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ちくちく日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2013-04-18

Illustratorの保存オプション「PDF互換ファイルを作成」にチェックを入れてほしい理由

前回のエントリ「「制作者のための『正しく刷れる』データ制作のポイント」を受ける前に知っておくべき基本の話」の中で、EPSを使わずにIllustratorネイティブ形式を使おうっていう話で

Illustratorの入稿データはPDF互換のチェックをいれて保存してくださいね。

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▲Illustratorの保存オプション。PDF互換にチェックが入ってないと、InDesignに貼れなくて後行程が泣きます。ここはお約束としてチェックを!

とお願いをしたところ


「えっっ、あのチェック入れた事無い…!」

「いままで、入れなかったけど問題なかったよ…!」

「入れろとか言われた事無いし…!」

「何で入れなきゃいけないの?」



と、思いも寄らぬ反発反響をいただきまして。

なので、もう少し詳しく、あのチェックを入れて欲しい理由を説明しようかなと。



チェックが入ってないとInDesignに配置できません

多分、あのチェックを入れてください、と言われて「えっっ?何で?」ってなった方は、ほぼ確実に「普段InDesignを使わない人」でしょう。

InDesignに(というかInDesignだけではなく、ほとんどのアプリケーションで)Illustratorネイティブファイルを配置しようとする場合「PDF互換ファイルを作成」にチェックが入っていないと、配置できません。

具体的に、チェックを入れたものと入れてないものでテストしてみます。

Illustratorで「PDF互換ファイルを作成」にチェックが入ったファイルと入っていないファイルを作成します。

f:id:akane_neko:20130417194309p:image

▲ちなみにファイルの中身はリンク画像とテキスト

f:id:akane_neko:20130417194310p:image

▲チェックオンとオフ、それぞれのオプションで保存

このファイルをそれぞれ、InDesignで配置してみます。

f:id:akane_neko:20130417194312p:image

▲上が「PDF互換ファイルを作成」にオン、下がオフ


「PDF互換ファイルを作成」をオフにした方は、表示がおかしいのが分かります。

拡大して見てみると「このファイルはPDF互換じゃないよ」的な説明文が書いてある。

f:id:akane_neko:20130417194313p:image

▲これはPDF互換ファイルじゃないから、配置できないよと言われる

ちなみにこの状態でそのままPDF/X−4ファイルを書き出してみます。

f:id:akane_neko:20130417200521p:image

▲PDF/X−4に書き出したもの

PDFに書き出しても、チェックオフのものは正しく書き出されません。

InDesignに配置して出力するためには「PDF互換ファイルを作成」にチェックが必須なのです。


Illustratorだけで作ったデータを入稿してるのに、なんでInDesignが関係あるの?

一般的な出力の現場では、Illustratorのファイルから直接出力データを作る事ってあまりやりません。

一度InDesignやQuarkといったレイアウトソフトに配置して、そこからPDFやPSなどの出力用データを作成します。


どうしてIllustratorからそのまま出力しないの?

一つは出力サイズをきちんと統一したいから。

Illustratorで作るレイアウトの場合、自分でトンボをオブジェクトとして作ってあったり、ドキュメントサイズ(アートボードのサイズ)を指定したり、割と自由度が高いので、その分微妙なサイズ違いとか、トンボの外にオブジェクトがおいてあるとか、そのまま出力するには問題があるデータもある。

InDesignなどに貼って出力すれば、きちんとサイズを合わせて出力できる。

あと、色玉とか、管理票的な印刷業務に必要なチェックオブジェクトをトンボの周りにおいて出力したい。

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▲色玉とか管理票はこんな感じ

こういう事しようと思うと、Illustratorファイルにいちいち設定するより、InDesignなどで用意した台紙にIllustratorファイルを貼っていく方が楽。

まぁ他にも出力の際の設定値をプリントプリセットで保存できるとか、インキ管理でインキチェックできるとか、プリフライトできるとか、細かい理由はあるけど、とにかく、通常の出力業務ではInDesign等を経由して出力する事が多いです。


でも、いままでもチェックなしで入稿してきたけど、何も言われなかったよ?

