デパートも週休をなどなどーーー

 以前はデパートも週1度休みの日があった。その日は次の催事の用意などに使われ光熱費の節約にもなった。これをサービス低下と客は文句をいうだろうか。
 東芝原発事業の目論見が裏目に出て巨額の債務超過の恐れで株主は騒いでいる。
 ネット販売の配達で現場の作業員から悲鳴があがっている。再配達依頼を有料にしたりして利用者も協力すべきだ。
 見せば色々の制度や企業の体質に疲労が見られる。誰もが身辺の再点検をすべきだ。

東京五輪反対派の声

五輪はスポーツマンの祭典でなく最早政治的なゲームとなったという意見がある。開催から派生する色々な問題もある。テロ防止対策を大義名分に市民監視が強化されようとしている。「五輪は嫌」という声が上げにくくなって賛成のみで固まる気味悪さから開催反対という声にホッとするのは私だけではないようだ。

トランプ騒動でまず確認は安全保障の確保

 米国の核の傘のもとで安全保障を維持する事が今後も可能なのかを確認することが緊急の必要。若し、不可能とあれば、新たな対応を検討しなければならない。その他の経済活動は、トランプ氏の出方をみての上で対応すればよい。
 年明けから対応不能だらけの世情で「稀勢の里初場所優勝」は恰好の清涼剤となった。   

お先真っ暗の年明け

元旦、日の出を拝みました。小学生の頃富士登山の折以来の経験でした。トランプ米大統領の出現で、世界の動きは万事予測つかず、政治、経済、安全保障、全てに右往左往の年になりそうです。昨年は天災、地変連続の年でしたが、今年はどんな1年になることやら、不安だらけの年の明けです。

カジノ法案は絶体不可

政府自民は今国会で成立を目論んでいるが、これは断固阻止しなければならない。安倍首相も賛同の意向らしいが、ことの重大さを認識していないのか?首謀者の自民総務会長は、「観光及び地域経済の振興に寄与するとともに財政の改善に資する」と言っているが、そんな次元のことではない。はっきり言えば、これは「公が博打の胴元になる」ということだ。世界の我が国に抱くイメージは「自然の美しさ、古い文化の豊かさとそれを守る国民性」などだ。儲かればいい、大切な伝統文化など無視して、実現の為には合法化で切り抜ける。提案者の意識にもどさくさに紛れて早く手を打つという後ろめたさを感じる。この際拙速はさけ、じっくりと広く国民の意向を問うべきだ。カジノの解禁で種々起こる弊害などの問題などは些末なこと、それより重大なのは我が国のイメージダウンだ。当面は、与党内で、公明党がブレーキをかけることが期待されるが、へっぴり腰でどうも覚束ない。公明党はこの際断固反対して、広く国民の賛否を問う提案する位の決心をしてほしい。政府もことの重大さを認識しないと命取りのきっかけになるかもしれないぞ!

高齢者の運転事故対策に思い切った対策を即刻とれ

 高齢者の運転の事故が増える一方でその犠牲者が毎日のように報道されている。小生は、2015年12月16日の小欄で高齢者の運転免許を厳しくする提案をしたが、行政の対処は緩慢で、その後も事故は増えるばかり。そこで再度自論を述べ、速やかな思い切った対策を要求する。
人間の寿命は伸びても知力体力の衰えは反比例して進む。高齢者の起こす事故は物損に止まらず貴重な人命を奪う。これを防止するには免許の条件を厳しくするしかない。運転免許の資格は75歳を限度としそれ以上の年齢者には、適性の能力と免許の必要性を厳密に調べ、許可する。しかも事故を起こせば直ちに免許は取り消しとする。この措置を即刻施行する。何事にも役所のやることは緩慢過ぎる。小生は事故多発の最大責任は行政にあると思う。この他、代替の交通手段など役所の打つべき対策はまだまだあるはずだ。

サラリーマン受難の時代

 若い電通社員の自殺が勤務の過労によるとする行政の判定が出て司直の捜査を受け、電通にとどまらず、企業に社員の勤務実態の見直しが求められている。電通には、70年以前頃、当時の吉田社長が打ち出した「鬼十則」なる社是があって、今も仕事の基本となっている。その中身は、仕事に向かう行動規範としての伝統になっているが、その第五項「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂まではー。」第六項「周囲を引きずり回せ、引きずるのとひきずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる」とある。これだけ見ると、イスラム過激派のことかと思いたくなる。70年前の勤務規範がそのままというのも些か疑問だが、この金科玉条が今も社内に浸透していて、おかしいという声は上がらないのか、今日は携帯電話で何処にいても捕まえられる、人員抑制で所定の勤務時間ではこなせない仕事を与えられる、結果、闇勤務に追い込まれていく、というのが痛ましい行動の引き金になっていったのだろう。弓に例えれば、引き絞った弦は何時かきれてしまう。70年前を振り返れば、仕事はきつくても勤務の合間に弓の弦を緩めることができた。都心の映画館の午後、まばらの椅子席で茶封筒を抱えて眠り込んでいるサラリーマン風情をよく見掛けたものだ。ITだかATだかしらないが、きちきちの勤務に多少の逃げ場を認めるのも労務管理の知恵ではないかと思うが如何?