読売新聞ニュースより
厳しい経営・JR四国、今秋29駅を無人化
2010年6月30日(水)9時6分配信 読売新聞JR四国は、社員か契約社員の駅員を置いている80駅のうち、29駅を10月1日までに無人化すると発表した。
高知県内は豊永、土佐久礼など6駅。土日、祝日の高速道料金割引や景気悪化による鉄道収入減少による業務見直しの一環で、同社は「利用者に不便をかけるが、厳しい状況を理解してほしい」としている。
同社によると、経営状況から駅を無人化するのは初めて。駅窓口での定期券や新幹線、特急乗車券などの販売業務を取りやめる。
駅員がいなくなるのは徳島が12駅、香川、高知が各6駅、愛媛が5駅。切符、定期券の販売額が1日平均10万円以下の駅などが対象となり、14駅は9月1日に、残る15駅は10月1日にそれぞれ無人にする。
同社によると、運賃や定期券などの鉄道運輸収入は、2009年度の229億円から、今年度は213億円に落ち込むと試算。無人化で年間5000万円程度の経費削減を見込んでいる。
無人駅になるのは以下の通り。
◇香川▽造田、讃岐津田、讃岐白鳥◇愛媛▽大西、三津浜◇徳島▽府中、牛島、学、阿波中島、桑野、由岐◇高知▽豊永、西佐川、多ノ郷(以上9月1日)
◇香川▽鴨川、本山、豊浜◇愛媛▽伊予土居、菊間、伊予長浜◇徳島▽二軒屋、阿波川島、阿波山川、阿波加茂、大歩危、中田◇高知▽斗賀野、土佐久礼、江川崎(以上10月1日)
「社員か契約社員を置いている80駅のうち29駅」ということは、4割近いということか。四国の失業率が上がってしまう。
朝日新聞の記事は以下。
JR県内6駅無人化
2010年06月22日JR四国(本社・高松市)は21日、管内の計29駅を9月1日と10月1日に無人化すると発表した。高速道路の料金割引や長引く不況で厳しい経営状況が続いているため。今回の無人化による経費削減額は年間約5千万円を見込んでいる。同社が駅の無人化に踏み切るのは19年ぶりという。
無人化する駅は1日あたりの運輸収入が10万円以下のところで、県別でみると徳島12駅、香川6駅、愛媛5駅、高知6駅。これら29駅のうち、1日平均乗客数(2008年度)が最も少ないのは江川崎駅(高知県四万十市)で27人、最も多いのが三津浜駅(松山市)で585人。
今回の無人化で、同社管内全257駅のうち、194駅が無人となる。
無人駅になっても自動券売機は置かれるが、新幹線の切符や定期券は販売されなくなるため、近くの有人駅などに行かなければならなくなる。無人化される29駅の駅員は全員1年契約の契約社員で、契約満了後、契約更新をしない方針という。
同社の吉良次雄営業部長は「お客様にご迷惑をおかけする施策で大変心苦しいが、非常に苦しい経営状況で、よくここまで我慢していたなと思う」と述べた。一部の路線で28日から実施される高速道路の無料化を懸念し、「影響によっては次の施策を考えざるを得ない」とも話した。
■無人化実施駅一覧■
県名 9月1日実施駅名 10月1日実施駅名
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徳島 府中、牛島、学、阿波中島、 二軒屋、阿波川島、阿波山川、
桑野、由岐 阿波加茂、大歩危、中田
高知 豊永、西佐川、多ノ郷 斗賀野、土佐久礼、江川崎