入稿した先の印刷会社で、チェックを入れて保存し直しているんだと思います。(もしかしたらネイティブじゃなくてEPS運用してるかもしれないけど…どちらにせよ、保存し直していることには違いない)


いままでもそうだったんだから、チェック入れずに入稿してもよくない?

入稿先でチェックを入れ直すという事は、そこでファイルを一旦開いて、保存しなおしているということです。

と、言う事は制作環境と違うところでファイルを開くということで、もしかしたら、リンク切れや、フォント化け、文字組が変わってしまうなどの事故につながる可能性があります。

印刷会社の立場からいうと、出来るだけデータは開かずそのまま使えた方が、そういった事故をおこす可能性が低くなり安全なんです。だからチェックを入れて入稿してください、とお願いしています。


ぶっちゃけ、あそこにチェック入れると、保存に時間かかるし、データ重くなるからやりたくないんだけど!

えっと、結局いまその保存にかかる時間と手間を印刷会社が代わりにやってるわけなんですが…(笑)

でも、まぁ、重いし遅いからやりたくないって気持ちは分かります。

とりあえず、チェックを入れずに入稿していいかどうかは、ご利用の印刷会社さんにご相談ください。

印刷会社側からももしかしたら、PDF互換ファイルの容量で入稿されるより、チェックオフの容量軽い状態の方がファイルコピーとかが早くすんで都合がいい場合もあるかもしれないし。


ただ、さっきも言った通り、チェックを入れないという事は印刷会社側でファイルを開いて保存し直すということで、それだけなにか事故につながる可能性があがるという事は忘れないでくださいね。



【おまけ】

結局「PDF互換ファイルを作成」って、どういう機能なの?

だからIllustratorネイティブファイルを「PDF互換」のファイルにするための設定です。

あそこにチェックが入っていないIllustratorファイルはPDFファイルとして認識されません(というか、実際PDFファイルじゃないし)

チェックが入ることによって、PDFファイルになり、InDesignのようなレイアウトソフトなどに貼れるようになるんです。

PDFファイルですから、Acrobatなどで見る事もできます。ためしにチェックを入れてないファイルと入れたファイルをAcrobatで表示してみてください。


PDFファイルってことはPDF/X-4とかと同じってこと?

まったく同じではないです。少なくともPDF/X-4という規格にそったファイルではないですから。

あくまでIllustartorネイティブファイルをPDF互換にしてる(んー、イメージでいうとIllustratorファイルがあってその周りをPDFの皮でくるんだみたいな…)

だからいくらPDFとはいっても、そのIllustratoネイティブファイルをそのままRIPに投げて処理したりとかPDFだからこのまま人に配布しよう!とかはあまりしないほうがいいと思います(PDFだから処理できると思いますが、処理結果が正しいかどうかとかどんなPDFビューワーでもちゃんと開けて表示できるかとかの保証はないので)様々な用途に使うPDFが必要なら、ちゃんとPDFファイルとして書き出しをした方がよいです。(ちなみにIllustratorからのPDF書き出しは別名保存…からPDFを選んで、そこでPDFのオプションなどを選択します)


チェック入れるとデータが重くなるのはなんで?

PDF互換になることで、PDFとしての情報がつくのと、リンクされている画像も全部、ファイルの中にもつようになるからだと思います。

その証拠に、PDF互換にチェックいれたIllustratorファイルだけあれば、リンクファイルなくてもちゃんと出力できます。

EPSファイル保存の時の「配置画像を含む」「フォントを含む」のチェックににてますね。

あとPDFって圧縮してもあまり容量軽くならないですよね。だからPDF互換のIllustratorファイルを圧縮ソフトで圧縮してもあまり軽くならないです。


え?じゃあリンクファイルは一緒に入稿しなくていいの?

いや、なにかファイルに問題があって修正するとき必要なんで、つけていれてください。


結局開いて修正するんかい!

