週刊プレイボーイ 2005 No.50

山崎真実が表紙と巻頭8P(小塚毅之)。笑顔で見せるグラビアアイドルらしさはいつも通りの安定感、さらにこのグラビア特有のしっとりした雰囲気をP6、P7で感じさせ、バリエーションもある。P3はちょっとやりすぎて失敗、とも思いますが、全体に写真のチョイスは良く、満足は出来る仕上がりです。でも、世間に届くまであと1マイル、足りないのかも知れないなあ…。(80点)
北川弘美が5P(中村昇)。それなりに長さはある物の、髪型的にはベリーショート的な印象を与える。で、そういう髪型でもフェミニンな匂いを感じさせる人もいますが、彼女の場合はそれがないような気がするなあ…。P3みたいな表情をさせている部分も、そういう印象に拍車をかけている。グラビア的、女性的魅力を感じない、これはもう受け取り方の問題なので、そう思わない人はごめんなさい。(65点)
仁科仁美が5p(橋本雅司)。あ、仁科亜希子の娘だったのか。毛並みの良さを表すような燦然たる輝きがあるわけではないけど、「七光りじゃねーの」と抵抗を感じる出来の悪さもない。若干年齢以上の雰囲気が出ている物の、濃さのないおとなしめで、かつ芯の強さを感じるビジュアルに魅力は感じます。P2の表情が魅力的。スタイルがよく分からない部分もあるので、もう少し見てみたい。(80点)
堀北真希が5P(丸谷嘉長)。これは良い。堀北真希もスピリッツの連作では出来が上がったり、下がったり、シャープさが出たり、なくなったりと振れが激しい部分がありました。ですが、ここ最近は仕事の充実からか、シャープさが前面に出て非常に状態が良くなっている。笑顔、という表情はないものの、優しい表情も交えつつ、全体に見せるクールな雰囲気は本人の持つ強さ、格好良さを感じます。どのページもお薦めできる。次の安倍麻美を除けて8Pグラビアだったら100点つけても良かった。(95点)
その他は軽く。センターに安倍麻美3P(宮澤正明)、ビジュアルの出来が明らかに下がっている。これではだめだろう。巻末に梨花が4P(YOKO TAKAHASHI)。梨花というところで興味がわかない部分もありますが、スタイルの綺麗さはさすが、と思わせる出来です。P2、P3見開きの髪を下ろした感じがフェミニンで良い。岡元あつこが3P(堀内秀明)。
あと、巻末の「ケータイプレイボーイ」に愛川ゆず季が8P、でも携帯の記事と愛川ゆず季の年齢(+雰囲気)は合わないように思える。巻頭に浅田真央が載っていますが、ちょっとおばさんくさいのが…。ちなみに、巻頭は南海キャンディーズしずちゃんの袋とじ、記事でも石原さとみと3人で対談しています。

SPA! 2005 12.6

小阪由佳が6P(松田忠雄)、グラビアン魂枠。今回は「小阪由佳女性誌モデルも似合う!」というコンセプトを狙っている、と対談にはありますが、基本的にビキニばかりでそんな雰囲気は全然出ていない。強いてあげるならP1の美脚ローアングルくらいというところが中途半端だな。衣装クレジットをつけている部分はちょっとだけ女性誌的ですが、ほとんど「水着/スタイリスト私物」ってクレジットばかりなので、その辺もあまり効果がない…。セクシー路線でも、ヤンマガ系とはちょっと違う表情付けなのが、少し面白いくらいかなあ。(75点)
その他、表紙は釈由美子、今週の顔に内山理名