2011-06-03
■[book]部首の話2
京大の阿辻哲次氏の著作で、1は雑誌「しにか」に連載、2は書き下ろし。時としては興味深い個所もあるのだが、1つについて4ページとページ数が決まっているため、総じて物足りなさが残る。
物足りないという例えば「韋」がなめしがわの意味となったことを、あっさりと「仮借」による、としているが、これは一つの意見であって、必ずしも定説ではない(例えば藤堂明保は別の説を立てている)。漢字と関係のないところに話が飛ぶのも、記述の密度を薄めている。
そういえば、有名中学校の入試で、「出」の部首を問う出題があった、という記述がある(正解は「かんにょう」)。本当にそんな問題を出したとしたら、まさしく愚かとしか言いようがない。筆順を問う問題も出るようだが、それも私はばかばかしいと思う。
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