DTCP-IPのiPhone/iPad対応は『家電業界のポツダム宣言受諾』やぁ〜
いちおう前の記事の続き。
なにが起きているのか?
ちかごろDTCP-IP関連が盛り上がっている。
たとえばnasneのiPhone/iPad対応
ユーザにとっては待望の機能。
だけどちょっと待ってよ。
このニュースはたんなる朗報なのか?
見方を変えれば、ソニー・パナソニックを枢軸とする日本の家電メーカーが、
アップル・サムソンの米韓連合の圧倒的なマインドシェアに無条件降伏した『家電のポツダム宣言』と呼ぶべき一大事では!?
2012年、デジタル三種の神器ことテレビ・レコーダー・デジカメの出荷額がガツ〜ンと減った。
ニーズがスマホ・タブレットに飲み込まれちゃったからね。
拠り所の国内市場が崩れ落ちた結果、虎の子のDTCP-IPをiPhone&Galaxyに開放し、
大手電機メーカーはアップル様の周辺機器メーカーとして糊口をしのぐ道を選んだというワケだ。
次の記事では、これまでのテレビ・レコーダー業界の歩みを振り返ってみよう。
そして日本の電機業界・テレビ業界に起きていることを構造化して考えてみたい。
今回の出来事を『家電のポツダム宣言』と呼ぶのが決しておおげさじゃないことを分かってもらえると思う。
「事実をして語らしめる」ってやつだ。
でも新聞記者じゃないから勝手な推測も含まれているし、気になった点はぜひコメントしてほしい。
忙しいヒトのための結論
- 落ちぶれたソニー・パナソニックはアップルの子分に甘んじた
- 元凶はアタマの悪いテレビ局
- 心配なのはお金じゃない。文化だよ!