そりゃ、問題があればやりますよ。

でも、全部開いて保存し直さなきゃいけないのと、問題があるものだけ開いて修正するのじゃ、かかる手間が全然ちがいますから。

入稿する人にとってはファイル一つかもしれませんが、受ける側は何十、何百ってファイルを処理するんで。そこをちょっと考えてみてください




PDF互換にチェック入れずにIllustratotネイティブファイルを入稿するって、以前でいうならEPSファイルにせずにファイル入稿するってのに近いかな。

結局だれかがやらなければならないんだし、データ制作者がやれば、リンク切れやフォント化けといった事故を防げるので、ここは是非おねがいしたい。

保存後に時間がかかるのと、保存後のファイルがくそ重くなるってのはAdobeももうちょっとなんとかしてくんねーかなーとおもうけど。

しかしまぁ、twitterなどで「PDF互換にチェックして」っていって「そーだそーだ!」と同意するのは出力クラスタばっかりなのよねー。皆苦労してんだろうなー。

MM 2013/04/18 11:43 PDF互換にチェック入れる入れないは、データを渡す製版先に確認すべきでは?
PDF互換にチェック入れるのが基本だ!みたいなのはいかがなものかと
大貼りソフトがあるので、InDesignなどで用意した台紙に貼り込みません。通常の出力業務ではInDesign等を経由して出力する事が多いと決めつけるのもどうかと

一般的な出力の現場では、Illustratorのファイルから直接出力データを作る事ってあまりやりません。
↑そんなことはありません。
一度InDesignやQuarkといったレイアウトソフトに配置して、そこからPDFやPSなどの出力用データを作成します。
↑そんなことはありません。

akane_nekoakane_neko 2013/04/18 12:14 Mさま

そうですね。おっしゃるとおり、ケースバイケースです。
あと記事内にも「ご利用の印刷会社さんにご相談ください」ってかいてますよ。

jdashjdash 2013/04/18 12:18 >一度InDesignやQuarkといったレイアウトソフトに配置して、そこからPDFやPSなどの出力用データを作成します。
>↑そんなことはありません。

某社さんRIPはそうして下さいって技術の人に言われたんですけど…。(面倒)

ものかのものかの 2013/04/18 14:00 Mさん
> 大貼りソフトがあるので、

PDF互換なしのai形式ネイティブを貼れる「大貼りソフト」ってなんでしょう…?

MM 2013/04/18 17:27 jdashさん
>某社さんRIPは・・・
某社さんRIPは使ってませんので。
バージョンによっては配置したほうが、透明にトラブルでたのでは。バージョンの相違も気をつけないといけなかったり。

ものかのさん
>PDF互換なしのai形式ネイティブを貼れる「大貼りソフト」ってなんでしょう…?
誰もPDF互換なしのai形式ネイティブを大貼りソフトで出力しているとは、言ってませんし、常識で考えてPDF互換ありなし関わらずaiネイティブファイルを大貼りソフトで出力するなんてありえないし、出来ないことぐらいご存じですよね?
Illustratorのみで完結しているならPDF X-4で、中身をチェックしないといけないのであれば、Illustratorとリンクファイルを。PDF互換のチェックを必ず入れる必要はないです。ケースバイケース。データーの作り手が、出力先に合わせて普段の保存からPDF互換のチェックを入れなければいけないと、誤解を生む。無駄に容量増やすだけ。

akane_nekoakane_neko 2013/04/18 17:51 だから「ご利用の印刷会社さんにご相談ください。」って書いてますよね…?

あとバージョンに関しては前回のエントリで「CS3以上を使う」という話をしてますよね…?(申し訳ないんですが、冒頭に書いてある通り、一応前回の話の続きなので…)

いろんなケースが考えられるというのは確かなんですが「わかんない!」っていう人に何もかもを説明しようとは(ここでは)してないんです。あくまで、前回のエントリで書いたものの説明です。

できましたら、いろんなケースが考えられるというそのケース例をMさんご自身でどこかで書いて頂けたら、より広い情報を広める事ができてとてもいいと思います。

ものかのものかの 2013/04/18 18:45 Mさん
> 普段の保存からPDF互換のチェックを入れなければいけないと、誤解を生む。無駄に容量増やすだけ。
この意見はよく分かります。しかし、私個人として、あえてそういう誤解を生んでもいいんじゃないかと思ってます。

