ビッグデータの衝撃

ビッグデータ」という言葉は、日本ではどうも野村総研がはやらせようとしているようだ。私が読んだビッグデータ関連本はすべて、著者が野村総研関係者。これは偶然ではないだろう。
本書もビジネス利用を中心としたビッグデータ本。イーベイ、ジンガ、セントリカ、カタリナマーケティングなどの事例が出てくる。プライバシー問題についてもそれなりに詳しく、第6章をまるまる費やして記述しているところは特徴と言えるかもしれない。
ビッグデータの衝撃――巨大なデータが戦略を決める

教養としてのゲーム史

いわゆるコンピュータゲームの歴史をコンパクトにまとめたもの。私はあまりこの分野に明るくないので、知らないゲームの名前が出てきてちょっと困った。ポン、ブロック崩し、インベーダ、ゼビウスくらいまでは友人と付き合って多少遊んだことがあるのだが、家にはファミコンもなかったし、今はWiiを買ってあるけど、ソフトはWiifitだけ(笑)。シミュレーションは現実をクソゲーにする(p.152)というのは、前にも書いたが、まったくその通りだよ。
教養としてのゲーム史 (ちくま新書)