ワグナーベスト5
らららクラシック、父が美濃さんに萌えているだけかと思ったら、いい番組だった。リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」、オクターブの使われ方の解説があったことで、いかに繊細に作られているかが分かって聞き所満載だった。
そこからクラシック聞きたいモードへ。「桐島、部活やめるってよ」と「メランコリア」を観たことで突如やってきたwagnerブーム。今まで漁った中で背骨に震えが上がってくる順に並べてみた。
- トリスタンとイゾルテ第一幕prelude 不吉で滅法美しい。映画「メランコリア」の特報を観てほしい。この映像のテンションに拮抗する音楽ってそうない。ティンパニーがまた効いてる。https://www.youtube.com/watch?v=fktwPGCR7Yw メランコリア特報→https://www.youtube.com/watch?v=rcpDXRygcTkうっとり。
- ローエングリンElsa's Procession to Cathedral 途中から出てくる不穏さの素晴らしさ。「桐島、部活やめるってよ」を観て度肝抜いた曲。特に映画内で使われている吹奏楽ver.がいい。不穏な空気になってからの速度が増していく演奏が映像と完全にシンクロしている。この演奏が私の標準になってしまった。https://www.youtube.com/watch?v=04a3S4vDtTQこの演奏だとちょっと遅い。
- タンホイザー第一幕overture ガチロマンチックな冒険譚の始まり(展開が早め) 物語が始まりそうなAメロ、切ないBメロ、胸高まるCメロ、どれもが秀逸かつキャッチー。それらが開始約2分で出揃うというドラマチックさ。https://www.youtube.com/watch?v=KTM7E4-DN0o
- ローエングリン第一幕prelude ガチロマンチックな冒険譚の始まり(長編で展開ゆっくり) 一つのテーマだけでいかにずーっと盛り上げながら引っ張っていくかの見本のような曲。https://www.youtube.com/watch?v=AcekLCkaP0A
- ニーベルンゲンのマイスタージンガー第一幕overture 中学校の卒業式で毎年吹いたので飽きているはずの曲なのに、「1942フルトヴェングラー」の動画は目が離せない。いつの世も人心掌握術を把握した権力者ほど恐ろしいものはない。https://www.youtube.com/watch?v=3rM96_RS1Os