理由1:
「どうしてPDF互換のチェックを入れる必要があるのか」を理解できる人は、誤解しません。普段の保存でPDF互換の有無をどうするかを自分で適切に判断できます。

理由2:
「どうしてPDF互換のチェックを入れる必要があるのか」を理解できない人は、適切な判断ができません。そういう人には「とにかくチェックを入れましょう」とあたかも解はひとつだけであるかのように教えこむしかありません。

理由3:(これが一番重要)
「このデータがどこで出力されるのか分からない」なんてことは、制作側ではごく当たり前のことです。Mさんが「いろいろな方法で出力されている」といくら力説しても、その都度の最適解を確かめられないのですから、どうしても「最も無難で一般的なひとつの解」を選ぶしかない。それが「PDF互換のチェック」。なので、それに対して「いろいろな方法で出力されている」と言ったところで、ピントが外れているようにしか見えないのです。

ななしななし 2013/04/24 20:54 アドビが悪いんですよ、結局。

「InDesignにIllustratorのネイティブファイルが配置できる」

というのが実は詭弁で、実際は単にPDF部分を参照してるだけなんでしょう?
だったらIllustartor PDF(AI再編集可チェック付き)でもいいじゃんてことになりますわな。
敷衍しますけどね。

akane_nekoakane_neko 2013/04/25 09:16 ななしさん

>>Illustartor PDF(AI再編集可チェック付き)

確かにこれでもいいんですが、これにしても大して容量が軽くなる訳じゃない(というか場合によっては重くなる)のと、変な設定で保存されると却って困るので、結局どちらでやっても同じかなーと思います。

あと、まぁできるだけ簡単に(ややこしい説明ヌキで)話をしようとすると、Illustrator PDFの編集可能チェックで…というより、PDF互換チェックの方が話がはやいとか…。

ななし2ななし2 2013/05/21 14:49 ぼくも結局Adobeが悪いと思うんですわ。
そもそもPDFって規格自体微妙だなあって思います。重いしさ。すでに古くさくなってる気がします。

でもPDF互換のチェックを必ず入れなくては行けないという風に教えるのはかなり横暴だと思います。

僕は分からない人に、こうすれば大丈夫とものかのさんの理由2みたいに強引に教え込む人が一番危険だと思います。
そういう人は理由も無く言われたとおりにやってるけどうまくいかないなどと違うトラブルを生みがちです。
それは全く何も理解せずにただの儀式のようにマウスでクリックしてるだけだからです。

きちんと、容量を落としたいときはチェックを外す、人に渡す場合、他のソフトでファイルを読み込む際にはチェックをいれる。などと本来的なこのチェックボックスの意義を教えるべきです。
それがこのようなチュートリアル記事の意味だと思います。
考えない人間を生み出す事ほど非生産的な事はありません。

それにですね、もう一個気になるのは、
たとえPDFチェック無しで入稿されてもチェック入りでも、関係なくきちんとデータチェックするのが印刷会社の仕事でしょう?
もう一度保存し直すのがどうのこうのとデザイナーに言うべきではないです。それは怠慢でしょう?

むしろ、
「どんなデータでも大丈夫です。出力の見本のとおり出します。」
という印刷会社のほうが全然信頼できますね。

あかつきあかつき 2013/05/21 15:29 ななし2 さん

理由を理解できない方に理由を説明しても理解されないし、余計なコト(原理や仕組み)を説明すると逆に操作を覚えきれずにミスを誘発することが多いです。
ですので、まずは「(有無を言わさず)チェックを入れる」ことを覚えてもらい、余裕ができてきたら「自分が行ってる手順一つ一つの仕組みを覚え」てもらえると良いですね。

> もう一度保存し直すのがどうのこうのとデザイナーに言うべきではないです。それは怠慢でしょう?

