

第2給水所の直後の斜度がきつく苦しんでいたら、なんか後ろの方から音楽が流れてきている。周囲の人もなんかざわついてるな…とおもったら、キター！

スピーカーで「メルト」を流しながら追い上げてくる初音ミク！

ブルベで眠くなるとボカロソングを歌って眠気を紛らわせている僕としては大いに刺激され？、数百メートル位は必死で食らいついて行ったのだが、しばらくしてあえなくちぎれてしまった。

最後の方はダレ気味でゴール。タイムは1時間40分、やはり中位の成績だった。回りの成績を見ると、おおむねMt富士と同水準のようなので、前回富士が1時間50分だったことを考えるとまあいいかという成績。(絶対的には遅いが)

ゴール後、しばらく下った先にドロップバッグ受け渡し所がある。帰りに上り返しになるんだよな、これ。たまたま先にゴールしていたキクミミモータースさんのうしろに。山の向こう側に行くと霧が出ていた。さすがに寒い。

荷物を受け取り、着替える。最初は頂上で着替える予定は無かったのだが、どっちにしようか迷って両方持って来ていたAJのPBPジャージがたまたま入っていたので助かった。インナーウェアは昨日来ていたユニクロの奴を着回し。上半身だけでも乾燥して助かった。


霧で湿気が高く、またいつ雨が降ってきてもおかしくない天気だったので、暖かいうどんでも食って帰りたかったのだがとっとと下ることにした。500円券が無駄になってしまった。

下りは、集団ごとに下るのと、途中2カ所で強制的に休憩と再集団化が入るので、だいぶ安全に配慮していると思った。こういうのはノウハウを持った人たちがアドバイザで入ってるのだろうか。

下ってみると、下界はうってかわって太陽が照りつけて暑い。プールのロッカーでウェアを着替え、記録証と記念品のビールをもらって退散。

その後、会社の同僚の実家にお邪魔してお疲れ会のバーベキューとビール(さっきもらったやつ)。飲んでしまったので前橋駅まで軽トラで送っていただいて大変恐縮。お世話になりました。


ちなみに社内での成績は、1:30、1:40(自分)、1:47、2:30、DNS　であった。DNSの一名は抽選で漏れた社員の非難を浴びたことは言うまでもない。今回は号外は無かった。