印刷会社がであればデータチェックはします。ただ、修正箇所が多ければその分だけ印刷会社でもミスを誘発する原因になりますので、制作側も寄り添ってなるべく修正の少ないデータを入稿すべきではないでしょうか?

akane_nekoakane_neko 2013/05/21 15:41 ななし2さん
(さいきんよく書き込みいただいてるななしさんですかね?いつも多岐にわたるコメントありがとうございます)

印刷会社が「ここにチェックが入っていてほしいなと思う理由」を説明することがどうして「考えない人間を生み出す」事になるのでしょう?
無条件に「ここに入れろ!」と強制しているわけでもなく「入れてほしい理由」を説明しているのですが。
この記事を読んだ上で、チェックを入れるのも、入れないのも結局はデータ制作者の自由です。

 ものかの ものかの 2013/05/22 10:04 > 容量を落としたいときはチェックを外す、人に渡す場合、他のソフトでファイルを読み込む際にはチェックをいれる。

私もそうした運用をしようとしたことがあります。でも、よほど重いファイルでない限りはやらないことにしました。「OFFのままうっかり人に渡してしまうミス」をしてしまう確率が、格段に跳ね上がるからです。

EPS保存は「ファイル形式が異なる」「拡張子が eps」「ファイルアイコンが変わる」という仕様なので、うっかりミスの発生はPDF互換チェックに比べてかなり低い。

PDF互換チェックONは、本当はファイル形式が異なっていると言えるほど内部の記述が違うのに、あたかも属性の付与のような UI になってる。拡張子も ai のまま。ファイルアイコンも変わらない。まるでわざとミスを誘発させるような仕様です。

適切な判断ができる場合でも、ついうっかりミスをしてしまう。適切な判断ができない人も含めて、とにかくチェックONにするのが、ミスを犯さないための現実的な選択だと考えます。

それから、それぞれの人の能力は、頭の中で思い描くほど均質ではありません。いくら教えても分からない人(考えない人)がDTPの現場に現実に(しかもたくさん)いる以上、上記の理由2の運用はどうしても必要になります。

最後にひとつ。「どんなデータでも大丈夫です。出力の見本のとおり出します」という印刷会社は、私は信用できません。どう考えても嘘だから。

ものかのものかの 2013/05/23 10:33 昨日はあえてスルーしたのですが、やっぱり書いておこう思います。

たいていの印刷会社は、どんなデータでも引き受けて出力しています。
実のところ、それがDTPで「考えない人間」を生み出してしまっている最たるものです。

ななし2さんの5/21の投稿は、考えない人間を生み出すと責めたてた直後に、考えない人間を生み出す印刷会社の対応を強く求めているのであって、まったく筋が通っていません。

akane_nekoakane_neko 2013/05/23 11:20 わたしはななし2さんの

>>「どんなデータでも大丈夫です。出力の見本のとおり出します。」
>>という印刷会社のほうが全然信頼できますね。

をみて「この人印刷会社を信頼してるんだなぁ…」と思ったよ。

どんなデータを投げても印刷会社が修正してちゃんと出してくれると信じてるなんて、いい印刷会社とおつきあいしてきたんだろうなと。
私は印刷会社の人間なので、そうやって信頼してもらえるのは嬉しいけど。

でも、印刷会社がそうやってどんなデータでもチェックして修正して出力してくれるというコストは、そのまま費用に反映されているとは思わないのかな?
それとも印刷会社はその分の手間賃をタダでやってると思ってるんだろうか?

世の中にはそうやって丸投げのデータを、お望みのようにあらゆる手段で修正するところもあれば、データの通りだしますってとこだって当然ある。レベルの高い会社もあれば低い会社もある。

データの修正を印刷会社がやってくれるのを当然だと思い、修正してもらうのが前提のデータしか作れないとなると、利用する印刷会社の選択肢を狭めるとは思わないのかな?

レベルの低い印刷会社にデータを預けなければいけない時に、出来るだけ相手にデータをいじらせないでいい方法を知っておいた方が、事故の可能性が低くなるとは思わないのかな?

相手が触らなくてもいいような(完璧な)データを作って入稿するってのは自分を守る事でもあるんだけど。

(と、時間をかけて返答を書いたところで『ななしさん』は返事もしないってのがここのコメントのパターンなんで読んでるのかどうかも分からないけどね)

ななし2ななし2 2013/05/24 11:28 いや、これってデータの修正なんてレベルじゃないですよね?
修正をしてほしい訳じゃないんですよ。
1回の作業で修正できるほどのことを、何度も同じ事が必要な人に強要するのはどうかと思うという話です。

保存オプション1個でデータが壊れる訳でも何でもないのに、そんなに目くじら建てる事ですか?
1度保存し直す事がそんなにコストに反映するほどの大作業なんでしょうか?オペレーターにとんでもない時給をお支払いですか?

そちらは一度保存し直せば良いのかも知れませんが、製作サイドのオペレーターは何十回も保存を繰り返すんですよ?

それから一度もファイルをチェックしないでがんがん刷ってしまうようなところにはPDFでいいんですよ。
ちゃんとチェックしてくれたり、色校正後の写真の濃淡とか細かく調整してもらえるからaiで入れるんでしょうがよ。
じゃなきゃaiファイルの意味ないでしょ?

ななし2ななし2 2013/05/24 11:35 大体、印刷屋がaiファイルを開くと事故が起きるかもしれないから開きたくないなんて、タクシーが窓を開けると事故るから窓を開けたくないって言ってるようなもんでしょ、、、

あなたがたプロですよね、aiファイルぐらい安全に開いて保存してくださいよ

akane_nekoakane_neko 2013/05/24 12:02 記事内にもかいてますが

>入稿する人にとってはファイル一つかもしれませんが、受ける側は何十、何百ってファイルを処理するんで。そこをちょっと考えてみてください

こちらも一個のファイルじゃないですよ。そこはお互い様です。

あと何度もいってますが「強要」してません。

印刷会社には印刷会社の言い分があるし、それを説明してるだけです。デザイナーさんにはデザイナーさんの言い分があるでしょう。

最終的にはご利用の印刷会社さんにご相談くださいとも書いてます。そちらと話し合われるのが一番いいと思います。

もひとつ、上の方でもななしさんにお願いしたんだけど、様々なケースが考えられて、そこに色々主張があるのは当然だとおもうので、是非そのご意見をご自身のブログなりなんなりでななしさんに書いて広めて頂きたいと思います。

正直、こんなコメント欄なんか数人しかみないですよ…(そりゃ私は見てますけど…)
せっかくのご意見を数人しか見てないとこで主張するだけなのはもったいないなと思う訳です。

ものかのものかの 2013/05/24 12:30 > あなたがたプロですよね、aiファイルぐらい安全に開いて保存してくださいよ

出力現場の状況を想像できない「考えない人」の言い分だと思います。
データを渡す後工程のことを考え、配慮するのが、DTP制作側のプロです。

それから、「作業中の保存時も必ずONにしましょう」というようなことまでは、実はあかねさんは言っていません。私は言ってますけど。この点を制作側の人は思い込みで誤読しているようです。

たいたい 2013/05/24 21:43 制作側の人間として仕事をしていますが、出力側に丸投げする様なデータは作らない様にしています。制作側ができる必要最低限のチェックを済ませた綺麗(安全)なデータを出力側に渡す事は、制作者のマナーだと思います。

これは出力側を信用していないという事ではなく、一生懸命作ったデータをより安全な流れで完成(印刷)させたいからです。
だから、制作中のデータを印刷用のデータに作り直したりもしています。制作中はどうしても不要なもので散らかりますし、うっかり画像のカラーモードが揃ってない事もあります。また、Idでパッケージを組んだだけではAiのリンク漏れまでは警告してくれないので、Aiデータの確認もするようにしています。面倒くさいですし、手間も時間もかかります。それでも最後の一手間を惜しんでプルーフ出し直しや刷り直しになるより遥かに良いと思うし、何より一番安心してデータを触れるのは作った本人ですから。

制作側の人間だって、苦労してうまくレイアウトしたのに、校正戻りに表記統一の赤字がわんさかあったら「原稿時に直しておきやがれ!バカやろう!」と思いますよね。そのバカやろうな赤字を直す事に気を取られて、絶対に正さないとならない赤字を見逃して痛い結果になった経験ありませんか? 私はあります。本来あるべきではない赤字があると、思わぬミスをします。
印刷データもこれと同じです。だから私は、次の人(印刷会社)に渡すデータは出来る限り不備をなくす努力を惜しみたくないです。

そもそも制作側と出力側(というか、編集・印刷・製本・納品も全部ですが)は歩み寄って協力してこそのものだと思っています。その為には、お互いに知っていて損がない事は一つでも多く知りたいと思います。だから、出力側からのこういう情報はとてもありがたいです。
知り得た情報を自分の中で咀嚼して、周囲の環境に応じて活用すれば良いのでは?と思います。

出力側の人には毎日大量のデータ、それもクソ古いものから最新バージョンまで沢山集まって来るでしょうし、DTPアプリも色々なものが来ていると思います。データの作り方も制作者・制作環境によって千差万別。想像するだけでゾッとします。出力側の皆さんはそういう多種多様なデータに対応できる様に常に情報を集め、勉強されているんでしょうね。感服です。

愚にもつかない事を長々と失礼しました。色々なコメントを読んでる内に「なんだかなぁ…」な気分になって、つい。

ちなみに、私はAiのPDF互換チェックは欠かしません!これは、外部データの管理をやってた頃、PDF互換無しのAiデータが多くて、その度にちゃぶ台ブン投げたくなったからw

gazi4gazi4 2013/05/24 22:10 私なんかはポジ入稿が多いんで、チェックを要求されることはないですね(笑)
むしろ相手の立場に立つと、意識して外すべきなんでしょうね。やっぱりケースバイケースでしょう。

他に、背景特色金や作品に重なるスミ文字、なんて場合はトラッピングですが、ここは印刷会社さんの判断任せです。
濃度によってどっちを広げるかとか、さらに現場でどの程度版ズレするかなんてこちらでは^^;(部数にもよるだろうし)だから、開いて作業して貰わないといけない。

そういった、印刷所にどっぷりと修正をお任せする要素がなければネット印刷でPDF入稿かなって。ノセ、ヌキを無視するRIPに我慢して(あれ本当なんとかなんないのかな〜)

そう思うからこそ、リンク切れは、とかフォント環境とアプリとOSのバージョン合わせて、と確認して作業して、毎回フライトチェックして入稿してた立場からすると、

>と、言う事は制作環境と違うところでファイルを開くということで、もしかしたら、リンク切れや、フォント化け、
>文字組が変わってしまうなどの事故につながる可能性があります。

って文面に「ええっ!?」ってなりますね。
これが、〈万一リンクファイルを入れ忘れたり、フォント環境がまったく違っちゃった場合でも、なんとカンプ通りに出力できちゃいます〉みたいな表現だと、ちょっと反応が違ったのかな……と思います。

それはそれとして、pdfオプションは便利ですよね。例えばAcrobat proの出力プレビューでインキ濃度をチェックしたり、indesign で分版パレットとインキ濃度見たり(この機能を各アプリそれぞれ持ってて欲しいんだけど)
あとEPSと.ai+pdfのレイアウトソフトへ貼ったときの挙動の違いを理解する上で、pdfオプションは意識した方がいいですね。印刷所がどちらの環境で作業しているのかによって出力結果が変わるってことですから。

ちなみに開く・開かないに関しては、私は一回は開いて欲しいんですね。pdfチェック付いて画像調整の必要がなくても。禁じ手のように思うかもしれませんが、初校出力後に「文字訂正」「画像差し替え」の緊急事態があるかもしれません。その時「開いたら事故があるかもしれない」というんじゃ、責任を分け合って初校を確認した意味も、PDFでなくあえて.ai形式で入稿する意味もないと思います。(変わる原因はリンクファイルのプロファイルとか、フォントとか、CSバージョン違いとか、それって結局入稿の不手際じゃないのかって気はしますが)

そう思いますが、まあ、そういう前提で入稿する人ばっかりでもないですよね(笑)

gazi4gazi4 2013/05/25 10:31 一晩経って思い出したんですが、CS2か3で、スミ文字の色をいじったか、オーバープリントブラックを適用しただけで文字組が変わってしまう事態になってびびったなあと。あれ、視線を外してたら気付きませんよね。
こういう初歩的なバグがあると、製版の人の気苦労は絶えないのかな〜と思います。
アピアランスや不透明効果を重ねがけしてあるデータを見ると、ホントあれ大丈夫なのかなあ?とか思いますね。

製版の分野の仕事って、昔は烏口で描いてたのがデータ入稿になっちゃったので、職人の技巧という評価が無くなったし、それでも物理的にフィルムを供出するからってことでフィルム代を上乗せすればよかったけど、それも作らないことになって、結局製版の人件費を圧迫するようなことになってしまってますよね。
こういうのなんとかならないんでしょうかね。

akane_nekoakane_neko 2013/05/27 12:13 なんだか論点がどんどんずれていってる気がしますが…(というかここでそんな論争する話でもないと思いますが)

世の中には様々な印刷会社があって、どの印刷会社を使うかによって対応は変わります。(どの対応が正しい、間違っているという話ではありません)

どの会社に入稿するときにも「これなら大丈夫だろう」という一般的な設定を知っておけば、その時々によって対応する事ができるしょう。

それぞれ個別のケースに自分自身であわせていけばいい話で、これしか正解がないという話ではありません。(何度も言いますが「お使いの印刷会社とご相談ください」といってます)

ss 2013/08/10 18:03 ちょっと口はさみます。僕は、ローカルで活動してる。漫画家兼編集長兼印刷をしている(製本のみ他者の工場に依頼しているが現場に立ち会っている)ものなんですが、このサイトを読ませていただいて思うのは、このサイトに文句を言っている人(ななしさんとか)は、まず、10人くらいプロのデザイナーやイラストレーターや漫画家を集めて一冊雑誌を作ってみたならば全て解決するはなしですね。PDF互換にチェックが入っていないことが、次の段階の仕事においていかにめんどくさいことかがわかります。もっと言えば、イラレはバージョントラブルもあるから、ぼくならば、もう全てepsで書き出してくれと言いたい。同じような内容の原稿でも、デジタル工程の知識ない人とやりとりしたら、説明から入らないといけないので、レスポンス含めて5日くらいかかる。そのくせ自分の作品の変更に対してのプライドだけ高く、細かい改変を嫌がる(僕も作家だけの時代はそうでした)。はっきり言って、本当にプロならば、商品出来上がるまでの全ての工程を理解するべきだし…というかごちゃごちゃ頭で考えた理屈をしゃべってないで、まず、原稿を作るだけの立場から卒業して、一度多くの人が作る原稿(デジタルデータ)を回収して編集する立場に立ってみてください。いかにプロのイラストレーターやデザイナーが、知識がないかが分かります。作品制作にたずさわる一人ひとりが、商品完成(もちろん販売も含めて)までの作業工程(現場経験を踏んでの)を理解し考えた時に、もっとこの印刷、出版文化が開けてくるのだと思います。

ss 2013/08/10 18:31 あ、すいません、全てepsでっていうのは、インデザで作成して入稿される方に対してでした。イラレはバージョン指定で書き出してPDF互換にチェックだけでOKです。

keegeekkeegeek 2013/10/22 06:56 もう画像にしちゃえよwww

paopao 2016/02/16 19:06 うははw一部の現場の環境のみの話をさも当然かのように書いてるんだから、そりゃ反感買うよwPDFつきイラレで保存するリスクを考えないでつけろつけろは、ないなあ、そのPDF作成中にMACがクラッシュしたりとかよくあるし、そしたらファイルはPDFどころかAIもなくなる、安易につけろと言えば、保管用の元データにすらそれをしちゃうのが、一般客。それに現場で写真の入れ替え作業とか当たり前のところではPDFなんかつけやがって重いんだよってなるわけど、反感の理由は大半がここかな?まあ、書き方が悪かった最後に「現場と相談してね」じゃなくて「うちの現場の客はPDFつけろーーー他は知らん!」で終わりだと思いますw

EDOEDO 2016/09/01 10:43 細かい理屈はおいといて、高位バージョンで作成されたデータを入稿され、自分が該当するバージョンを持って無い場合、PDF互換されてないファイルは下位バージョンでは開けません。
この場合入稿元にお願いしてチェックを入れてもらう手間が増えるし、それを避けるために常に最新バージョンで対応しなくてはならない。
そういう相手側のことを配慮する気持ちがあればPDF互換に反対する理由も無い。

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